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※掲載が遅れてしまい、申し訳ありません。
7月12日、なの花薬局ジャパンセブンズ2026が秩父宮ラグビー場で行われた。男子セブンズシニアアカデミーに井戸川ラトレル(総2=國學院栃木)と坂本琥珀(総4=仙台育英)が選出され、シニアアカデミーの最終結果は4位。井戸川、坂本ともにトライを挙げるなど大いに存在感を見せた。
男子セブンズシニアアカデミーが初戦で激突したのは滋賀セブンズ。前半は東洋大から坂本が試合に出場し、前半を14ー5と大きくリードを保って試合を折り返す。後半開始直後、坂本と変わって途中出場したのは井戸川。その2分後、起用に応えるように井戸川がトライを決めて追加点を挙げた。最終スコアは33―5と危なげなく勝利を収め、2回戦に進出。
2回戦でも大阪府警ラグビー部相手に31-24と白星を挙げ、準決勝に駒を進めた。準決勝で相見えたのは帝京大学ラグビー部。前半は相手にゲームの主導権を握られる形で3つのトライとコンバージョンを許して0-17で試合を折り返す。後半は2トライを奪い返すも、帝京大の背中を掴むことはできずに12-29と敗戦した。

ステップで相手のディフェンスを交わす井戸川
今大会最後の試合となる順位決定戦で男子セブンズシニアアカデミーが激突したのはサムライセブン。前半は幸先よく先制トライを挙げるも、その後立て続けに2トライを奪われ、7-14と差を広げる形に。だが、ここで坂本が渾身のトライを挙げ、試合を振り出しに戻して前半が終わる。後半も1トライずつの奪い合いが続くが、相手のコンバージョン失敗もあり、スコアは21-19とシニアアカデミーがリードを奪った。このままリードを広げたいところだが、後半8分に逆転のトライを許し、21-26と黒星を喫(きっ)して大会を締めくくった。

最終戦でトライを挙げた坂本
大会を振り返って井戸川は「みんなで意見を言い合って、本当に切磋琢磨(せっさたくま)できて、今回の大会通して成長できた」と自身の変化について口にした。サムライセブン戦で前半ラストプレーでトライを挙げた坂本は「素直に嬉しかった」と顔を綻ばせ、チームがディフェンスにフォーカスしていたから生まれたトライで「チームのトライだった」と強調した。
シニアアカデミーとして大会を戦い抜いた2人の視線はすでに秋へと向けられていた。両者共に口にしたのは「リーグ戦全勝」そして「選手権優勝」。今大会で得た経験をチームに持ち帰り、さらなる成長を遂げる2人から目を離せない、秋はもうすぐそこだ。
坂本琥珀
ーーこの大会を振り返って
やっぱり自分たちはこの試合を重ねるにつれて成長できる部分や修正できる部分は増してきていたのですが、試合を重ねるごとに疲労感もあったので、そのリカバリーの分だったりとか、その試合の合間のそういったところもすごい大切だなとこの大会を通して思いました。
ーー最後の試合は前半ラストプレーでご自身のトライで追いついたが?
素直に嬉しかったという気持ちもあるし、多分チームがいろいろディフェンスを粘って、今まで自分たちディフェンスにフォーカスしてきていたところだったのでそういうところからのチームのトライだと思っています。自分自身も嬉しいし、チームにとっても、前半であそこでしっかり追いついたっていうのが、後半のパフォーマンスにつなげられたんじゃないかなと思いました。
ーー後半インゴール前で、その相手のトライをタックルで防ぐシーンもあったが、大会を通じて手応えに感じた部分はあったか?
フィジカルの部分でやっぱり2試合目、3試合目のところで(タックルが)上で入ってしまって結構ゲイン、モメンタムとか作られていた部分とかあったんですけど、自分はそのファーストで入る人はしっかり一番低いタックルで、刺さるっていうのは意識していて次につながるプレーになったと思うので、最後まで諦めないというところで、そういったところは良かったんじゃないかなと思ってます。
ーー課題や改善したいところは?
そのディフェンス自体は良かったんですが、やっぱりボールを取り返すといったところで、ジャッカルであったりとか、セブンズは1人巻き込まれると、6人でプレーしたりと広いスペースを守る人数が多くなってしまうので、いかに7人で立ってプレーしていられるかが大事だと思うので、そういったところでアグレッシブに動くこと。あとはラックの攻防、そこを強化していかなければいけない部分だなというふうに感じました。
ー昨年は負傷で交代という形で大会を終えたが、今年はどんな風にこの大会に臨んだか
そうですね。この大会で昨年怪我をしたんですけども、トレーナーの方だったりとか、スタッフの方々、大学の人はもちろんそうなんですけど、すごい支えてくれたところで感謝っていうのがあるので、こういった環境でラグビーできることにすごい感謝してプレーしました。
ーー秋に向けて
関東大学のリーグ戦で1位という目標はまだ成し遂げられていないと思うので、一番最初の目標は、大学選手権日本一というところなので、まずはリーグ戦、目の前の目標、そこをしっかり全勝して選手権につなげられたらいいなと思ってます。
井戸川ラトレル
ーー試合を振り返って
東洋と違っていろんな大学から集まってきているので、みんなで意見を言い合って、本当に切磋琢磨できて、今回の大会通して成長できたなと思います。
ーー一試合目のトライについて(心境や意識したこと)
意識したことは、スクラムになった時から隣の人と話してて、ちょっとでもらうって言ってたんで、それを星さんがいい感じに僕に繋げてくれただけです。
ーーシニアセブンズアカデミーに選出された時の心境
嬉しかったです。
ーー今回の試合の手応えや課題
三戦目の帝京戦が特にフィジカルが強く、相手にそのまま流れも使われたので、それを東洋に持って帰って、フィジカルで負けない体を持ってきて、自分が後半から入ってくる時には(流れを)変えられるような選手になります。
ーー秋に向けて
東洋でもずっと体作りをやってるので、そこで相手を圧倒して、全勝して優勝して、選手権も優勝狙っていきたいです。
TEXT=土田夏帆、PHOTO=土田夏帆、三木万由子

