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2025.10.22
サッカー

[男子サッカー]後期リーグ開幕!結果振るわずも「勝つことだけにこだわる」熱い思い/第12節~第14節

第99回関東大学サッカーリーグ戦1部


第12節

9月20日(土)東京国際大学第1グラウンド

△東洋大2ー2東国大


《得点者》(アシスト)

49分 香取武(荒井涼)

55分 香取武(湯之前匡央)



第13節

9月27日(土)RKU フットボールフィールド

△東洋大1-1流経大


《得点者》(アシスト)

26分 岡部タリクカナイ颯斗(宮本新)



第14節

10月4日(土)東洋大学朝霞キャンパス・サッカー場

△東洋大0-0国士館大



9月20日から開幕した関東大学サッカーリーグ戦(以下、リーグ戦)後期。東洋大は開幕戦から勢いある試合を展開するも、勝ち点を得られず3試合連続の引き分けに終わった。


 リーグ戦後期最初はアウェイでの東国大戦。前期に0―2で敗れた相手でもあり、リベンジを誓う一戦となった。

 試合前半、東国大に主導権を握られ2失点。しかし後半に入ると東洋大が反撃を開始する。49分、仲間からつながれたボールをDF荒井凉(国4=日大藤沢)がクロス。リーグ戦初出場のFW香取武(国1=川崎U-18)がヘディングでゴールを決め、チームに流れを呼び込んだ。

 続く55分には、MF湯之前匡央(国4=柏U-18)のシュートが相手に弾かれたこぼれ球を香取が押し込み、立て続けに得点。会場には歓声が響いた。

 その後も攻撃を緩めず奮闘したが追加点には至らず、試合は2―2の引き分けに終わる。香取の活躍が光る一方で、チームとしては悔しさの残る結果となった。

2得点を決めた香取


 開幕戦から1週間後に行われた第13節は、「アミノバイタル®カップ」決勝戦で敗れた流経大との因縁の対決。

 26分、U-22日本代表としてウズベキスタン遠征およびAFC U23アジア杯予選を終えチームに復帰したDF岡部タリクカナイ颯斗(国1=市立船橋)が、ヘディングで先制点を挙げリードを奪う。しかし、36分に痛恨の同点弾を許し緊迫した空気で後半戦へ。

 攻撃の姿勢を崩さず、幾度(いくた)もチャンスを作り出したが、決定機を生かしきれないままアディショナルタイムへ突入。相手のシュートをGK磐井稜真(国2=東京Vユース)がセーブすると、そのゴールキックからFW依田悠希(国3=三菱養和SCユース)が最後のシュートを放つ。しかしボールはわずかにゴール左へ外れ、試合は1―1で終了。惜しくも勝利を逃した。



 第14節は、後期初のホーム戦となる国士舘大との一戦。前半序盤、相手選手が退場となるハプニングがあり、東洋大は有利の展開に。

 しかし、攻撃の形をつくりながらも相手の守備を崩し切れず、無得点のまま試合は後半終盤へ。最後までゴールを奪うことはできず、スコアレスドローで試合を終えた。

 この試合でキャプテンマークを巻いての登場となったMF田制裕作(国4=柏U-18)は「数ある決定機を決めきる力と、相手を崩すアイデアが足りなかった」と課題を口にしつつ、「勝つことにこだわってやっていく」と次節への意気込みを語った。

田制裕作


 開幕から3試合連続の引き分けと、苦しいスタートを切った東洋大。それでも「勝利にこだわる」姿勢は変わらない。

 リーグ戦の順位を上げ、関東リーグ優勝を目指し、後期も東洋大は走り続ける。



TEXT=森花菜 PHOTO=鈴木真央、阿弥菜月、山﨑萌衣



◼️コメント

◇湯之前匡央(国4=柏U-18)

《第12節終了後》

ーー試合を振り返っていかがですか。

大会後というところで全員少し疲労感があったのか、少し重い前半になりました。後半は相手のプレッシャーが少し緩くなったというところで、そこはうまく自分たちのやりたいことを出せて、勝ちきれなかったというところだけが悔しい差が出る試合だったなという風に思います。


ーー今年の折り返しを迎えましたが、春に比べて自分自身が成長したと感じる部分とかありますか。

自分自身あまり良い前期ではなかったという風に感じてます。それに比べて後期は自分の特徴、結果というところは徐々に出てきているので、そこはもっともっと見つめながら結果を出していきたいなという風に思います。


ーー天皇杯や大臣杯を通してみていかがですか。

自分自身とよりかは、チームが本当に密になってきている、成熟度が増してきているというのは感じています。更にさらに練習から、関東リーグもありますし、インカレへと続いていくので、そこはもっともっと密になって深めていければなという風に思います。



◇田制裕作(国4=柏U-18)

《第14節終了後》

ーー今日の試合を振り返ってどうでしたか

前半に相手が退場して自分たちが有利の中で勝ち点3を取れず悔しい引き分けでした。課題としては数ある決定機を決めきるところと相手のブロックを崩すアイデアが足りないと感じました。


ーー前半、相手がレッドカードで退場し数的有利となりましたが、その際監からはどのような指示がありましたか

監督からは相手が退場してもチーム全体として冷静にプレーしようと指示がありました。



ーーリーグ戦後期に向けての意気込みを教えてください。

まだ後期が始まってから勝つことができていないので、次節からはチームとして勝つことだけにこだわってやっていきます。