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「楽しく、言えるチーム」。選手たちは、自分たちのチームをこう表現する。昨秋のリーグ戦では入れ替え戦に臨み、1部残留は果たしたものの、決して満足のいく結果ではなかった。さらに関東大会では、同じ1部リーグの国士舘大に敗れ、無念の敗退。課題と悔しさを残すシーズンとなった。その雪辱を期す春季リーグ戦は、4月4日の専修大戦で幕を開ける。持ち味である風通しの良い雰囲気を武器に、どこまで上り詰められるか。開幕を目前に控えた今、総勢14名の選手たちに熱い意気込みを聞いた。

連続インタビュー投稿3人目は、チームの柱としてマウンドを守るエース・金子直央(経済=福島商)投手。秋季リーグ戦ではメンタル面での不調が見られたが、この春の金子は一味違う。表情や立ち振る舞いのすべてに成長を感じさせる右腕に、最後の春をどう戦っていくのか、その思いを聞いた。(取材日=3月29日・聞き手=吉田妃莉)
ーー関東大会から春季リーグ戦に向けて取り組んだこと
関東大会で使い切れなかった球種、有効的に使えなかった変化球をしっかりリーグ戦で使えるようにブルペンで練習して、投げ込めることができたっていう感じです。
(仕上がりの方はいかがですか)
仕上がりいい感じです。打たれないです笑

ーー関東大会から気持ちの切り替えについて(心境など)
負けて2、3日ぐらいは結構落ち込んでたというか。また、俺のせいで。本当に最後のリーグ戦になるんで、ある意味割り切ってというか、楽しんでやろうっていう気持ちが今は強いです。ワクワクの方が勝っちゃってるんで。どこまで行けるのかみたいな。
ーー1部を戦っていく上で大切にしたいこと、目標
チームとしては、その東洋の野球をしっかりとやること。東洋って自分が1年生の時に入ってきたときから常に元気があって、負けてても、楽しんでやる。楽しんで勝つっていう、しっかり逆転もできるチームが東洋だと思うんで、どういう状況においても、しっかり守り勝っていきたいなと思います。個人としては、本当にコースと高ささえ間違えなければそんな打たれないんで、ちゃんと投げきる。冷静になって投げれるかが大丈夫だと思います。
ーーリーグ開幕が迫った今、チームの雰囲気
やっぱりどうしても関東選手権前は緩さが勝ったというか、その、楽しいのは楽しくやってはいるんですけど、締める雰囲気っていうのが、4年生中心に作れなかったので、今それを比べると、要所要所でちゃんと締める雰囲気をつけてきてはいるので、いいのかなって思います。

ーー自分のアピールポイント
ベース版で、勝負のときの切れのある真っ直ぐと、変化球。どこの場面でも投げれる変化球があることかなと思います。
ーーチームの強み
チームの強みとしては、しっかり比較的、冬からスローイングにちゃんと着目して練習してきてたんで、守備でのエラーっていうのは、他の大学さんと比べると、少なく抑えられてるのかなと思っています。
ーー1番尊敬できるチームメイト、(この選手がいて良かったなど)
本当に全員、一緒にチームでよかったなって思いますけど、特にやっぱり、達希(大久保)と玉田がやっぱりこのチームに、いなかったら、本当に個が強い、我が強い2、3年生が多いんで、そのうちうまくまとめることが多分できてなかったかなって思うんで、玉田、達希には感謝してるし、尊敬してます。
ーー新入生が入ってきて感じたこと
何人か少しずつ体験生で来てはいるんですけど、本当に自分がラストっていうことを考えながらやると、これからが楽しみだって多いなって思いましたね。
(いい選手入ってきてたって聞きました。)そうですね。ピッチャーも何人か、木村君っていう子も入ってきて、リーグ戦多分投げさせると思うんで楽しみにしててください。自分、高校で甲子園とか行けなかったんですけど、目標にしてて、準硬始めて、オーストラリア遠征とか、オールスター選ばれて、すごくいい経験ができたので、新入生も、自分がやること一生懸命やって、そういう高いステージで、楽しい思いとかいい思いをしてほしいなって思います。

ーーリーグ戦で1番楽しみにしている相手は
楽しみにしている相手は、帝京ですかね。比較的、これまで自分が有利に試合を進めるケースがかなり多いんで、2年生の春とかも帝京相手にマダックスも達成できてたんで、いい思いというか、なんか抑えられるイメージが湧いてくるんで。オールスター、関東選抜のオーストラリア遠征の試合で知り合いとか友達とかも多くて、スイングも良くて楽しみなバッターが多いですね。やってて楽しいですね。
ーー春季リーグ戦への意気込み
ラストシーズン、これまで先輩と後輩に対して、迷惑をかけたっていうのもあったんで、そこを結果で恩返しして、最後に全国連れて行けるように、優勝目指して頑張ります。
◇プロフィール◇
・金子直央
生年月日 / 2004・10・18
身長・体重 / 175㌢・75㌔
出身校 / 福島商業
ーー野球を始めたのはいつですか?
本格的にチームに入ったのは小学校2年生からで、一応、お兄ちゃんがずっと野球やってたんで、4、5、6歳ぐらいからずっとキャッチボールとかバッティングはしてました。
(お兄さんの影響で始めたって感じですか?)
そうですね。お兄ちゃん2人いるんですけど、お父さんが世代級のコーチだったのでなんか流れ的にやんないといけないのかなみたいな。空気を読んで始めた。これやんないといけないんだろうな。俺やんないといけないんだろうなと思いながら始めてて。
(今となっては野球をしていてどうですか?)
野球をやっていなかったら出会えなかった出会いもありましたし、繋がりもあって野球やってよかったと思ってます。やっぱりよく言う忍耐力とか、対人コミュニケーション能力とか、正直小学校と高校がめっちゃきつかったんで、なんか、それと比べると何やっても楽だなと。仕事してても全然楽だなと思っちゃいますね笑。
ーー今までの野球人生で一番心に残った言葉は
よく高校の監督さんとかは、最後に神は宿るっていうのを言っていて、例えば、高校の時、ロッカーをちゃんと整理整頓できてないやつは、プレーにも出る。みたいな。そういう、細かなところを大事にできる人間にならなきゃいけないなと思いました。
得意な球種 / カットボール
最高球速 / 142km/h

連続インタビュー投稿4人目は、関東大会で一際存在感を放った吉村昊(文=横浜隼人)投手。この春に向けて直球の精度を磨いてきた右腕は、連戦を戦い抜く上でチームに欠かせない存在だ。そんな彼に、春季リーグ戦でどのような姿を見せたいのか、熱い意気込みを聞いた。
(取材日=3月29日・聞き手=吉田妃莉)
ーー関東大会から春季リーグ戦に向けて取り組んだこと
取り組んだことは、あんまり変わってないんですけど、まっすぐの精度っていうのを、キャッチボールからやっています。専修大の田谷選手が、テンポがすごい良いっていうので、ピッチャーとしては、そのテンポを意識した中で、キャッチボールから、早いテンポで投げて、どんどんストライクを取って、守備でテンポを作って行こうっていう形でやっていってます。
ーー気持ちの切り替えについて(心境など)
結構早く負けてしまったので、リーグ戦に向けてって切り替え早くチームとしてはなったのでよかったかなと思います。秋リーグもいっぱい負けて連敗がついたので、今回最初からしっかり、流れ作っていけるように、初戦から頑張っていきたいです。

ーー1部を戦っていく上で大切にしたいこと、目標
1部のバッター陣は、結構打ってくれるので、中央とかも、選手権で優勝していてそのチームと戦えるのでしっかり、ここで自分のことをみんなに知ってもらえるようなピッチングしたいなと思ってます。
ーーリーグ開幕が迫った今、チームの雰囲気
みんな1つの目標に、みんな同じ矢印を向いてるんじゃないかなと思います。意識は高いですね。
ーー自分のアピールポイント
アピールポイントは、メンタルですかね。

ーーチームの強み
みんな仲良くって、声が良く出てるチームなんで、その声で圧倒して勝てるようなチームなのかなと思います。
ーー1番尊敬できるチームメイト、(この選手がいて良かったなど)
大久保さんです。上に立つ立場として、一番結果を残さなきゃいけない選手っていうので、プレッシャーとか1番かからと思うんですけど、ちゃんと毎回結果を残すっていうか、技術でしっかり引っ張ってくれるし、みんなをまとめられる力があって、1部の中で、1目置かれる存在なんじゃないかなと思います。
ーー新入生が入ってきて感じたこと
良いピッチャー入ってきたので、自分も負けないように頑張りたいなと思います。
(どんな姿見せたいですか?)負けてるところが多かったので、勝ってる姿っていうのを増やしていきたいなと思います。

ーーリーグ戦で1番楽しみにしている相手は
1番楽しみにしているのは、中央大で、吉井選手に、秋にホームラン打たれたので、戦えるなら、しっかり抑えたいなと思ってます。
ーー春季リーグ戦への意気込み
まず1勝っていうので、自分が、勝つ投手として、多く投げれるように、頑張りたいなと思ってます。
◇プロフィール◇
・吉村昊
生年月日 / 2007・2・27
身長・体重 / 182㌢・73㌔
出身校 / 横浜隼人
ーー野球を始めたのはいつですか?
→小3の終わりです。
(理由)友達に誘われて始めました。
ーー今までの野球人生の中で一番心に響いたなって思うことってありますか?
→ チームのために頑張ること
(理由)高一からピッチャーを本格的に始めて、(それまではどこを守っていたんですか?)それまでは、内野手で、キャッチャーだったり、サードだったり。たまにピッチャーもやってたんですけど、本格的にピッチャーを始めたのは高校からです。最初、本当球速が遅くて、109km/hとかで。そっから130km/h中盤ぐらいまで球速が上がって。全然1、2年生の時とか全く試合出れなかったんですけど、3年生はずっと最後、Aで投げていました。でも夏前に骨折しててそれでも、投げなきゃいけなかったんで、投げたんですけど、ずっとそのまま、夏に向けてちょうど落ちちゃって。それで春は10番をもらって出たんですけど、夏はベンチ外で。でもその時にチームのために頑張ったことは自分も報われたんじゃないかなと思います。
得意な球種 / スライダー
最高球速 / 135km/h

連続インタビュー投稿5人目は、投手の個性を引き出すために、投手陣とのコミュニケーション重ね、厚く信頼される捕手を目指す黒岩秀哉(健=前橋育英)。関東大会では守備だけでなく打撃でも貢献し、チームに光をもたらした。この春、その司令塔はどんな戦いを見せるのか。(取材日=3月29日・聞き手=佐藤結芽)
ーー関東大会から春季リーグ戦に向けて取り組んだこと
自分のまず役割っていうのを1回考えました。守備ではキャッチャーで出させてもらっているので、リード面はもちろん特にこだわったのは、二塁送球です。キャッチボールなどでしっかり練習しているので、最近少しずつ良くなってきています。攻撃では下位打線を打っているので、上位につなぐことです。なんでもいいのでやっぱり、必ず塁に出るっていう意識でバッティングだったりシート打撃に取り組んでます。
ーー気持ちの切り替えについて
関東大会でサヨナラで負けて、あの最後の一球っていうのが忘れられなかったんですが、春の大会に向けてやっぱり楽しみっていうかワクワクもあるので、やってやろうっていう気持ちで、初戦の専修大戦に向けてやっています。

ーー1部を戦っていく上で大切にしたいこと、目標
一部どのチームもいいチームなので、まずはやっぱり初戦の専修大戦を全員でとにかく全集中して臨んで、東洋が乗っていけばいい形で勝てるんかなと思います。とにかく初戦を頑張るっていうのと、自分の目標では、数字だったら盗塁阻止率を上位目指して頑張りたいなと思います。バッティングでは、チャンスで1本出したり、バントでチームのために貢献するであったり、やっぱりチームのために自分は動きたいです。
ーーリーグ開幕が迫った今、チームの雰囲気
玉田(総4=佐久長聖)さんや大久保(生4=木更津総合)さんを中心に、雰囲気悪いなって時は集合かけて1回締めてやったり、試合では勝てない試合もあるんですけど、少しずつピッチャー陣も金子(済4=福島商業)さんを中心に良くなってきています。打撃も少しずつつながってだんだん東洋らしい野球ができてきているので、いい雰囲気で取り組めてると思います。

ーーご自身のアピールポイントはどんなところですか?
自分のアピールポイントは、守備面だったらキャッチングだったりリード面だったり。最近は肩が強いというわけじゃないんですけど、ちょっとずつ送球が良くなってきました。やっぱりそういう守備面や声掛けところをアピールポイントにしたいですね。
ーーチームの強み
チームの強みはやっぱり雰囲気の良さであったり、1回乗ったら一気に波に乗れるというところだと思います。
ーーチームの中で一番尊敬できる人は誰ですか?
大久保さんです。やっぱりバッティングの面はもちろん監督っていう立場もあり、野球面だけじゃない部分も含めて尊敬してます。
ーー新入生が入ってきて感じたこと
結構キャッチャー陣とかも来ています。高校球児上がりのいい選手いっぱいいるので、その刺激をもらって、自分ももっと頑張らなきゃなと本当に思いました。
ーーリーグ戦で対戦するのを楽しみにしている相手はいますか?
国士舘です。自分事になってしまうんですけど、国士舘を受験して落ちてしまったということもあり、もう本当に負けたくないっていう気持ちが国士舘に対してはあります。新人戦でも負けて、リーグ戦でも今まで全然勝ててきていないので、自分が出た試合で自分が活躍してやっぱ勝ちたいです。

ーー春季リーグ戦への意気込み
リーグ戦はチームとして3位以内に入るっていう目標の中で、まず初戦の入りを大事にして、全員で1戦必勝でやっていきたいです。自分としてはキャッチャーという守備の要としてピッチャーをまとめたり、自分のやるべきことをしっかりその都度考えながら、チームに貢献できる選手を目指してリーグ戦戦っていきたいです。
◇プロフィール◇
・黒岩 秀哉
生年月日 / 2006・6・3
身長・体重 / 166㌢・64㌔
ーー野球を始めたのはいつ?
→小学4年生から
(理由)友達に誘われたから
今までの野球人生で1番心に響いたなと思う言葉は?
→落ちるのは一瞬、上がるのは地道
(理由)ハシゴを登る時のように、登るのは1段ずつ地道に登らなければいけないが、落ちるのは一瞬だから1日1日を大切に積み上げていかなければいけないということを高校時代の監督さんから言われたから
TEXT =吉田妃莉 PHOTO =スポトウ準硬式野球班

