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2026.08.03
硬式野球

[硬式野球] 劇的サヨナラ弾も通過点「勝負強さ」に磨きかける/春季リーグ戦振り返りインタビュー第16回・山内教輔

 

 春季リーグ戦振り返りインタビュー最後の16人目は、入れ替え戦第2戦で劇的なサヨナラ本塁打を放った山内教輔(総3=東海大相模)外野手。春は目標としていた打率3割、本塁打3本を達成。「負けている時に打てるようになった」と成長を実感する一方、打率を上げるため甘い球を「1球で仕留められるっていうところをテーマに」と進化を誓う。劇的な一打の裏側と、春のリーグ戦を振り返ってもらった。(取材日=6月30日、聞き手=福田和奏)




ーー入れ替え戦から数日経ちましたが、今改めて湧き上がってくる思いはありますか。

一番はホッとしてるっていう気持ちが大きいです。


ーー入れ替え戦の劇的サヨナラホームラン、あの打席の感触を改めて振り返ってみていかがですか。

いやもうあの時は今までで一番集中してた打席だったので、あんまり感触ないっていうか。無心だったので、あんまりそこは覚えてないです。


ーー1部残留が決まった直後、涙を流していましたが、どんな思いでしたか。

今年の春のシーズンは、楽しいっていうか、そういう思いが一つもなくて。ただひたすらずっとしんどいシーズンだったんで、こうやって最後、最低限ですけど1部残留できたっていうのでホッとしました。



ーー残留が決まってから、チームのみんなとはどんな話をされましたか。

最後の2試合は今まで練習してきたことがちゃんと出せた試合だったので、やっぱり「あの試合勝ちきれたのはよかったね」っていう話はしました。


ーー青学一回戦には鈴木投手から3得点を奪いましたが、振り返っていかがですか。

いいピッチャーだったので、1点でも多くっていう気持ちはありましたし、自分もチャンスで回ってきて「絶対打ってやろう」っていう気持ちになりました。


ーー一本欲しいところで打ってくれる打撃が印象的だったが、その「勝負強さ」の秘密は何ですか。

自分もともと去年までずっと、試合に出たり出なかったりっていうのが多かったんで、勝負強さっていうのもなかったですし。でも今年の春が始まる前の練習とかでも、「勝負強さ」っていうのをテーマにやってきたんで、リーグ戦でも少しは出せたのかなと思います。



ーー入れ替え戦含めると4本の本塁打、バッティングに磨きがかかってきた要因は何ですか。

シンプルに力がついたっていうのは自信になりました。1本ホームラン出たことで、立正大との3戦目に結構打ったんですけど、そこから自信がついて、どんどんそこから打てるようにはなりました。


ーー春の個人成績を振り返ってどう受け止めていますか。

自分はこの春始まる前に取材でも言ったんですけど、3割3本っていうのを目標として言ったんですけど、一応それは達成できたので、1ついいんですけど、もう一個、チームを勝たせられるようなバッティングがしたかったなっていうのは1つあります。


ーーリーグ戦を通してご自身が成長した点はどこですか。

負けてる時に打てるようになったっていうのは、一番大きいかなと思います。



ーーチームとして今季優勝に足りなかったことは何だと感じていますか。

ピッチャー、バッター含めて、その勝負強さっていうか、がもう一個足りなかったのかなと思います。


ーー今季の試合で一番印象に残っている試合とその理由を教えてください。

最後の入替戦の2試合目と3試合目なんですけど、やっぱり初戦負けて崖っぷちの中で、チームも、ああ絶対もう2部に行っちゃうっていうのはみんなの頭にあったと思うんですけど、その中で、割り切ってっていうか。全員割り切って、もう『練習してきたことを今まで出そう』みたいな感じだったんで。あの2つの試合も、負けてもおかしくない試合だったんで、そこの試合でチームが一つになった気はしました。


ーー1回戦負けてからどのようにチームで修正したのですか。

試合終わって寮に帰ってきてミーティングしてる時に、『たくさんの人が応援してくれているからその人たちのために戦おう』という話はされました。



ーー國學院大と感じた差はどこにありましたか。

國學院の時はこれ3戦とも全部僅差の試合だったんで、そこでの勝負強さというか。チャンスでの1本もそうですし、ピッチャーでは大事なところでホームラン打たれたりっていうのが多かったんで。この夏で勝負強さっていうのをテーマに、やったほうがいいのかなと思います。


ーー入替戦にはどんな覚悟を持って挑みましたか。

今までずっと、7期連続でしたっけ、2部のチームが入れ替わってたので。下から来るチームの方が強いっていうか勢いがあるんで、下から来るその勢いに負けないように上から、っていうのは話してて。でも初戦は応援とかもあって少し何も上手くいかなかったんですけど。でも、チームが一つになったから勝てたのかなと思います。


ーー専修大学の応援の圧は感じましたか。

応援というか守備守ってて、バックネットの裏から、専修側のアルプスまで、緑のメガホン持ってたりっていうのが多かったんで。こういうのが入替戦だな、っていうのは感じました。



ーー2回戦の前に500スイングされたそうですが、どんな意識でバットを振っていたのですか。

自分初戦打てなかったんで、まあ打てないなら、もうこれバッティング崩れてもいいやっていう。なんて言うんですかね、割り切ったっていうか、もう自分を捨てたって感じです。


ーー入替戦3回戦はいままでのリーグ戦と比べると雰囲気が良かったように感じましたが何が変わった?

3戦目の時は、もう勝っても負けても最後の試合だったんで、もうとにかく『全員で攻めよう』っていう話はしてて。守備でも攻撃でも、その1球1球で、試合の流れも変わりますし。全員で攻めていくことで相手にプレッシャーがいくと思ったんで、全員で攻めるっていうのは言いました、試合前。



ーー個人として見つけた課題と、それを踏まえて夏と秋リーグに向けて取り組みたいことは何ですか。

昨日の面談で井上さんとも話したんですけど、もうちょっと打率上げられるっていう話はされてて。自分もそうだなと思ったんで、ストライクに入れてくる甘い球を打てない時があったんで。やっぱりその1球で仕留められるっていうところをテーマに、この夏は自分はやっていきたいなと思います。


ーー秋の優勝に向けて、必要なことは何だと思いますか。

チームとしては最後の試合で、勝負強さっていうのが加われば、もう優勝争い行けると思いますし。この春も國學院の3戦目勝ってれば優勝争いできたと思うんで。やっぱり勝負強さっていうのが一番大事かなと思います。



◇プロフィール◇

山内教輔(やまうち・きょうすけ)

出身高校/東海大相模

生年月日/2005・10・25

身長・体重/177㌢・83㌔

オフシーズンにやりたいこと/みんなでバーベキュー行きたいなって感じです。


PHOTO=スポトウ硬式野球班