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2026.07.29
硬式野球

[硬式野球]「俺が何とかしてやる」走攻守で示した存在感/春季リーグ戦振り返りインタビュー第11回・大城戸陸琥


  春季リーグ振り返りインタビュー11人目は、走攻守でチームを支えた大城戸陸琥(総3=九州学院)。「今までの中では、一番東洋大学野球部に貢献できたシーズンになった」と確かな手応えを口にした。攻守で存在感を示し、チームのために戦い抜いた春。自身の成長や悔しさ、そしてさらなる飛躍を目指す秋への思いを語ってもらった。(取材日=6月30日、聞き手=福田和奏)



ーー入れ替え戦から数日経ちましたが、今改めて湧き上がってくる思いはありますか。

シンプルに本当に1部に残れて、秋もまた1部で野球ができるので、ほっとしているのと同時に、もう一回強い思いを持ってやらないと、また入れ替え戦というか、そういう争いになってしまうと思うので、次は上の争いができるように、また1から頑張っていきたいなという思いはあります。


ーー1部残留が決まった直後、涙を流していましたが、どんな思いでしたか。

その時はもう、何て言うんですかね。嬉しさというよりも、ほっとしたっていうのが一番大きくて、「良かったー」という思いが一番強かったです。


ーー残留が決まってから、チームのみんなとはどんな話をされましたか。

重なるんですけど、「本当に良かったな」と。本当に1部で野球ができるのが何よりなので、もう一回1部で野球ができるのが幸せなことだし、「本当に最高だな」という話はみんなでしました。



ーー青学一回戦には鈴木投手から3得点を奪いましたが、振り返っていかがですか。

やっぱり鈴木はいいピッチャーだっていうのは、やる前から分かってたんで。それぞれ個人個人でもそうですし、チームでもそうですし、バットを短く持つなどいろんな工夫をして臨んでたので、それがいい方向に結びついたかなと思います。


ーー今季は打率3割超えを達成したと思いますが、何か要因とかありますか。

大きく変えたのは、打球方向。打つ打球方向を変えたのが一番の要因でして、逆方向に打てるようになってから結構率が残せるようになったというのもありますし、何より内野安打が取れるようになったっていうのが、打率が上がった一番の要因かなと思います。 


ーー走攻守でチームに貢献していましたが、今季を自己評価してみるといかがですか。

今、大学3年生の春まで終わったんですけど、今までの中では、一番東洋大学野球部に貢献できたシーズンになったと思いますし、自分の中でもそれなりの、走塁面においても守備面においても打撃面においても、いい仕事ができたのかなというのは思います。



ーー春の個人成績を振り返ってどう受け止めていますか。

春が始まる前に「首位打者」「ベストナイン」というのを目標にしてたんですけど、ずっと食らいついてはいたものの最後の最後に、ちょっと打率が落ちちゃって。その首位打者っていうタイトルを取れなかったのはとても悔しいですし、ベストナインも取れなかったので、そこは秋に何としてでも取りたいなという思いは強いです。


ーーリーグ戦を通してご自身が成長した点はどこですか。

一番はメンタル面が一番成長したかなと思ってて。今までは打席に入る前とか打席に入った時に、すごい結果先行で結果を恐れて打席に立ってしまったりとか、「打たないとやばい」って自分を追い込んでしまってたんですけど。今回のリーグ戦を通して、対ピッチャーに対して強い気持ちで打席に臨めてましたし、「俺が何とかしてやる」っていう本当に強い、メンタル強い気持ちを持って打席に立ててたのが、一番このリーグ戦を通して成長できた部分かなと思います。


ーーチームとして今季優勝に足りなかったことは何だと感じていますか。

まあパッと思いつくのはピッチャーも含め守備面があまり上手くいかなかったなというのはあって。エラーもそうですけど、エラーも絡んでの失点だったりとか、三者凡退が少なかったので。三者凡退が一番攻撃にいい流れで繋がることだと思うので、それが少なかったのが、そういう要因としてあるのかなと思いますし。守備からリズムを作っていくのが野球の基本なんで、守備からのリズムを上手く作れなかったのが優勝に届かなかった原因かなと思います。



ーー今季の試合で一番印象に残っている試合とその理由を教えてください。

絶対入れ替え戦の3回戦ですね。


ーー國學院大と感じた差はどこにありましたか。

それこそ國學院は守備のエラーが、確か1部の中でも一番少なかったのかなと思いますし。バッティングに関しても、同じ失敗をしない打席をするバッターが多くて。「1打席目こうだったから、じゃあ2打席目はこうしよう」っていう修正・改善されてるのが見えたんで、そこの意識の違いであったりとか、そういう細かな部分が自分たちとはまだちょっと差があるなと思いました。


ーー入替戦にはどんな覚悟を持って挑みましたか。

まあちょっと大袈裟かもしれないですけど、3年生は「人生がかかっている」と言っても過言ではないくらい、3年生のシーズンって大事なので。本当に秋に1部でするのと2部でするのでは、本当に天と地ほどの差があると思ってたんで。入替戦にはもう本当に「絶対1部に残ってやる」という強い気持ちを持って、人並み以上の覚悟はあったかなと思います。



ーー2回戦の前に500スイングされたそうですが、どんな意識でバットを振っていたのですか。

さすがに「おっ…」って。あの、連続ティー、トスバッティングだったんですけど。試合前もやるのはあったんですけど、100とか200だったんですよ。500って聞いた時は、返事はしてたんですけど心の中ではびっくりして「まじか…」みたいな。さすがにびっくりしました。正直なことを言うと、絶対崩さないように。バッティングの調子が崩れないように、ちゃんと形を意識して、正しい形でスイングするっていうことだけを意識してやってました。


ーーどのくらい時間かかりましたか。

連続で振ったりするんで、30〜40分くらいでは終わりました。


ーー入替戦3回戦はいままでのリーグ戦と比べると雰囲気が良かったように感じましたが何が変わった?

そうですね。でもやっぱり、一人ひとりの心の中で「もう負けたら終わりで、勝ったら1部残留」っていう本当に、その1試合で決まる戦いだったんで、一人ひとりの思いが他の試合と比べると全然違ったのかなと。強い気持ちを持ってやっている人が多かったのかなと思うので、それがいい雰囲気に繋がったのかなと思います。



ーー個人として見つけた課題と、それを踏まえて夏と秋リーグに向けて取り組みたいことは何ですか。

盗塁なんですけど、盗塁を10盗塁以上したいなと今季思ってたんですけど、5盗塁で終わってしまったので。そこは春を通しての課題として今1つあるので、秋に向けて、またオープン戦や練習試合があったりするので、そこで盗塁の技術力を上げて、もちろん走力も上げて、秋は絶対に盗塁を多く取って、なんなら「東都の新記録を作る」くらいの気持ちで、盗塁にはこだわって秋はやっていきたいなと思ってます。


ーー秋の優勝に向けて、必要なことは何だと思いますか。

そうですね。やっぱり投手を投手を含め守備からもう一回作り上げていくことが、優勝への一番の近道だと思うので。バッティングは波がありますけど、守備に波があってはいけないと思っているので、そこはやっぱりどんな状況でも、しっかりと守備ができるチームを秋に向けてしっかりと作っていきたいなと、チームとしても思っています。



◇プロフィール◇

大城戸陸琥(おおきど・りく)

生年月日/2005・8・12

身長・体重/165㌢・70㌔

出身高校/九州学院

オフシーズンにやりたいこと/みんなでバーベキューをしたいです。毎年やってるんで。


PHOTO=スポトウ硬式野球班