記事
秩父宮賜杯 第47回全日本大学駅伝対校選手権大会 開会式
10月31日（土） 朝日新聞名古屋本社 朝日ホール
区間エントリー
１区 服部勇馬（済４＝仙台育英）
２区 服部弾馬（済３＝豊川）
３区 口町亮（法３＝市立川口）
４区 櫻岡駿（済３＝那須拓陽）
５区 高橋尚弥（工４＝黒沢尻北）
６区 野村峻哉（済２＝鹿児島城西）
７区 堀龍彦（済２＝大牟田）
８区 上村和生（済４＝美馬商）
補員
寺内將人（ラ４＝和歌山北）
牧浦聖士（済３＝西脇工）
竹下和輝（済２＝東農大三）
山本采矢（済３＝滋賀学園）
小笹椋（済１＝埼玉栄）
全日本駅伝の開会式が行われ、全８区間の区間エントリーが発表された。注目の服部兄弟は１区に勇馬（済４＝仙台育英）、２区に弾馬（済３＝豊川）がそれぞれ起用され序盤の兄弟リレーに期待が掛かる。
１区には服部兄弟の兄・勇馬がエントリー。他校のエントリーを見ても今大会最大のエース区間となりそうだが、ここでうまくスタートダッシュを切り、続く弟・弾馬に好位置でタスキリレーしたいところだ。今季絶好調の二人の力を要し「２区を終えた時点で先頭」という酒井監督の理想のレース展開に持ち込みたい。
中盤区間の戦力も充実している。出雲駅伝で初出場ながら区間賞を獲得した口町（法３＝市立川口）を３区に起用。前半区間の勢いをそのままにこの区間でさらに後続との差を広げることを狙う。４区の櫻岡（済３＝那須拓陽）は服部兄弟以外で唯一３大駅伝すべてに出走している。培った経験を糧に落ち着いたレース運びをしたいところだ。５区の高橋（工４＝黒沢尻北）は出雲駅伝１区でタスキの中継ミスをしてしまったが、関カレではハーフマラソン３位など春先から急成長した力のある選手。仲間を信じ自信を持ってタスキをつないでいきたい。
６・７区には野村（済２＝鹿児島城西）と堀（済２＝大牟田）の２年生コンビが抜てきされた。６区の野村は出雲駅伝でも他校の主力選手たちに引けを取らない走りを見せた。７区・堀は３大駅伝初出場となるが今季は5000ｍでエリートランナーの証である13分台を記録。さらには1500ｍで鍛えたスピードも魅力の一つだ。そして最終８区には上村（済４＝美馬商）がエントリー。今季は5000ｍで13分台だけでなく１万ｍでも28分台をマークした。過去には箱根駅伝にも２回出場し優勝も経験している。最長区間にも実力は申し分ないだろう。チームの柱の一人でもある彼が初優勝のゴールテープを目指す。
１・２区にエースを置き、前半から先頭で逃げ切りたい今回のオーダー。酒井監督がポイントとして挙げたのは、２区終了時点で先頭にいることと、４区終了時点での他校との差だ。最大のライバルとなる青学大はアンカーに大エース・神野を配置しているだけに、それまでに大差をつけておきたいだろう。悲願の初優勝へ向けてベストメンバーで伊勢路を駆けめぐる。
■コメント
・酒井監督
１区、２区でどれだけ他と差をつけられるか。２区を終えた時点で先頭に立ちたい。（中盤区間の）口町、櫻岡は前の方でタスキを渡せばしっかり走ってくれると思うし、箱根のことを考えたらそういう走りをしなくてはならない。全日本を勝ちたい気持ちと、箱根のための育成も兼ねて、前半の経験者で流れをつくり初出場の選手を楽に走らせたい。４区終了時の差がその後の順位に大きく作用するので、負けていても先頭が見える位置でタスキを渡したい。４区終了時点でトップにいられれば優勝は見えてくる。（出雲を終えてから今日まで）トレーニングは予定通り行えていて選手の状態もチームの雰囲気もいい。出雲では小さなミスがあったが収穫もあったので自信を持っていこうということを選手たち には伝えた。今回はミスのない走りで優勝争いに加わり初優勝を狙いたい。そして箱根の王座奪還につながる走りを各区間ともにしたい。
TEXT＝伊藤空夢
------------------------------------------------
全日本駅伝は11月１日（日）、８時05分スタートです！
伊勢路はもちろん、テレビのお供にスポーツ東洋を！
スポーツ東洋では、レース直後の選手のコメントを速報掲示板に掲載致します。同時に掲載のお知らせをTwitterにて公開致します。是非ご覧下さい。
Twitter @sportstoyo
