記事
皆さんお久しぶりです。3年の北川未藍です。
先月は菅平でラグビー部の合宿がありましたね。現地で声をかけてくださったり、差し入れをくださった方もとても多くて感動しました。ありがとうございます。
また、ラグビー部の記事を読んでくださっている皆さんはご存知かと思いますが、最近は寄稿に挑戦しています。
今回はそのことについてつづっていきます。よかったら最後までお付き合いくださいませ。
「この熱い思いを、ここでとどめていいのか」
そう思ったのは、昨年の夏。
リーグ戦開幕前の企画取材を行った時にそう思った。
もっと知ってほしいチームの熱量があるのに、注目されるべき熱いエピソードがあるのに、スポットライトが当たりにくいのはもったいない。
もちろん、スポーツ東洋で記事にすることはできる。けれど、学内にとどめてしまっていいのだろうか。もっと広く、もっと多くの人に、知ってもらいたい。
そんな思いから、「自分がメディアに寄稿しよう」と新たな挑戦に踏み出した。
避暑地でも暑い
最初に目指したのは、J SPORTSへの寄稿だった。しかし、いざ問い合わせをしようと思ったらお客様センターしかなく、取材時は現場の方と持ち場が異なる。コラムを管理されている方につないでもらうことは厳しく、一度は諦めかけた。
それでも「寄稿する」という気持ちだけは手放さなかった。次に向かったのは、ラグビーマガジンが運営しているWebメディアのラグビーリパブリック。
メールで思いを伝え、打ち合わせを経た末に、ついに寄稿を実現することができた。そこで出会った記者の方が、最終的にJ SPORTSへとつなげてくださったのだ。
JSPORTSのコラムを管理されている方との打ち合わせの中で、「いろいろなメディアが対抗戦に注目する中で、リーグ戦を盛り上げられるのはあなただよ」と言われたときは、思わず背筋が伸びる思いだった。
こうして迎えた寄稿用の取材現場で、大きな気づきを得た。それは、「誰にでもドラマがある」ということ。
スター選手だけでなく、控えの選手やスタッフにも、それぞれのドラマがある。小さな声やこぼれた一言にこそ、チームの本質や本人の本音が映ることもある。その瞬間をどうすくい取り、どう届けるか。それが記者としての腕の見せどころだと感じた。
そしてもう一つ、考えさせられたのは「学生記者にしかできないこと」についてだ。多くの大学新聞が掲げるテーマであり、私たちも同じテーマを持って活動している。
この学生新聞にしかできないこととは何だろう。ただ自分の大学に寄せた記事を書くことだけが学生新聞にできることではない。
私たちは毎試合取材に向かい、選手やチームに対してまっすぐ熱意を伝えている。だからこそ企画取材にも応じてもらえるし、時には他のメディアよりも深く切り込むことができる。距離が近いからこそ拾える声があり、その関係性の中で「愛のある記事」を届けられるのだと感じる。
だから、見逃してもいい瞬間なんてない。
公式戦でのプレーだけでなく、仲間を励ます声、下位チームの試合、練習中や練習後の動きまで。
7月にラグビーリパブリックに寄稿した中山二千翔の記事なんかもそうだ。
彼がけがから復帰した試合はジュニア選手権だった。Bチームの試合ではあるが、記事を書き、インタビューを行っていたことでその場での活躍やその後の大学選手権へのつながりが見れた。他のメディアは知り得なかったことを記事に反映できたと感じる。
菅平合宿最終日のBBQにも参加
新しいことに挑戦してみること。
それは容易にできることではない。けれど、何かに挑戦してみたいけど、踏み出せていない。そんな人は、このコラムを読んだらぜひ挑戦してみてほしい。
踏み出してみないと見ることができない景色もあるし、そこで得られたものは何よりの財産になるから。
新幹線に乗っている間、到着するまでに書き上げたい!と急いで執筆したため拙くなってしまいましたが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!