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2015年度 関東大学ラグビーリーグ戦 2部
11月1日(日) 14:00K.O 拓大グラウンド
●東洋大20 {10-8、10-17} 25日大
東洋大 | 日大 | |||
20 | 25 | |||
前半 | 後半 | 得点 | 前半 | 後半 |
1 | 1 | T | 1 | 3 |
1 | 1 | G | 0 | 1 |
1 | 1 | PG | 1 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
10 | 10 | 合計 | 8 | 17 |
背番号/ポジション | 選手名 | 出身高 | 学年 |
1/PR | 木田 大雅 | 国学院栃木 | 3 |
2/HO | 岡部 景和 | 東福岡 | 3 |
3/PR | 古館 康大 | 盛岡工 | 3 |
4/LO | 檀上 利大 | 御所実 | 4 |
⑤/LO | 野崎 伊織 | 国学院栃木 | 4 |
6/FL | 高野 雅義 | 報徳学園 | 1 |
7/FL | 荒岡 悟 | 法政二 | 4 |
8/NO.8 | 土肥 航 | 長崎海星 | 1 |
9/SH | 篭島 優輝 | 東京 | 4 |
10/SO | 村上 晴太 | 仙台育英 | 2 |
11/WTB | 石井 勇輝 | 日体荏原 | 2 |
12/CTB | 古川 拓実 | 目黒学院 | 2 |
13/CTB | 柳井 佑太 | 荒尾 | 3 |
14/WTB | 菊池 優介 | 国学院栃木 | 1 |
15/FB | 清原 祥 | 荒尾 | 4 |
Reserve Member | |||
16 | 桐山 大輝 | 御所実 | 3 |
17 | 村上 卓史 | 荒尾 | 4 |
18 | 小山内 健 | 昌平 | 1 |
19 | 杉山 直 | 常葉橘 | 4 |
20 | 常泉 達 | 国学院栃木 | 2 |
21 | 内野 晃成 | 長崎海星 | 2 |
22 | 平原 賢 | 国学院栃木 | 2 |
23 | 高橋 亮太 | 東農大二 | 4 |
・選手交代/ポジション変更
後半13分 PR木田→村上卓
後半23分 FL荒岡→常泉
後半28分 WTB菊池→高橋
後半34分 NO.8土肥→杉山
強力な日大に対しても当たり負けしなかったFW陣
高野は一時、勝ち越しとなるトライや低いタックルでチームに貢献した
無情にもノーサイドの笛。80分間ハードに戦い続けた、東洋大フィフティーンに対して観客からは敗者とは思えないほどの多くの拍手、激励が送られた。
昨年まで1部の日大は入れ替え戦で専大に負け今年から2部になった。しかし、今季2部では敵なし。持ち味の豊富な運動量とグラウンドを広く使う攻撃スタイルで4連勝中。そんな日大とは春季オープン戦、夏の菅平合宿でも対戦しているが、いずれも完敗している。選手たちも雪辱に燃えていた。公式戦の日程が発表されてからこの試合をリーグ戦の一つのポイントとして練習してきた。
12月上旬並みの気温の中、行われた試合たったひとつのパスが勝負を決めた。後半28分その出来事は起こる。2点リードで迎え、連続攻撃でさらに得点のチャンス。BKでボールを回しながら陣を進めていく。SO村上晴(ラ2=仙台育英)が出したパスが直接、相手選手に渡りインターセプト。そのままトライゾーンに運ばれ逆転されてしまう。そのプレーで流れが変わりその後は、ほとんどボールを持てず20-25で敗れ、今シーズン初黒星を喫した。村上晴は「とにかく悔しい」の一言だけ残しグラウンドを後にした。
負けはしたが、2部で一番強いと思われる日大に対し臆することなく堂々な戦いを見せた。そのことが試合後の多くの拍手、激励につながった。アタック、ディフェンス十分に通用し、自分たちの形でも得点を挙げた。それについて一時、勝ち越しのトライを決めたFL高野(文1=報徳学園)は「練習の成果がでた。負けたがポジティブに考えていきたい」と話し、残りの2試合も自信をのぞかせた。
決して入れ替え戦への道が断たれた訳ではない。野崎主将(済4=国学院栃木)も「残り全部勝つ」と意気込む。すべてを前向きに捉え、まだまだ熱い戦いは続く。
■コメント
・LO野崎主将(済4=国学院栃木)
やってきたことは出来た。でも最後にやられてしまった。あと一歩攻め切れなかった印象。後半、敵陣でなかなかプレーできず、少し守りに入ってしまった。インターセプトについてはうちが疲れてきてリロードが遅くなってきてきたところを相手に突かれてしまった。スクラム、モールも通用していたので自信を持っていきたい。しっかり準備して残りの試合は全部勝つ。
・SO村上晴(ラ2=仙台育英)
悔しい。春から今回で3試合目で、最終的に負けたけれど悔しいしか言うことない。フォワードのディフェンスも頑張ってくれて、ゲーム作るのが僕らの仕事。それが上手くいかなかったのが負けた原因。キックの精度は今シーズンで一番調子が良くて全部決めることができたのでそこが良かった。
・FL高野(文1=報徳学園)
練習の成果が出た試合だった。ポジティブに考えていきたい。インターセプトで相手にやられてしまってチームの士気が落ちてしまった部分があった。最初から規律も守れていたし、ディフェンス全体としては良かった。あと2試合、しっかり勝って1部を目指していきたい。
TEXT=小賀坂龍馬 PHOTO=青池藤吾