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第14日は井戸川ラトレル(総1=国学院栃木)。高校時代、公式戦に出られなかった悔しさをバネに、3年生で花開いた。その経験が、自分の力だけでなく「チームの勝利」にこだわる姿勢を育てた。
進学先に東洋大を選んだのは、憧れの先輩の存在と、上昇気流に乗るチームの雰囲気に惹かれたから。この場所で、自分もチームの力になる──そんな決意が胸にある。
「負けてもいい試合なんてない」。飾らない言葉の奥に、勝利への渇望がにじんでいた──。今は自慢のランスキルにさらに磨きをかけるべく、地道な筋トレにも力を注ぐ。その一歩一歩が、未来の「常勝」へとつながっている。(取材日=5月22日、聞き手=北川未藍)
4年間の目標に「常勝」を掲げた井戸川
ーーラグビーを始めたきっかけは
友達のお父さんから「ラグビーやってみない?」と言われたのがきっかけです。
ーーなぜほかのスポーツではなく、ラグビーに打ち込むことに
最初はサッカーをやっていたのですが、小学生の時に誘われて、中学の頃に初めてみたら楽しかったのでラグビーを続けました。
ーー高校時代を振り返っていかがですか
1、2年生の頃は一度も公式戦に出ることができなかったのですが、3年生ではたくさん出させてもらえるようになったのがいい思い出です。
ーー高校3年間、最も印象に残っている試合は
関東新人大会の準決勝で対戦した東海大相模戦です。(理由は)チームが勝てたというのもあったのですが、自分自身が満足できるプレーをできたからです。
ーー東洋大に入学した決め手は
(生田)旭さんがいるということも決め手になりましたし、チームの雰囲気が明るく(チームの力が)上がってきているからです。ここ数年でほかの大学と比べると結果を残していて、これからもきっと上がっていくチームですし、自分が上げたいなと思って来ました。
ーー福永監督の印象
練習中では真剣ですが、オフの時とのメリハリがしっかりしていて、接しやすい方だと思います。
ーー東洋大での練習はいかがですか
試合形式の練習が多くて、実践的なことを練習できるのがいいところだと思います。トレーニングのほうは高校と比べてしっかりやるので結構きついです。
ーーご自身の強みやアピールポイント
ランスキルです。
ーー現在特に力を入れているポイント
筋トレです。
ーーチーム内で憧れとしている選手は
森山海宇オスティン(総4=目黒学院)さんです。(理由は)入ったときはみんなと同じくらいの力だと聞いていて、大学の4年間で日本代表に選ばれる選手になったところです。チームにも貢献していてみんなにも優しいところが憧れです。
ーールーキーイヤーでの目標
公式戦に出て結果を残したいです。
ーー4年間での目標
公式戦、練習試合関係なく常に勝つことをイメージして、「常勝」という気持ちを持ち続けます。負けてもいい試合などないと思って4年間努力していきたいです。