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2026.04.09
サッカー

[男子サッカー]新体制インタビュー2日目 西村龍留・篠原佑岳

 第100回関東大学サッカーリーグ戦1部に5年連続で出場する東洋大男子サッカー部が、新体制を発表した。昨季は総理大臣杯優勝、天皇杯ベスト16の成績を収め、大学サッカー界に大きな存在感を示した。新体制では、主将2名によるダブルキャプテン制を導入し、主将2名を中心に、副将ら計5名で構成される幹部陣がチームをけん引する。幹部5名に対し、今季の目標や昨季総括、今後のチームづくりに関する考えなどについて取材しました。


2日目は主将:西村龍留(柏U-18)、篠原佑岳 (横浜FM・Y)のインタビューをお届けします。ぜひご覧ください!


(取材日=4月3日、聞き手=山﨑萌衣)


前列左から西村龍留(柏U-18)、篠原佑岳 (横浜FM・Y)

後列左から町田佳祐(三菱養和SC・Y)、阿部駿也(仙台Y)、手塚樹(甲府U-18)



◇西村龍留(国4=柏U-18)

(サッカー部による画像提供)

ーー昨年度を振り返って

 チームとしては三冠を掲げていた中で、総理大臣杯でタイトルを取れたことは、チームとして成果を出たので良かったです。ですが、タイトルが取れるようなメンバーが多くいた中で、リーグ戦やインカレなどのタイトルを取れなかったことに対しては悔しさが残っています。

個人としては前期のリーグ戦で試合に出場させてもらってた中で、結果や得点、アシストといった面で自分の価値を示すことができませんでした。自分自身、もっと突き詰めていかないといけないと思います。それがチームの目指している場所につながると思いますし、そういった意味でもこだわって取り組んでいかなければいけないと思っています。


ーー自分が思い描く主将の理想像

 サッカー界では色んなキャプテンがいて、それぞれのリーダー像がある中で自分にしかできないことだったり、 自分だからこそできることだったりを意識しています。なので、理想のリーダー像は特にない感じです。


ーー主将に選ばれた経緯は

 自分たちの同期には、中学生年代や高校生年代でキャプテンや副キャプテンをやっていた選手が多くいるので、正直、誰がやってもチームを引っ張ってくれるというのはありました。話し合いの中で、自分と篠原、阿部の3人がやることでチームがいい方向に向かうのではないかという結論になりました。そして、その3人の中で誰がキャプテンを務め、副キャプテンを務めるのかについて、時間をかけて話し合い、最終的にこのような形になりました。


ーー昨年度、副将を務めて学んだこと

 去年は自分なりに強い覚悟を持ち、4年生にしっかり決意を示した中で、副将に選んでいただきました。1年間幹部として過ごす中で、チーム全体を見ることが増えました。

そういった面では、日々の練習や日常が大事だということ、そして練習でやってきたことしか試合では出ないということを、心に染みて感じました。だからこそ今年は、4年生として、そしてキャプテンとして、そういったところを自分が発信していかなければいけないと思っています。

そういった意味でも、去年副キャプテンをやって本当に良かったと思いますし、その経験を今年はしっかり活かしていきたいと思っています。


ーーどんなチームにしたいか

 全タイトルを取れるようなチームにしていきたいというのが、今の率直な気持ちです。1年間を通して、様々な大会がある中で、それぞれの大会で結果を残せるようなチームを作っていきたいという思いで取り組んでいます。試合に向けたミーティングはこれまでもありましたが、選手だけで1年間どうしていくのかを話し合うようなミーティングはこれまでなかったと思います。そこで今年は、それをやろうと幹部で話し合い、実際にミーティングを行いました。

キャプテンだけではなく、そういう思いがチーム全体に浸透すれば、自然と「タイトルを取りたい」「1年間強いチームでありたい」という意識が全員に広がっていくと思うので、日々のピッチの中でも、そうした姿勢を示していきたいです。


ーー東洋大の強みは 

 少数精鋭であることです。学年関係なく要求し合えたり、プロに行く選手のプレーを間近で見れたり、練習でそういったプレーを吸収できたりする点は、少数精鋭だからこそできる強みだと思っています。


ーー同学年のキーマンは

 上西剛史(国4=京都橘)です。彼のプレーの落ち着きと足元の技術は、どんな時に試合に出ても発揮できる力だと思います。ゲームを落ち着かせたり、時には試合を盛り上げるようなプレーをできるメンタリティーを持っています。同学年にはキーマンが数多くいますが、その中でも彼を挙げさせてもらいます。


ーー期待する後輩は

 斉藤秀輝(国2=大宮Y)です。彼はサイドが主戦場なのですが、パワフルさは相当な威力がありチームの武器になるので期待しています。


 ーーチームメイトにメッセージ

 自分たちが掲げている目標は、簡単には乗り越えられないような試練が待ち受けるかもしれません。それでも、その目標は自分たちで話し合い、そこに向かいたいという思いがあってこそ掲げたものです。1年間を通して、厳しいこともあると思いますが、自分たちらしくそれを乗り越え、最後に掲げた目標を達成できるよう、1日1日を大切にしながらみんなで高め合っていけたらと思っています。


趣味/自然を見に行くこと

試合前のルーティン/試合前日にスパイクを磨く。試合前はテンションが上がるようなアップテンポな曲を聴く。



◇篠原佑岳 (国4=横浜FM・Y)

(サッカー部による画像提供)

ーー昨年度を振り返って

 チームとして関東リーグは残留争いとなりましたが、天皇杯ではベスト16だったり、総理大臣杯で優勝できたりするなど、トーナメントではしっかり勝ち進むことができた点は良かったと思います。

一方で、個人としては前期の関東リーグ第1節や第2節など、スタメンで出れた時期もありましたが、ほとんどの時期で試合に絡むことができず、非常に苦しいシーズンとなりました。


ーー自分が思い描く主将の理想像

 理想像というものは正直あまりありませんが、自分は小・中・高とずっとキャプテンをやってきた中で、自分にしかないキャプテン像というのはあると思っています。背中で示すことや先頭に立ち続けることで、チームを引っ張っていきたいと思います。


ーーダブルキャプテンそれぞれの役割は

 西村は、自分と同じように練習中でも背中を引っ張り、陰で支えることもできる選手です。2人似てる部分もありますが、自分はチーム全体を俯瞰して見ることができると思っています。そうした違った良さを互いに出し合いながら、お互いを高め合っていきたいです。


ーー主将を務めるにあたって頑張りたいこと 

 キャプテンをやるかどうかに関わらず、チームの中で圧倒的な存在となり、試合に出続けることを今シーズン意識したいです。試合に出続けなければ自分の目標には届かないので、その中で圧倒的な違いを生み出せる選手になりたいです。


ーーどんなチームにしたいか

 試合に出ている選手も、出ていない選手も、お互いに意見をぶつけ合えるチームを作りたいです。そして、年間を通して常勝軍団と言われるような、強いチームにしたいです。


ーー東洋大の強み

 学年問わず仲が良いことで、互いに意見が言い合えることです。今年のチームに関しては、リーダーシップを発揮できる選手が多く、毎回の練習を良い雰囲気で取り組めている点が強みだと思います。


ーー同学年のキーマン

 依田悠希(国4=三菱養和SC・Y)です。動き出しの速さや、相手を置き去りにするスピードで、どの相手に対しても違いを生み出せる選手だからです。今年はさらに得点を量産してくれると思うので、キーマンだと思います。

 

ーー期待する後輩

 岡部タリクカナイ颯斗(国2=市立船橋)です。サイズがあり、対人の強さもあるので、どの大学が相手でもそこで勝ってくれるという安心感があります。


ーーチームの目標

 一番の目標は関東リーグで優勝をすることです。その理由としては、年間を通して強いチームであり続けたいからです。これまで東洋大は関東リーグで優勝したことがありません。また、関東リーグで勝ち続けていれば、総理大臣杯やインカレなどのトーナメントでも結果がついてくると思います。だからこそ、関東リーグ優勝を一番の目標としています。


ーーチームメイトにメッセージ

 新4年生の代は、大学に入ってからずっと苦しい思いをしてきた代です。今年は、これまでの悔しい思いを爆発できるよう、日々の練習から切磋琢磨(せっさたくま)していきたいです。そこには、後輩の底上げも必要だと思うので、練習の中で互いに意見をぶつかり合いながら、常勝軍団を作っていきたいです。


趣味/探し中

試合前のルーティン/自分の中で、怪我無くサッカーができることへの感謝をしっかり思い返してから試合に入ること



TEXT/PHOTO=山﨑萌衣