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2年連続大学選手権に出場するも、「日本一」という目標を達成できなかった昨シーズン。その悔しさを胸に、勝つ鍵を託された鉄紺戦士たちが再び立ち上がる。浅尾組の初陣は26日、ホーム東洋大川越グラウンドで関東学院大を迎え打つ。その一戦を交える前、彼らの歩みと現在地に迫った。
1人目は、今季から鉄紺戦士の舵を取る浅尾至音(スポ4=城東)。昨シーズンは誰にも負けないフィジカルで前に出続け、存在感を示した。チーム全体の目標である日本一については「日本一になりたいじゃなくて、なります」、「やるしかないですね」と腹を決めていた。高校時代の主将経験を生かし、どんな姿でチームを率いていくのか、その決意に迫る。(取材日=3月29日、聞き手=土田夏帆)
満開の桜と笑みを浮かべる浅尾主将
ーー昨年度を振り返って
いいチームではあるけれど、勝ちきれないところがあったので、そこは反省なのかなと思いつつ。自分のチームは次のステップに行く、あと少しのハードワーク、もう少しを詰めていかなければだめでした。反省しています。
ーーいいチームというのは?
人も、雰囲気もいいですし、4年生がすごい強かったというか。一人一人が他大学の人たちに比べても強い、うまい人たちが多かったので、チーム自体の強さも凄く良かったのかなと思います。
ーー主将に就任した今のお気持ちは?
東洋大学という長い歴史のある大学のラグビー部のキャプテンをさせてもらえるのはすごい光栄なことですし、高校生の時のキャプテンとは違う、大学、大人数の中でいろいろな高校の子たち、今は日本人だけじゃなくてトンガやニュージーランドの子がいたりと、いろいろな個性のあるチームで主将を務めていく上でまとまりであったり、繋がりであったりが必要だと思っています。
やるしかないですね。やるしかないというか、口だけじゃなくて行動で示せるようなキャプテンになりたいと思っています。

ーーご自身が主将になるにあたって心境の変化などは?
心境の変化というのは特に無くて、ずっと勝ちたいがためにやってきたのでそこは変わらなくて、ついてきてくれる後輩たちに大きな背中を見せられるように頑張ります。
ーー主将に就いた経緯について
選手権後のロッカールームで監督から主将になってくれないかという話を受けて、自分もやる気だったし、負けたくなかったし、自分がチームを引っ張っていかないとなという自覚もあったのですぐに返事をして、その場でキャプテンになりました。
ーー理想とする主将像は?
あまり理想というものはなくて、本当に行動で示せるようなキャプテンなのかなと。すべて自分が始めにキツイことをやって、背負いすぎず、背負わなさすぎずというか。責任を持ったプレーであったり、行動であったりをしていきたいです。
ーーどんなチームにしていきたいか
ラグビー的な面で言うと、やっぱり去年の4年生がとても試合に出ているのが多くて。 後輩たちは、フレッシュマンというか、試合経験が浅いかもしれないのですが、それこそ物怖じしないというか、ガツガツいける人ばかりなので、勢いのあるチームですごい期待しています。1年生も高校日本代表のキャプテンがいたり、すごいスキルを持っている子もいるので、すごい個性的なチームで、雰囲気で例えばビルディングであったり、そういうチームをまとめていって、今までにはない東洋大学のチームになるかなと思います。
ーー今年のチームの強みは?
すごいハードワークができる人が多いのかなというのはありますね。どれだけ相手よりきつく自分が動けるか、どれだけ周りの人を見て行動できるかというのが強いのかなと思っています。リーダーシップをとれる人もいますし。
ーー今期注目選手&注目ポイントは?
FWだったらロケティ(総1=目黒学院)は、すごい核になってくるのかなと。あと池渕(総3=城東)は今年はかなりいいと思います。ハードワークができるし、リーダーシップも取れるし、3年生で物怖じもしないです。
あと1人シオネ・テネフフ(総3=目黒学院)という人がいて、去年はけがでなかなか試合出場機会もなかったんですが、けがが明けて練習が始まった当初から、すごいパワフルでエネルギッシュなプレーでチームを鼓舞して、声かけだったり、コミュニケーションを取れるのもすごいので今年は出てほしいなと思っています。
もう1人、井戸川ラトレル(総2=國學院栃木)で、セブンズの代表合宿とかも行ってすごい個人スキルも上げてきているので、これからがすごい楽しみな選手だなと思っています。
ーー新体制となり、メンバーも変わる中でFW陣の強化についてはどのように考えているか
FWは抜けてしまいましたけど、抜けてしまったっていうのはFW自身も自覚しているので。そこの強化は自分たちの練習後のスキルアップもFWはすごい練習しています。
まだ試合をやってみていないので何とも言えないのですが、もう穴ではないのかなって。副キャプテンがFLにいてくれているので、チームを鼓舞していってくれると思います。全然穴じゃないと思っています。

ーーBKの強みと、今後伸ばしていきたい点や課題について
去年は帝京大戦が本当にそうで自分たちの作戦がはまっていたところ、はまらなかったところもすごい大きくて、前半ははまって後半は、はまらなかった。そういうところで自分たちが考えて(プレーが)できるか、どれだけ監督とかコーチにああしよう、こうしようと言われても、フィールドにいるのは自分たち自身なので、その中で相手の変化であったり、弱さであったりが気づけるかどうかというのをすごい今、重要視していてポイントになってくるのかなと。
プラス、スキルアップ。全体の個人個人のスキルアップでチームの全体スキルを上げていけるので、今すごい残って練習している人たちもいてそういうところかなと思います。
ーー主将を務めるにあたっての意気込み
色んな話、東洋の新聞の方だったり、学長の前でも言ったんですけど、「日本一になる」って言った限りは、言葉に責任を持って、チームの日本一になりたい。なりたいじゃなくて、なります。
ーー今年度のチームの目標は?
今年も日本一だと思います。
ーー交流戦第一節に向けて
帝京戦で負けてから悔しい期間があって、そこからみんなが日本一のためにという1つの目標に向かって、今まで練習でハードワークをどんどんしてきたので、そこを発揮すると言うか、爆発させる場所なのかなとすごい楽しみな試合です。
ーー1年生との交流や、主将として周りから見られる立場で意識していることは?
交流の面で言えば、自分は仮入部で遅れて入ってきたので人付き合いがすごい難しくて、みんなが早く仲良くなっていて苦しかった時期もあったし、そういうのが絶対無いように話やすい環境を(作りたい)。どこかで物怖じをしたり、遠慮をしてしまったら、良いラグビーには繋がらないのかなと思っているので、そこの話しやすい環境を作りながらも上下関係はあるといういい塩梅でできたら良いなと思って、1年生と接しています。

TEXT/PHOTO=土田夏帆

