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同じく2部の拓殖大との対戦。昨シーズン1部リーグの拓殖大は、今シーズン1部へ返り咲こうと気合いに満ちていることには間違いない。また、秋から始まるリーグ戦でも戦う相手だ。秋のリーグ戦に向けても、絶対に勝ちきりたいこの一戦、東洋大は、54-55の1点差で逆転負けで終わった。
◯ 第74回関東大学バスケットボール選手権大会(スプリングトーナメント)4回戦
会場:駒沢オリンピック公園総合運動場 屋内球技場
日時:2025.04.30 16:00 TIP-OFF
対戦相手:拓殖大学
《試合結果》
東洋大学 13 12 10 20| 55
拓殖大学 19 14 15 6| 54
【スターティングファイブ】
#11 大髙琉翔(済2=能代科学技術)
#25 ヌンビマトゥンガマイク(スポ3=福岡第一)
#13 清水拳(済4=東山)
#31 佐藤晴野(スポ2=東海大菅生)
#27 佐々木快吏(済4=開志国際)
試合開始後、相手に先制点を決められる。その後、ヌンビマトゥンガマイク(スポ3=福岡第一)が得点を決め、巻き返しをはかる。均衡状態が続く中、佐藤晴野(スポ2=東海大菅生)が決めると、続けて大髙琉翔(済2=能代科学技術)も決める。キャプテン佐々木の3ポイントが決まり、残り2分40秒てま同点10-10。ヌンビマトゥンガマイクのゴール下での活躍もあり、1Q19-13でリード。2Q、ルーキー蓑原歩(済1=鳥取城北)のバックパスから工藤 寧朗(済1=浜松開誠館)が得点し、ルーキーの連携プレーもあり、5点に差を広げる。前半、34-25と9点リードで後半へ。
続く3Q、キャプテン清水拳(済4=東山)の強度なディフェンスで相手にシュートチャンスを与えない。さらに、山下大志(済=2中部第一)のプレッシャーディフェンスでその差を13点に離す。そのまま勝ち切りたい、東洋大の続く4クォーター。ディフェンスに加えて、積極的にリバウンドをとり続ける。しかし、タイムアウト中には、50-37 リードの展開でも、監督からは「勝ちたいのか!」との厳しい声が飛ぶ。
苦しい状況でもスポーツマンシップを忘れない姿
その後、相手のペースにのまれ、残り3分半でファールを使い切り8点差にまで詰め寄られる。これに対しタイムアウトとると、流れを巻き返し、山下が得点。残り2分をきり、54-48とリードするも、相手に立て続けてに得点を許し、残り36.3秒、54-55で1点差を追う展開に追い込まれる。キャプテン清水は、最後まで諦めずに、ルーズボールに対応し、その後、最後までうちきるもわずかに届かなかった。
毎度恒例の応炎
〈主なスタッツ〉
ヌンビマトゥンガマイク16pts | 15REB
清水拳13pts | 5REB
TEXT=工藤空 PHOTO=鈴木真央、山本華子