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2025.07.11
硬式野球

[硬式野球] 新入生企画①中島賢也投手

この春、東洋大学硬式野球部に、期待のルーキー達が入部した。全国の強豪校で実績を積んできた逸材たちが、いよいよ大学野球の舞台で躍動を始める。そして今回はその中から春季リーグ戦に出場した6名の新入生にインタビューを行った。東洋大学を選んだきっかけや現在の心境、そして4年間で目指すべき目標まで、赤裸々に語ってもらった。

新入生企画1日目


1人目は、中島賢也投手(営1=東洋大姫路)。「強い東洋で野球がしたい」という思いから東洋大学硬式野球部への入部を決意した。常に冷静さを失わず、どんな場面でもバッターに立ち向かっていける強い心を持つ彼に、これまで歩んできた野球人生や、これからの目標について語ってもらった。(取材日=6月4日、聞き手=山本華子)


ーー野球を始めたきっかけは

小学2年生の時に友達からの誘いで体験に行ったことがきっかけです。


ーー東洋大姫路高校時代を振り返って

自分は佐賀から姫路に、関西に来て、慣れないところもあったんですけど、切磋琢磨して技術を高めあえたので、そこが良かったかなと思います。


ーー高校3年間で印象に残っている試合は

高校3年生の夏の県予選大会が一番印象に残っています。高校3年間やってきて最後の大会ということで気持ちが入る大会でもありましたし、最後は甲子園(に行きたい)という思いがあったので、一番気持ちが入った大会かなと思います。


ーー東洋大に入学した決め手は

高校を卒業して、高いレベルの大学で野球をしたいと思っていて、東洋大学さんとも縁があったので、強い東洋で野球がしたいと思って入学しました。


ーー井上監督の印象

野球をものすごく知られていて、自分たちでは考えられなかったことだったり、采配をされていると思います。


ーー東洋大での練習はいかがですか

大学生になって自分の時間が増えて、自分で考えて練習をすることが一番大切だと思うので、先輩からトレーニングの仕方を聞いて、それを取り入れて自分のために何が必要かを考えて練習をしています。


ーーご自身の強みやアピールポイント

どんな場面でも動じずにバッターに向かっていけるところだと思います。


ーー現在特に力をいれて取り組んでいることは

体作りです。他のピッチャーを見ても自分は細身なので、もっと食べて、ウエイト(トレーニング)をして、体を大きくしていきたいと思っています。


ーーチーム内で憧れとしている選手は

島田さん(総4=木更津総合)は実力であったり、取り組み方、考え方が自分とは比べられないくらいなので、まだまだですけど島田さんに追いつけるように頑張っています。


ーー島田さんからどのようなアドバイスをもらった?

島田さんが投手全体を仕切ってくださっていて、一人ひとりに細かくトレーニングの仕方や課題を聞いてくださって、自分が取り組むべきことを明確にしていただけているのでとてもありがたいと思います。


ーー5/23の中大戦で神宮デビューをはたした。七回に登板し無失点で切り抜けましたが、あのマウンドを振り返って

初登板ということもあって少し緊張をしていたんですけど、緊張を言い訳にはできないと思っていて。先輩たちが後ろを守っていて心強かったですし、キャッチャーの方も自分が試合で投げやすいような環境を作ってくれたので、なんとか0点で抑えることができて良かったです。


ーー4年間での目標

大学よりもっと上のレベルで野球をすることを目標にして、東洋大学に入ったので、社会人だったり、プロ野球だったりを目標にして頑張っていきたいです。


◇プロフィール◇

中島賢也(なかしま・けんや)

生年月日/2006・8・12

身長・体重・最高球速/180㌢・82㌔・148km/h

目標とする最高球速/155km/h

地元の魅力/自然豊かなところ、呼子のイカなどおいしいものがたくさんあるところ(佐賀県)

仲の良い選手/1年生のピッチャー陣はみんな仲が良いんですけど、蔵並龍之介(営1=中央学院)とかです。先輩だと冨安海来さん(営3=履正社)、金丸健司さん(営3=上尾)、中村瑠斗さん(営3=拓大紅陵)とかに良くしてもらっています。

TEXT=山本華子

PHOTO=スポトウ硬式野球班