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2025.09.05
相撲

[相撲]ルーキー仲野と福原が準V!インカレに向け躍進

第50回全国学生相撲個人体重別選手権大会

8月31日(日) 靖国神社相撲場


100kg未満級→ベスト8✨

山岸 力(健3=高岡向陵)

◯1回戦(寄切)

●2回戦


125kg未満級

國次 晃輔(文2=飛龍)→ベスト8✨

◯1回戦(寄切)

●2回戦


135kg未満級

福原 丈一郎(文1=南宇和)→準優勝✨

◯1回戦(寄倒)

◯2回戦(寄切)

◯準決勝(突落)

●決勝戦


無差別級

仲野 奏人(法1=東洋大牛久)→準優勝✨

◯1回戦(引落)

◯2回戦(押出)

◯準決勝(叩込)

●決勝戦


山下 昇(文4=明徳義塾)

●1回戦


 8月31日、靖国神社相撲場にて行われた第50回全国学生相撲個人体重別選手権大会。全国各地から実力者が集結し力と技を競い合うこの大会に、東洋大からは5名の選手がエントリー。その中で135kg未満級の福原丈一郎(文1=南宇和)と無差別級の仲野奏人(法1=東洋大牛久)の1年生2名が決勝トーナメントに進出し、いずれも準優勝に輝いた。また、100kg未満級の山岸力(健3=高岡向陵)、125kg未満級の國次晃輔(文2=飛龍)がベスト8入りを果たした。


 

 135kg未満級に出場した福原。「毎回試合をこなしていくごとに自分の成長を感じる」と語るように、1回戦から圧倒的な相撲を展開する。準決勝では集中を切らさず力強い押しで相手を追い込み、突き落としで勝利をおさめた。続く決勝では立ち合い後、攻勢を強め前進。堂々と渡り合ったが、最後は押し出しで惜敗し優勝を逃した。この結果に対して福原は「優勝したかったが、あと一歩届かなかった。練習不足を感じた」と冷静に試合を振り返り、「チームに貢献できるような選手になりたい」と今後のさらなる活躍を誓った。

 一方、無差別級の仲野は「優勝を目標に」と意気込み、初戦からひるむことなく安定した取り口で勝ち進む。準決勝では先手を取り果敢に攻めの姿勢をみせ、相手を一方的に追い込んだのち、タイミングよくはたき込み決勝戦へと駒を進めた。今大会の目標は「日頃からお世話になっている方々への恩返し」。準決勝取り組み後、仲野は安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 迎えた決勝戦の相手は杉本(日体大)。突き合い後、体が土俵際へと開かれ押し出しに屈してしまう。無念の敗戦という結果に「2位じゃ意味がない。優勝しないと喜んでいられない」。と悔しさを口にしながらも、強気な姿勢を崩さない仲野。「日々の練習の成果は出せた」とこれまでの努力を振り返る。

 今大会で得た経験は11月に控える全国学生選手権(インカレ)に向けての大きな糧となる。また、1年生にとって初の土俵となるインカレ。自らの課題を再確認し、飛躍に向け努力を重ねる姿勢を崩さない東洋大相撲部の若き力に目が離せない。



TEXT=覺本千莉

PHOTO=鎌形美希、森花菜、覺本千莉、吉田妃莉



◼️コメント

・仲野奏人(法1=東洋大牛久)


ーー大会を終えて

日々の練習の成果が出たのかなと思う内容でした。でもまだ2位じゃダメなので。1位じゃないと意味がないので、2位で喜んでたらダメだなと思ったので、優勝するよう頑張りたいと思います。


ーー今大会に向けて立てた目標とかはありましたか?

日頃から色んな人にお世話になってるので、その人たちにお恩返しするつもりでいい優勝するっていう目標にしてました。


ーーインカレに向けてクリアしてきたい課題とか何かありましたりしますか?

もう率直に言えば、もう優勝ですね。団体個人優勝っていう、団体だったらもう優勝する為の(部活の)一員として頑張って行きたいっていう気持ちです。


ーー練習の中で強化して行きたい点

やっぱ僕突きを、突きが得意なので、その突きをもっとトップ選手並みの突きをもっとやっていきたいなと思います。


ーー大学の大会と今までの大会と違う点

気が楽ですね、1年生なので。高校の時とかはもう先輩になるにつれてだんだん負けちゃいけないっていう気持ちが強かったので逆に僕はこう、気負いしない方が強いのかっていうのが気づきました。


ーー何か先輩との関係性でこうライバル意識とかってあったりはするんですか

悔しいですけど、みんないい先輩なので。でもこの土俵の中ではライバルと思ってやります。土俵の外ではもう敬意を欠かないように。先輩と共によりコミュニケーションを取ってやっているので。先輩や先生がいたから僕が居るとおもってます。


4年間の目標は

ーー大会で結果を残して全日本選手権への出場権を獲得したい。全日本選手権は一流しか出れない大会で、その大会で優勝したい。それが僕の目標です。先生方や先輩方をしっかりこうお世話になってるんで、その為にも感謝する気持ちを持って日々、練習、そして生活、勉強も頑張って行きたいと考えてます。


・福原 丈一郎(文1=南宇和)


ーー大会を終えた率直な感想

優勝したかったんですけど、またあと一歩届かなかったので、練習不足かなっていうのが感じました。


ーーこの練習不足っていうのは何かこう課題があった

そうですね。課題が自分たくさんあるんですけど、それをまだ全てを直しきることができなかったかなっていうのがありました。


ーー何かこう特にクリアしていきたい課題は

自分は四つ相撲が得意なんですけど、なかなか立ち合いから自分のその四つ相撲になれないっていうのがすごい課題でした。ちょっとまだ直ってないかなっていうのがありました。


ーー今大会から通して何か新たに発見したこととかはありました?

いつも四つ(相撲)が自分の相撲の中のメインだったんですが、四つ(相撲)になれなかった時の自分の新たな武器っていうのを少しずつ何か見つけることができていってるので、これからどんどん練習して見つけていって作って、インカレで活躍できるように頑張りたいなと思います。


ーー大学と今までの大会の違いは

自分高校の時にあまり団体戦や大きい大会ってなかなか参加してなかったので、やっぱり大学に入って、団体戦とかやっていく中ですごい楽しい。毎回毎回試合こなしていくことにその自分の成長っていうのを感じる事ができたと思う。


ーー最後に今後の目標だけお願いいたします。しっかりと、そのチームに貢献できるような選手になりたいなと思います。