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2025.05.08
陸上競技

[陸上競技] 重圧はねのけ、400mHでパリ五輪代表・小川大輝が2位!!「自分と向き合いながら」/第40回静岡国際陸上競技大会

第40回静岡国際陸上競技大会

2025年5月3日(土)

静岡・小笠山総合運動公園エコパスタジアム


GP Men 400mHタイムレース決勝


1組

7着 総合18位 栁田聖人 50"63


3組

2着 総合2位 小川大輝 49"08

6着 総合20位 下田隼人 50"91



 3日に小笠山総合運動公園エコパスタジアムで第40回静岡国際陸上競技大会(以下、静岡国際)が行われた。恵まれたグラウンドコンディションの中、日本のトップ選手が集うこの大会の400mHには小川大輝(ラ4=豊橋南)、栁田聖人(法3=農大二)、下田隼人(健2=豊川)の3名が登場。小川がオリンピアンの意地を見せ、2位に輝いた。




 グランプリ男子400mH。東洋大からは前週に行われた2025日本学生個人陸上選手権大会(以下、学生個人)からの連戦となった小川、栁田、下田が出場した。


 1組には栁田が出場。「まだ調子が上がりきっていなかった」というなか、攻めた走りで序盤から飛ばし、最後まで粘り強く走り抜いた。目指した自己ベストには届かなかったものの、連戦の中で着実に収穫を得ながら進んでいる。



 3組には小川と下田が出場。最もいい自己記録を持つ選手が集まるこの組には、昨年のパリ五輪で小川とともに日本代表として戦った豊田兼(トヨタ自動車)も入り、ハイレベルなレースとなった。


 豊田と隣のレーンとなった下田。内レーンから豊田の猛追を受けたことで「全部崩れてしまって自分のレースができなかった」と悔しさをにじませる。「緊張しすぎて体が硬くなってしまった」とトップ選手と走る難しさを実感したレースとなったが、この経験はこれから彼がさらに上のレベルで戦っていくために、必ずいきてくるはずだ。




 そして、その豊田に続いたのが昨年、豊田とともにパリ五輪に出場した小川だった。

 足の痙攣から思うような走りができなかった前週の学生個人。この日も「不安があった」というが、その不安を払拭するようなレースになった。豊田が飛ばし、他選手を圧倒するなかで、小川も内レーンから追い上げくらいつく。先行こそ許したものの、49秒08の好タイムでのフィニッシュ。自身も手応えを語った。


 「今までと違うプレッシャーを感じることもあるけど、誰もが通る道だと思う」。オリンピアンという肩書きはときに彼に重圧もかけるが、向き合う覚悟はできている。


 世界を経験した小川は、今年も東京世界陸上を目指す。再び東京の地で世界に挑む日はきっとくる。





◼︎小川大輝

ーーレースを振り返って

 1週間前に足の痙攣があって、その不安はあったんですけど、落ち着いたレースができて、結果も49秒08といいタイムが出せたのでよかったです。


ーー痙攣というのは学生個人のとき?

 そうです。それが残っている感じがしていて、不安でした。


ーー今日のコンディションは

 アップの時に結構体が動く感じはしていて、上手くいけば世界陸上の標準も突破できるんじゃないかなと思っていたんですけど、向かい風があって、このタイムになりました。


ーー五輪出場後、心境の変化は

 今までと違ったプレッシャーを感じることはあるんですけど、誰もが通る道だと思うので。自分としっかり向き合いながら、メンタルの面も調整してこれからも頑張っていきたいと思います。


ーー次に向けて

 どれだけ疲労を抜きながらいい練習ができるかの勝負になると思うので、頑張っていきたいと思います。



◼︎下田隼人

ーーレースを振り返って

 スタート前は1番外のレーンというのもあって、自分のレースに集中しようと思ったんですけど、4台目、5台目あたりで内レーンから五輪代表の豊田さんが来て、それで全部崩れてしまって自分のレースができなかったなという感じでした。


ーー豊田選手の隣レーンだったことは、やはり影響も大きかったか

 プレッシャーがかかって、緊張しすぎて体が硬くなってしまいました。


ーー目標としていたのは

 入賞かつ49秒台。50秒の壁をもう一度切るということを目標に出たんですけど、あまり上手くいかなくて悔しい結果になってしまいました。


ーー冬季に強化してきたこと

 とくに大きなけがもなく、みんなと同じ練習をしてこれたんですけど、今のところ実ってないので。とにかくけがなくできたことは良かったと思います。


ーー関東インカレに向けて

 しっかり49秒台にのせて、メダルを取れたらいいなと思います。



◼︎栁田聖人

ーーレースを振り返って

 コンディションは良かったので自己ベストを目指して走ったんですけど、まだ調子が上がりきっていなくて。少し残念な結果になりました。


ーー学生個人からの連戦となったが

 冬季にけがをしていて、学生個人は不安な部分も大きかったんですけど、そこそこ走れたのでこの静岡国際で自己ベストあたり狙えるかなと思っていたんですけど、ちょっと足りなかったです。


ーー関東インカレに向けて

 決勝で自己ベストを出せるように頑張ります。



TEXT・PHOTO=近藤結希

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