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2025.11.14
コラム

第929回 新たな発見 執筆者・三木万由子

お久しぶりです。1年の三木です。
最近は寒さが続き、もう冬が近づいていることを実感します。

さて、スポトウの一員となってから約5か月が経ちました。私は、少林寺拳法、水泳、ラグビー、射撃の取材に行かせていただきました。
私はもともと水泳をしていたため、オリンピック選手も在籍している東洋大学の取材をすることができ、とても嬉しかったです。

そんな中で、一番多く取材させていただいたのが射撃です。私は射撃について何も知らず、大学の部活の中でも珍しいと思い、興味本位で射撃部の部会を希望しました。
大会会場では、競技名から「静かでピリッとした空気」を想像していましたが、実際は良い意味でゆるく、自由な雰囲気でした。また、各学校の代表が学連として大会運営を行っていることにも驚きました。私のイメージでは、大人たちが厳しく審査しているのだと思っていましたが、会場では選手たちが主体となり進行していました。

射撃は競技人口が少ないためか、学校を問わず仲が良い印象で、待機場所では和気あいあいとした雰囲気がありました。ただ、競技中の選手を見ると、それぞれが集中して撃っていて、見ているだけでも緊張感が伝わってきました。素人から見ると、銃を構えて的を狙う様子はとてもかっこよく、何だか別世界にいるような感じがしました。
また、銃にもライフルやピストル、立射、伏射、膝射などさまざまな種目があり、どれも見応えがあります。

特に印象に残ったのは、ファイナル(決勝)の様子です。射撃のファイナルは、一定の弾数を撃った後に点数の低い選手から脱落していく形式で、他の競技にはないユニークさがあります。その中で驚いたのは、ファイナルでは見ているチームメイトなどから野次が飛び交うことでした。例えば、少し中心から外れてしまったときは、「○○どこ撃ってるの!」などの言葉が掛けられていて、とても驚きました。また、上位3位が確定した後は、選手が撃つタイミングに合わせて手拍子が起こり、どんどん手拍子が速くなっていきます。もし私がそのような状況で撃つことがあったら、緊張して的外れなところに撃ってしまうと思います(笑)。それでも選手たちは平常心を保ち、冷静に自分のタイミングで撃っていて、本当にすごいなと思います。

まったく知らなかった射撃ですが、世間的に知られていないだけで、他のスポーツにはない多くの魅力があると感じました。最近では「無課金おじさん」で話題となった射撃ですが、もっと射撃の魅力が伝わるように、私自身も勉強していきたいです。

また、東洋大学射撃部の方々はとても優しく、競技について説明してくれたり、待ち時間はテントで一緒に待機させてくださったりと、とても助けられています。
 今回は感想中心のような形になってしまいましたが、実際に記事を書く際には、射撃の魅力や選手の頑張りをより多くの人に伝えられるよう、精一杯文章で表現していきたいです。

最近は実験レポートや課題に追われる毎日ですが、部活問わず東洋大学を盛り上げる一因となれるようにできる限り多くの取材に行きたいです。

拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。