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2025.10.25
コラム
第923回 初めての大会取材 執筆者・神﨑海希
お久しぶりです。1年、神﨑です。最近寒くなってきて、いよいよ冬らしくなってきましたね。
先日、宇都宮で行われた全日本学生スポーツ射撃選手権大会に初めて取材に行かせていただきました。これまで、射撃の大会を観戦したことがなかったので、どんな雰囲気なのか少し緊張していたのですが、会場に入ってみると、想像していた「静かな空気」とはまったく違っていました。選手たちが笑顔で会話を交わすなど、思っていたよりもずっと明るく自由な雰囲気でした。競技中もそれぞれのペースで動いており、一斉にスタートするわけではありません。自分のタイミングで集中して撃つ姿が印象的で、自分自身との勝負の時間が流れているように感じました。射撃は外から見ると動きの少ないスポーツに見えるかもしれませんが、よく観察すると、一人ひとりに集中の仕方や呼吸の整え方、姿勢のつくり方に独自のスタイルがありました。同じ動作でも、そこに至るまでの過程は異なります。誰かと直接競うというよりも、むしろ自分との戦いを大切にしているように見えました。また、静かな中に真剣さと楽しさが共存しており、射撃という競技の奥深さを実感しました。今回の取材を通して、射撃は単に技術を競うだけでなく、精神力や集中力、そして自分をコントロールする力が求められる競技だと改めて感じました。選手たちの姿を見ているうちに、「自分と向き合うこと」の大切さを教えられた気がします。
取材の帰りには、宇都宮名物の餃子を食べました。初めての取材の余韻に浸りながら味わう熱々の餃子は、格別の美味しさでした。刺激と学びにあふれた一日となり、これからの記事で射撃の魅力を丁寧に伝えていきたいと思います。
拙い文章ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

