Article

記事


2015.12.19
陸上競技

[陸上競技]富士山駅伝に向けて最終レースに臨む

第16回日本体育大学女子長距離競技会

12月19日(土) 日本体育大学健志台陸上競技場


女子3000m

3組

24着 佐藤真 10'46"24

30着 柴田 10'54"75

4組

21着 小笠原 10'28"02

27着 梨本 10'42"57

DNS 曽我

5組

10着 永木 10'09"99

12着 渡部 10'11"56

DNS 天羽

DNS 黒澤

DNS 岩崎

DNS 山田

DNS 森田

6組

2着 室伏 9'45"48

7組

14着 平山 9'44"59

20着 内田 10'01"94

DNS 佐藤早


Image title

室伏は「富士山駅伝につながるレース」と手ごたえをつかんだ


Image title

2週連続のレースに臨んだ平山


 いよいよ2週間を切った富士山駅伝前最後の記録会となる日体大記録会に、女子長距離部門から9名が出場。富士山駅伝に向けて最終調整を行った。

 

 先週に引き続いての出場となった今回は、チームの中でも比較的疲労の少ない選手が練習の一環として3000mに臨んだ。しかし、強い風が吹くコンディションの中、各選手とも苦しいレースを強いられる。その中で、6組目に出場した室伏(食1=白鴎大足利)は自己ベストを更新した。位置取りがうまくいかず集団後方の外側からのスタートとなったが、中盤を過ぎてからしっかりとペースアップ。前半は位置取りに苦戦したものの、後半は気持ちも走りもうまく切り替えられたことで、「駅伝につながるレースだった」と手応えをつかむレースとなった。

 また、7組目には平山(ラ3=酒田南)と内田(食2=学法石川)の主力二人が出走する。練習では調子よく走れていた中で先週は思うようなレースができなかった平山は「いいイメージで走ることを意識していた」と、目標通りのペースを刻んでいく。中盤にペースアップした集団から離れてしまい、「対応できていたら9分30秒台も出ていたと監督とも話していた」と悔しさも残ったが、まずまずの記録でゴール。一方内田は風の影響を大きく受けたために序盤で集団から離れてしまうが、単独走になってからも自分のペースを守り、10分一桁でレースをまとめた。両選手とも今回の課題を修正し、富士山駅伝に合わせていきたいところだ。

 

 今月30日のシーズン締めくくりとなる富士山駅伝は、4年生にとって最後の大会となる。「チームをつくり上げてくれた4年生が笑顔で終われるようなレースをしたい」と、下級生も特別な思いを持って試合に向かっている。同じ思いを胸に戦うチームの全員駅伝で、一つでも上の順位を目指す。

 

■コメント

・永井監督
富士山駅伝に向けて記録会でいい動きができれば、いい刺激が入ればということで臨んだ。室伏、平山、内田は10分切りくらいでいければということだった。風があったがうまく集団の中で人を利用しながらいいレースをしてくれた。内田は少し風の影響を受けて早めに離れたが、まとめてくれたので3人については富士山駅伝に向けていい仕上がりになっているかなと。練習でも夏から故障もなく同じ流れできているので富士山駅伝では主力として主要区間をしっかり走ってほしい。(欠場選手については)特にけがではなく、疲労がたまっている選手は板倉で長い距離のペース走を行っている。このチームで最後の駅伝なので、足並みをそろえて来週から富士山駅伝に向かっていければと。(富士山駅伝での目標は)昨年は15位だったので、それよりは一つでも順位を上げてゴールしたい。4年生も卒論などが忙しい中でチームの縁の下の力持ち的な役割を担ってくれているので、全員で笑ってゴールできるように頑張ります!

 

・平山(ラ3=酒田南)
今日の3000mはこのレースにかけるというよりも富士山駅伝に向けての一つ練習としていたので、そこまでここに合わせたわけではない。とりあえず前回の5000mがあまりいいイメージで走れなかったので今回はいいイメージで走ることを意識していた。(1000mを)3分15秒で刻むことを目標にしていた。トータルではそのタイムでいけたが、ラストは3分15秒でいけなかった。いつもは最初の入りで体が動かなかったりとかしたが、今日は最初からいい動きができて楽に走れていた。しかし中盤で前のペースが上がってからそれに対応できなかったのが悔いに残った。対応できていたら9分30秒台も出ていたと監督とも話していた。中盤に周りのペースが上がったときに対応することを課題としていきたい。(富士山駅伝に向けて)あと10日あるので今日できなかったことをしっかり修正していきたい。1期生の先輩たちとの最後の駅伝になるので、みんなが調子いいわけではないが今発揮できる力を出して笑顔で終われたらなと思う。

 

 

・室伏(食1=白鴎大足利)

練習の一環として出場していて、自分としては富士山駅伝のレースを意識して走った。自分は3000mの公認記録が遅いので、タイムを狙うというよりは内容を重視したレースだった。スタートをうまく切って前半の速い流れに付いていって、後半切り替えて自分のペースで上げて終えるというプランを考えていた。スタートがうまくいかず位置取りで苦戦して、2000mまで落ち着かなかったので、前半は自分のレースができなかった。後半上がって終われるレースだったところは、駅伝につながるレースだったと思う。ベストが出たのは嬉しいが、タイム的にはまだ上を目指したい。(富士山駅伝に向けて)調子は普通。悪くない。まだ1年生だからこそ、元気いっぱいの走りで。富士山駅伝は4年生最後の大会で、このチーム最後の駅伝になるので、チームをつくり上げてくれた4年生が笑顔で終われるようなレースをしたい。


TEXT=青野佳奈 PHOTO=石田佳菜子、福山知晃