記事
※掲載が遅れてしまい、申し訳ありません。
7月5日、秩父宮ラグビー場で第13回関東大学ラグビーオールスターゲーム2026が行われた。今年、東洋大からは山下源也(総3=熊本工)とシオネ・テネフフ(総3=目黒学院)、福永昇三監督の3名がリーグ戦選抜に選出された。
今大会の目玉ともされるリーグ戦選抜対対抗戦選抜のこの一戦。17時、キックオフを迎えた。まず、先制点を挙げたのは対抗戦選抜。前半14分、対抗戦選抜スクラムから大和哲将(明治大)が猛烈なゲインで進み、左にパス。ボールを受け取った名取凛之輔(早稲田大)がそのままトライを挙げ、スコアを0ー7とした。そしてその4分後、やり返すと言わんばかりにリーグ戦選抜も左に広くパスを展開して丸尾瞬(関学大)がグラウンディングし、試合を振り出しに戻した。24分、対抗戦選抜がパスでギャップをつくと服部亮太(早稲田大)が抜けだして、白石颯(青学大)にパス。そして清水健伸(早稲田大)にボールがわたり、トライを決められた。37分にさらに追加点が加わり、スコアは7―21となる。

ボールキャリーを魅せる山下
やられっぱなしでは終われないリーグ戦選抜。前半終了直前の41分、左にパスを展開し、最後に三浦幹太(法政大)にボールが渡ってフェイントで相手ディフェンスを交わし、独走トライを決め、14ー21で試合を折り返す。後半は前半の流れをそのままに、対抗戦選抜が3つのトライを連続で決め、得点の山を築き上げる。24分、リーグ戦選抜はラインアウトでこぼれたボールをヴィリケサ・リモリモ(立正大)がキャッチ。外にパスを出し、川村航平(東海大)がボールを受け取って相手のタックルをモノともせずにグラウンディング。21―40と点差を縮めた。この勢いをそのままに差を縮めていきたいところだが、対抗戦選抜がこの後も2トライを決めてそのまま試合は終了。21ー54でこの一戦は幕を下ろした。
タックルに入るテネフフ
大会を終えて山下は「最終的に負けてはしまったんですが、楽しいメンバーといいゲームができた」と充実した表情を浮かべた。テネフフは「競技レベルは非常に高く、リーグ屈指の選手たちとチームメイトとして、あるいは対戦相手としてプレーすることで、多くのことを学びました」と普段は相手チームとして対戦する選手と共に肩を並べて戦った経験を振り返った。
今大会、普段は対戦相手として相まみえる相手と肩を並べて戦った2人。大学ラグビートップクラスの選手たちとの戦いを経て、得た収穫も大きかったようだ。その収穫を秋に持ち帰り、さらなる高みを目指す。

試合後の集合写真
山下源也
ーー本日の試合の振り返って
そうですね。即席メンバーで大変なメンバーだったのですが、みんな良いコミュニケーションを取れていました。最終的に負けてはしまったんですが、楽しいメンバーといいゲームができたかなと思ってます。
ーーリーグ選抜に選ばれた時の心境は
単純に嬉しかったですね。リーグ戦、沢山のチームがあってみんなの思いを背負えることはすごく嬉しく思います。
ーー他大学の選手と交流してみて
やっぱりそれぞれ大学で雰囲気が全然違くて、それぞれいい大学の持ち味がでたので、それを学べる所はしっかり学んでいきたいと思ってます。
ーーチームの雰囲気は?
フィールド外でも、ほんとにコミュニケーションはじめましての人も多かったんですけど、みんなもうラフに話せるようになりました。
ーー短い時間の中でコミュニケーションでどんなことを意識したか
最初はやっぱり名前を覚えることです。名前を覚えて、そこからじゃないとコミュニケーション取れないので、全員の名前をしっかり覚えることからはじめました。
ーー同じくテネフフ選手も選出されたが、安心感は?
やっぱりありましたね。1人で来るのと全然違いますね、仲間がいると。
ーーオーストラリア遠征の際に一緒に行った選手が相手にいたが、気持ちの入り方に違いは?
知り合いというか一緒にオーストラリアでプレーしたので、多少意識はしてました。それでリーグ戦というみんな背負ってるっているものがあったので、そこはもうグラウンドに入ったら関係なしにしっかり自分のやることを意識しました。
ーー即席チームの中だからこそ見つけられた気付きはあったか
時間が限られてる中で質の高いコミュニケーションを求められるんですけど、みんなそれぞれのチームのトップというかチームを引っ張っているメンバーなので、個人のコミュニケーションの質が高いなって感じました。
ーー秋に向けてどんな準備をしていくか
まず個人の準備をしっかりするのと、チーム全体でもレベルを上げていかなきゃいけないので、そこはこの選抜でいい経験できたので、それを生かして頑張っていきたいですね。
シオネ・テネフフ
ーー試合に出場しての感想
オールスター戦に出場できたことは、素晴らしい経験であり、光栄なことでした。競技レベルは非常に高く、リーグ屈指の選手たちとチームメイトとして、あるいは対戦相手としてプレーすることで、多くのことを学びました。
ーー普段は対戦相手である選手たちと同じユニフォームを着ることについて
普段は互いに競い合っている相手なので、最初は少し不思議な感覚でした。しかし、試合が始まるとうまく連携が取れ、チームメイトとしてプレーすることを楽しむことができました。
ーーチームの雰囲気
とても前向きな雰囲気でした。全員が互いに支え合い、コミュニケーションをしっかりと取りながら、真剣に試合に取り組みつつも楽しんでプレーしていました。
ーーリーグ選抜チームに選出されたことについて
選出されたことを誇りに思い、感謝しています。東洋大学やチームを代表することに誇りを感じますし、これからも成長し続けようというモチベーションにもなりました。
ーー今後の秋季リーグ戦に向けた準備
今回の経験で学んだことを活かし、引き続きハードなトレーニングを積んで、体力と技術を向上させたいと思います。そして、秋季シーズンにおいてチームが目標を達成できるよう貢献していきます。
TEXT/PHOTO=土田夏帆

