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2015.12.17
コラム

第491回 脇腹痛に始まり、脇腹痛に終わった一年 執筆者・美馬蒔葉


 はじめまして。美馬蒔葉)と申します。文学部哲学科に在籍し、哲学演習というゼミのような授業で「死」について考えています。

東洋大に進学するまで、北海道で生まれ育ちました。12月に雪がないことに違和感を覚え、未だに冬であることを忘れてしまいます。


 部会は、硬式野球・アメフト・柔道・少林寺拳法・卓球を担当しています。目標は「思わず話したくなる記者」。一生懸命頑張ってまいりますので、webや紙面に目を通していただけると幸いです。


 


タイトルは愛してやまない岸孝之投手(以下、岸くん)の今年を振り返った一言(私が考えた)です。


小学生のとき、たまたま見た紙面に「岸10K」と共に載っていた写真で一目惚れし、それからずっと岸くんを応援しています。


あのしなやかさ、曲がりすぎカーブ、キレのあるまっすぐ、あの奥二重の大きな目、すらっとしているのに投げぬく姿…。ああもうすべてが素敵。


2014年は1000奪三振、ノーヒッター、最高勝率を記録したため、私が稼いだバイト代はほぼ岸くんに消えました。


それでも全く後悔はありません。


ただ好きなだけではありません。彼は私にとって人生を良い方に向かわせてくれた神様のような存在です。


 


それもそのはず、岸くんは私が野球好きになるきっかけの人物です。


あの日、岸くんが活躍していなければスポトウに入っていないでしょう。


野球に出会ってなければなかった出会いがあまりにも多くあります。


本当に特別な存在。引退してしまったらどうしよう。私はひからびてしまいますね。笑


私の野望は、岸くんの引退試合で場内アナウンスや引退セレモニーに携わること。または岸くんの記事を書くこと。

岸くんへの感謝も込めて、ぜひともやりたいことです。


もしかしたら私の「岸10K」との出会いのように、人生が大きく変わる方がいるかもしれない。そんな「いつ起こるかわからない衝撃」のお手伝いをしたい。西武の秋山翔吾外野手は地方紙のインタビューで「新聞は形として残るから私の財産」とおっしゃっていました。私自身もそうで、岸くんがノーヒッターを達成した試合や、故障明けに完投勝利した試合は「思い出に」と、必ず新聞を購入しました。一生手元に残るもの。毎試合誰かの代わりの目になって、感動を文字で表し、その人の宝物を作りたい。あの日受けた衝撃を今度は発信したい。


岸くんを熱く語りました。本当に好きなのです。中学生のときはブルーレジェンズ(西武のダンサー)になりたいと思っていましたが、50m10秒の私にはあまりに高い壁でした。

記者になってときめきを発信できたら、と思います。

これからのスポトウ、もっと期待してください!



最後に、今日はスポーツ東洋第71号の校了日です。三年生が携わる最後の号。三年生の先輩方にはたくさんの宝物をいただきました。今までなにも成し遂げたことがない私に、夢中になれるものをくださり、本当に感謝しています。一緒に取材できるのは箱根駅伝しかありませんが、残り少ない時間でもっともっと吸収していきたいと思います。



お読みいただき、ありがとうございました。