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「アミノバイタルⓇ」カップ2025 第14回関東大学サッカートーナメント大会 時之栖スポーツセンターうさぎ島グラウンド
第3回戦 6月20日 vs専修大
《得点者》(アシスト)
37分 髙橋 輝(荒井 涼)
第4回戦 6月22日 vs駒澤大
《PK戦》
1回 山之内 佑成
2回 荒井 涼
3回 田制 裕作
4回 湯之前 匡央
5回 仲野 隼人
6回 上村 倫士
7回 大橋 斗唯
準々決勝 6月24日 vs筑波大
《得点者》(アシスト)
28分 吉田 綺星(内藤 天志)
91分 児平 陽大
「アミノバイタルⓇ」カップ2025 第14回関東大学サッカートーナメント大会(以下、アミノ杯)が6月5日からスタート。東洋大は3回戦目が初戦となり、専修大と対戦。FW髙橋(輝)が前半に得点を挙げ、そのまま1点リードし試合終了。好調な滑り出しを見せた。
続いて迎えた4回戦。駒澤大との一戦は、両者一歩も譲らず後半まで均衡が保たれる。90分を越え、延長戦に入るも試合への熱が冷めず、攻防戦が続き得点は動かずPK戦へ持ち込むと、東洋大の力が光った。観客が固唾(かたず)を飲むシュートの瞬間。最初に登場したの主将山之内(国4=JFAアカデミー)。プレッシャーに負けない強いシュートで確実なゴールを決めると駒大、東洋大と順番が続く。6回目にはGK上村(国4=日本大藤沢)が登場し、会場を沸かせる、上村は緊張した様子を見せるもゴールネット上部へシュートを決めきりチームに歓声が響く。両者丁寧に、着実に得点を決め続けPK戦は最後、7回目まで迎えと、駒大がゴール上に大きく外してしまい、東洋大にビッグチャンスが訪れる。ボールをもち、前に出たのは、大橋(国3=柏Uー18)。気持ちを落ち着かせ、真ん中ににシュート。一度GKに防がれるも跳ね返ったボールがゴールにそのままイン。そのまま東洋大の勝利が確定した。緊張の一戦を終えた選手たちは、見事5年ぶりに総理大臣杯への切符を手にし、アミノ杯への熱量をさらに上げていく。
順調かと思われたアミノ杯。しかし、準々決勝ではライバル筑波大との対戦。先日に行われたリーグ戦では惜しくも、1-1のドローで試合を終えてしまった東洋大。昨年度の試合を振り返っても筑波大相手に勝利を収めたことはなかった。そんな中迎えた今試合。試合開始4分に先制点を奪われ筑波大のボールが続く中でも、東洋大らしくボールを奪いに行きゴールを狙っていくプレーをみせる。そして迎えた28分。センターから右ワイドのDF内藤へパスが回ると、ゴール前の相手選手の間を這(は)うようにロングパスがFW吉田へ。そのままゴールへ押し込み、筑波大と並ぶ1得点を挙げた東洋大。後半は守りを固めつつもチャンスを伺いながら試合を展開。90分を超え、アディショナルタイムでのMF児平が追加点を挙げると1リードし試合が終了。
次節は、5年ぶりの舞台準決勝に立つ選手たち。対戦相手はリーグ戦前期で、一度負けている日体大との対戦。その悔しさを胸に今度こそは勝利を狙う。
5年前は崩さなかった決勝への壁を今年は崩せるのか。選手たちのプレーに期待が集まる。
写真提供=東洋大学体育会男子サッカー部
TEXT=森花菜