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第78回関東大学ボクシングリーグ戦 第2週
5月24日(土) 後楽園ホール
◯東洋大7ー0慶大●
【F】◯好浦(WO)●
【B】◯小池(ABD:R1 1’58)小川●
【Fe】◯大園(RSC:R2 0’47)勝田●
【L】◯仁平(RSC:R2 0’27)眞宅●
【LW】◯長瀬(RSC:R2 0’43)櫻井●
【W】◯ 村林(WO)●
【LM】◯秋元(RSC:R1 2’46)土井●
2部優勝、そして1部昇格を狙う東洋大。主将・古藤(営4=開新)が、日本代表として「タイオープン国際トーナメント」に出場するため不在の中、チームは慶大との対戦に臨んだ。
試合は全階級で勝利を収め、最終スコアは7ー0。うち5試合をRSCやABDによるストップ勝ちで制し、力の差を見せつけた。
小池・鋭いカウンターで1R決着!
大園・チームを勢いづける1勝!
仁平・初出場で堂々のRSC勝利!
勝利を掴んだ7人の集合写真
フライ級では、好浦(営3=西宮香風)が不戦勝で先制点を挙げ、幸先の良いスタートを切る。続くバンタム級・小池(営4=駿台)は、開始早々、力強いパンチが相手に決まる。勢いは止まらず、カウンターパンチが決まり、1ラウンド目でタオルが投げ込まれ、1ラウンド1分58秒で ABD勝ちとなった。
フェザー級には、主将・古藤の不在を受け、代役主将として大園(営4=鹿児島城西)が登場。序盤、勢いよく攻め込む慶大に対し、冷静に距離を測りながら主導権を握り、開始1分で鋭いカウンターを的確にヒットさせた。その後ボディーと顔を巧みに打ち分けて相手を追い込み、2ラウンド47秒でRSC勝ち。主将としての責任を背負いながら、見事な勝利でチームに勢いをもたらした。
ライト級には、リーグ戦初出場の仁平(営2=駿台)が登場。慶大の猛攻にも冷静に対応し、鋭いカウンターを的確にヒット。2ラウンド27秒でRSC勝ちを収め、初出場とは思えない堂々たる戦いぶりで強烈な存在感を放った。続く、ライトウェルター級の長瀬(3=札幌工業)は、長身の相手に臆せず前進。ボディーを丁寧に攻め立て、最後は顔面への鋭いアッパーで試合を決め、2ラウンド43秒でRSC勝利を飾った。
ウェルター級・村林(営2=能登川)が不戦勝で全勝に王手をかけると、ライトミドル級・秋元(営2=青森山田)が最後を締めくくった。階級を1つ上げての挑戦だったが、体格差を感じさせず、俊敏な動きと強烈な連打で1ラウンド2分46秒、RSC勝ちを収めた。
全階級での勝利により、最終スコアは7ー0の完封勝利。今季2連勝を飾り、1部復帰へ弾みをつけた。
■コメント
・仁平選手
初出場だったのでとりあえず東洋の1勝につなげられればいいかなと、判定勝ちでもいいのでとにかく勝とうと思って臨みました。チームのみんなは絶対勝つと分かっていたので、自分の結果で東洋を負けさせたくないのでいつも通り全力を出そうと思いました。次、出られるかは分かりませんが、出られたらまたしっかり勝ちにつなげたいです。
・大園選手
直前の日大と専修大の試合が早く終わり、アップの時間が思ったよりも取れず焦りもありましたが、落ち着いて作戦通りに戦うことができました。相手が思ったより前に出てきたので、戦いながら戦略を変えて流れに乗ることができました。主将の古藤はいつも確実に勝ってくれる存在なので、自分も主将として出場するからには勝ち方にもこだわりたいと思っていたので、RSCで勝って良い流れを作ることができて良かったです。次戦も圧倒的な試合をして、東洋の存在感を見せつけられたら良いなと思います。
[次戦試合予定]
第78回関東大学ボクシングリーグ戦
6月14日(土)vs専修大 後楽園ホール 12:00 試合開始
※関東ボクシング連盟YouTubeチャンネルにてライブ配信が予定されています。
TEXT=鎌形美希 PHOTO=鎌形美希、鈴木真央