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この春、東洋大学硬式野球部に、期待のルーキー達が入部した。全国の強豪校で実績を積んできた逸材たちが、いよいよ大学野球の舞台で躍動を始める。そして今回はその中から春季リーグ戦に出場した6名の新入生にインタビューを行った。東洋大学を選んだきっかけや現在の心境、そして4年間で目指すべき目標まで、赤裸々に語ってもらった。
新入生企画2日目
本日は木更津総合高校出身の2人です!
左:石澤、右:井上
4人目は、内野手の井上陸選手(総1=木更津総合)。高校3年時には4番打者としてチームを牽引し、6年ぶりとなる夏の甲子園出場に大きく貢献した。183cm・87kgという恵まれた体格を活かした長打力が魅力の井上選手に、これまでの野球人生と今後の目標について話を聞いた。(取材日=6月4日、聞き手=高梨美遼)
ーー野球を始めたきっかけは
お父さんが野球をやっていたのが、始めたきっかけです。
ーー高校時代を振り返って
毎日野球漬けだったので濃い3年間っていうイメージで、自分はもともとピッチャーだったんですけど、そこから野手になって今があるので、いろいろ転機があった高校3年間でした。
ーー高校3年間で印象に残っている試合は
3年の夏の準々決勝の中央学院と試合と、甲子園の初戦の神村戦は印象に残ってます。
ーー東洋大に入学した決め手は
山田さん(総3=木更津総合)とか、秋元さん(済4=木更津総合)とか先輩がたくさん行っていたというのもありますし、一番東洋の人がグランドまできて声をかけてくれたので、見てもらえると思って東洋に決めました。
ーー井上監督の印象
自分からグランドに出て、野手はいろいろ指導とかしてもらえますし、自らノックを打ったりとか、結構練習に関わられているイメージです。
ーー東洋大での練習はいかがですか
周りの大学と比べて練習時間短いですし、自分の時間が多い分、成長する人しない人がはっきりするので、自分の課題であったりとかに自分で向き合える時間が長いのは自主的でいいと思ってます。
ーーご自身の強みやアピールポイント
自分は体が大きい分、バッティングは武器だと思っていますし、遠くに飛ばすことであったりとかはあと4年間、ちゃんと武器にしないといけないと思っています。
ーー現在特に力をいれて取り組んでいることは
バッティングは慣れてきたんですけど、大学生になって守備もちゃんとやらないといけなくて、守備が苦手なのでそこを克服しようと思って、今は守備を頑張ってます。
ーーチーム内で憧れとしている選手は
池田さん(営4=三重)です。
ーーどのようなところを憧れとしている?
勝負強さやここぞの一本ですごく打つイメージで、そういうチャンスの場面で打ちたいので、池田さんを目標にしたいと思っています。
ーー5/22の中大戦。スタメンで神宮デビューを果たした。どんな思いで試合に挑んだか
入替戦はないと決まっていて、監督さんにも使うから準備しろってことは言われていたので、心の準備はできていたつもりだったんですけど、やっぱり緊張しました。でもあそこで一本打てたのはすごく嬉しかったです。
ーー公式戦初ヒットを打った心境は
嬉しかったです。
ーー4年間での目標
プロ野球選手っていう目標があるので、それに近づけるように4年間やるのと、リーグ優勝、日本一というのを同じ仲間と一緒にしたいと思っています。
◇プロフィール◇
井上陸(いのうえ・りく)
生年月日/2006・8・21
身長・体重・最高球速/183cm・87kg
仲のいい選手/熊谷俊乃介(総1=関東第一)、宮下温人(済1=北海)
地元の魅力/田舎なんですけど、都会に比べて空気が澄んでるなと思います。
TEXT=山本華子
PHOTO=スポトウ硬式野球班