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FINAスイミングワールドカップ2015 東京大会
10月29日(木) 東京辰巳国際水泳場
(2日目・予選)
◆女子100m自由形
5組
5着 宮本 56'74
6組
2着 内田 55'47
→全体5位で決勝進出
◆男子200m自由形
5組
3着 天井 1'51"39
◆女子50m平泳ぎ
2組
4着 金指 32'33
◆男子100m平泳ぎ
7組
6着 山口 1'03"46
◆男子100mバタフライ
5組
4着 三好 53'93
◆女子400m自由形
3組
2着 露内 4'15"24
→全体4位で決勝進出
4着 宮本 4'16"19
→全体8位で決勝進出
7着 菊池 4'21"28
5組
2着 地田 4'15"67
→全体5位で決勝進出
◆女子200m平泳ぎ
4組
2着 青木 2'28"19
→全体8位で決勝進出
5着 金指 2'29"90
◆女子50mバタフライ
6組
1着 内田 26'85
→全体1位で決勝進出
◆女子400m個人メドレー
1組
4着 菊池 4'57"38
(2日目・決勝)
◆女子100m自由形
2位 内田 54'24
◆女子400m自由形
5位 地田 4'14"38
7位 露内 4'15"99
8位 宮本 4'17"11
◆女子200m平泳ぎ
8位 青木 2'29"07
◆女子50mバタフライ
2位 内田 26'23
(2日目・タイムレース決勝)
◆女子400m個人メドレー
7位 露内 4'45"81
惜しくも優勝を逃した内田
ハードなスケジュールをこなした露内
ワールドカップ最終日、内田(営3=関東学園大附)が女子50mバタフライ、女子100m自由形で表彰台に上った。
両種目ともに、注目の中学生スイマー・池江(ルネサンス亀戸)に優勝を奪われ惜しくも2位となった内田。表彰後のインタビューでは「すごく楽しかった」と言う一方で、50mバタフライに関しては、「一番優勝を狙えるレースなので優勝することを頭において泳いだが、自己ベストにも届かなかった」と悔しさをにじませた。
初日には女子50m自由形で日本新記録を樹立するも「タイム的には良かったが、納得のいく泳ぎではなかった」と自分の泳ぎにはまだまだ満足していない。来年4月に行われるオリンピック選考会で結果を出すために、内田の長く厳しい練習が始まる。
着々と実力をつけてきている露内(国2=京都外大西)は、女子400m自由形、女子400m個人メドレーともに決勝に残った。「400m自由形のあとに400m個人メドレーがあって最初からきついのはわかっていた」。泳ぎ込みの時期のため調整せずに臨んだレースだったが、だからこそ攻めのレースを展開した露内。今大会のきついスケジュールの中でのレース経験を生かして、今後は本命の400m個人メドレーに特に力を入れて練習に取り組んでいく。
強化期間の中での今大会は、結果を求めるだけでなく自分のタイムとの戦いでもあった。結果はあまり振るわなかったものの、レベルの高い選手が集まる国際大会で自分の今後の課題を見つけることができた選手も多いだろう。冬の長い練習期間を経て、4月にどのような成長を見せてくれるかが楽しみだ。
・青木(営3=武蔵野)
調子が良かったのでベストタイムを狙っていたが、うまく決勝でタイムを上げることができなかった。やっぱり強い選手は決勝でタイムを上げてくるが、自分の場合は落としてしまっているのでそこがまだまだ足りないと思う。持久的な練習を結構やっていたので200mはいけると思っていたが、緊張して力が出せなかった。(今大会の自分の評価は)点数でいうと30点。
・内田(営3=関東学園大附)
(100m自由形について)練習を積んでいる時期での記録だったのでまあまあの結果だと思う。納得いく泳ぎではなかったがタイム的には良かった。来年の4月のオリンピック選考会で個人で派遣記録を突破するために今ウエイトトレーニングなどを行っているので、その成果を4月に見せられたらいいなと思う。
・宮本(法3=九州学院)
2日間とも決勝に残れたけど、チャンスを生かすことができなかった。後半巻き返そうと思ったが思う通りにできなかったし、力んでしまったのか、すごいきつかった。全然満足できなかった。ここでこのタイムをしっかり受け止めて、まだまだ足りないと思うので詰めていきたい。
・露内(国2=京都外大西)
今回は400m自由形のあとに400m個人メドレーがあって、すごいきついって最初から分かってたので、積極的に攻めるレースをして4月の本番につなげられるような泳ぎをしたいと思った。(400m自由形は)予選は前半の方がよくて、決勝は後半の方が良かった。レースプラン的には前半攻めるって決めていたので、その部分では矛盾してしまっていて良くなかった。いつもは決勝の方がタイムを上げやすいが、今回は自分の気持ちをもっと強くもつべきだった。今回のワールドカップは全く調整せずに泳ぎこんだ中でのレースだったので、実際体はすごくきつかった。でもその中でベストに近いタイムで泳ぐことができればそれだけ自信にもなると思った。1日目の結果はあまりよくなかったが2日目はちょっと巻き返せたかなと思う。4月の選考会に向けてレース数が少ないので一つ一つの試合を大切にして、日々の練習で培ってきた成果を4月に出せたらと思う。400m個人メドレーが本命なので中心に頑張っていきたい。その中でも特に前半のバタフライと背泳ぎに力 を入れたい。
TEXT=吉谷あかり PHOTO=西川諒、菊池美玖