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2026.10.10
ラグビー

[ラグビー]鉄紺戦士たちが前節に続く大差で立正大に快勝!!/2026年度関東大学リーグ戦1部第3節・立正大戦

関東大学ラグビーリーグ戦1部第2節・立正大戦

会場 熊谷ラグビー場Bグラウンド

東洋大 43{19-7、24-5}12  立正大 



番号Pos.名     前                  
1PR山下源也(総3=熊本工)
2HO岩崎ヴィージェ―純(総2=目黒学院)
3PR岡田恭和(スポ3=脇町)
4LOシオネ・テネフフ(総3=目黒学院)
5
アルメイダ聖(総2=日本航空石川)
6FL大槻神戸(総2=Auckland Grammar)
7
ナモア・ファタフェヒ(総4=桐生第一)
8NO8ロケティ・ブルースネオル(総1=目黒学院)
9SH生田旭(総3=國學院栃木)
10SO永吉天馬(総1=クライストチャーチボーイズ)                 
11WTB井戸川ラトレル(総2=國學院栃木)
12CTBラトゥ・カヴェインガフォラウ(総1=目黒学院)
13
浅尾至音(スポ4=城東)
14WTB梅木颯斗(総3=黒尻沢工)
15FB池渕紅志郎(総3=城東)
16Re.小峰佳士(スポ3=目黒学院)
17
各務陽向(スポ2=関商工)
18
フープススティーブン武蔵(総4=開志国際)
19
山口英之介(総3=熊谷)
20
アグゥ玲央マティンス(総1=東洋大牛久)                 
21
黒岩稜(総1=大分東明)
22
石掛諒眞(スポ2=目黒学院)
23
中山二千翔(総3=日本航空石川)


鉄紺がリーグ戦優勝にはずみをつける開幕3連勝を挙げた。

4日、熊谷スポーツ文化公園ラグビー場Bグラウンド で東洋大学と立正大学の試合が行われた。立ち上がりは立正大の攻撃への対応に苦戦するも、徐々に本来の勢いを取り戻して最終スコアは43ー12。後半の4トライで一気に立正大を突き放してリーグ戦3連勝となる白星を飾った。

校歌斉唱する選手たち

雲の切れ間から光が差し込む空の下、東洋大のキックオフで始まった。試合が動いたのは14分、マイボールラインアウトからモールになり、両校が激しく押し合う展開に。東洋大のFW(フォワード)陣が一気に押し進め、少しずつトライゾーンに近づいていき最後はHO(フッカー)岩崎ヴィージェー純(2年)がトライゾーンに飛び込んで先制点を挙げる。ラインアウトモールから得点という強みが大いに現れた場面だった。


その3分後に立正大も反撃に出る。相手ボールラインアウトを献上するとモールを形成し、トライゾーンに迫らんと立正大が押すもそれを許さない東洋大のFW 陣。その後すぐさま立正大は右にボールを回して、CTB(センター)橋本大尊(3年)がディフェンスの間を抜け出してトライを許した。


前半は立正大の攻撃への対応に苦戦し、敵陣でプレーできない時間が続いていた東洋大。「相手の得意なキッキングゲームに付き合わないために用意していたものがうまくいかなかった」とCTB浅尾至音(4年)主将も振り返る。

力強いゲインを披露するロケティ

それでも30分にはNO8(ナンバーエイト)ロケティブルースネオル(1年)が右サイドを勢いよく駆け出すと、ディフェンス3枚を引きつけて横を走るWTB(ウィング)梅木颯斗(3年)にパス。そのまま梅木が抜け出してトライ。39分にはトライゾーン目前まで迫るとFL(フランカー)大槻神戸(2年)が相手のタックルに阻まれながらもトライゾーンにボールを沈めた。スコアは19-7と前半から2トライ差をつけて試合を折り返す。


後半になって東洋大は少し戦術を変えた。自分たちが蹴ったハイボールを自分たちで再獲得したり、ターンオーバーを狙ったりと立正大の苦手なところを突いていく。「相手の苦手なところをどんどん攻めることで自分たちの勢いが出た」。7分に再び岩崎が、16分にFLナモアファタフェヒ(4年)がトライを挙げてさらにリードを広げ、スコアを31-7とした。


リードを広げてもなお、攻撃の手を緩めない。29分、東洋大マイボールラインアウトの場面で一度は取りこぼしたものの、ボールがこぼれたところを見逃さなかったアグゥ玲央マティンス(1年)がボールを一気にトライライン近くまでキャリー。そしてラック際を次々と突いて前進し、最後はPR(プロップ)山下源也(3年)がトライゾーンにボールをねじ込む。34分には、先制時と同様にラインアウトモールでトライラインに迫り、各務陽向(2年)が飛び込んで得点の山を築き上げた。

ボールをキャリーするアグゥ

試合終了間際に立正大がボールを右サイドに展開。懸命にディフェンスに入るも、パスをつながれて宮川晴登(4年)に最後はトライを許した。


最終スコアは43ー12と前節の専修大戦同様に大差をつけての快勝となった。一方で12失点には課題も残った。試合前は「0点に抑えよう」とチーム内で話していた中で、相手に奪われた2本のトライはいずれも自分たちのミスによるもの。浅尾主将は「後半きつくなった状況で自分たちからペナルティをしてしまって、自陣に入られて動けなくなったことでスコアにつながってしまったので、そこは修正していかないといけない」と課題を口にした。


次節は18日、川越運動公園陸上競技場で法政大学を迎え撃つ。ホームタウンである川越を舞台に繰り広げる一戦に「恩返しの気持ちを持ちながら、自分たちの強みをどんどん出す試合にしたい」と浅尾主将。リーグ戦もいよいよ折り返しを迎える。さらに熱気を増していく鉄紺戦士たちの戦いに目が離せない。



監督コメント

◇福永昇三監督

――今日の試合を振り返って

立正さんは特殊なキックを多く使って、リズムがちょっと違うのでそれに合わせる必要はないんですけど、その辺がちょっとギャップを突かれたなと思いました。その後はリズムと強度とスピード感が自分たちのペースにもっていける感覚がハーフタイムからありました。準備したディフェンスなどは徐々に機能し始めています。もちろん修正部分はあるのでしっかりと修正して次節に行きたいと思います。

――かなり早い段階でSHが生田選手から黒岩選手に変わりましたが、安定していた

夏くらいからかなり力をつけてきて、部員たちも(生田と)変わらないくらいの実力を認めているくらいです。(黒岩が)いたので早めに替わっても心配ないと、こちらとしても安心して替えることができました。

――黒岩選手はとても自分で前に出る選手に見えたが

普段は優しいですけど、試合になるとすごく気持ちを出してくれる。将来楽しみな選手です。ずっとジムにいますよ。今年の1年生は特にそうなんですけど、朝から晩までずっとジムで体を鍛えています。シャツ着てるから何とも言えないですけど体が違います、脱いだらすごいので(笑)まだまだ自信があるんだなという体をしています。

――モールでトライ、BKが走り切ってトライなど、色々な点数の取り方があってチームの一体感が見えましたが、監督から見てどうだったか?

誰が個別に特別なことはないですし、東洋大学のチームらしさというか、みんなで頑張ろうというのはチームのポリシーでありますから、誰がどこに入ってもどこからでもトライを取ることができるというのが私たちのラグビーなので、そういう部分では今日は色々なトライをお見せできて良かったかなと感じています。

――最後の立正大のトライは許したくない部分ではあった

許したくなかったですし、モールもスクラムももっと取れたという感覚があると思うので、選手みんなに伝えましたけど、気を引き締めて次に向けて準備したいと思います。

――前節の専大戦、あの一戦を経て選手たちも何か変わったような感じがあったか

本当に思いがつながることを実感した専大戦でした。今日の前半の強度の高い部分で少しタイミングが合わずというところが出ましたけど、本当に文化というか伝統というか、そういった思いをのせてプレーできているのかなと感じますね。

さらに神真広(スポ4=青森山田)という4年生が骨折してしまいました。このあまり良くないタイミングで、今シーズン厳しいんじゃないかなという手術になるので、昨日その話をしたときに真広のために頑張ろうと。我々は全力で走れる、タックルできるわけで、彼はこのユニフォームを着てできないかもしれないということを選手たちが言って、「1.2.3真広!!」とやっていたので素晴らしいなと。仲間想いの良いキャプテンですよ。

――次の試合に向けて

とにかく一戦必勝で、一つ一つディフェンスを整理して、ブレイクダウンにこだわって一日一日を積み重ねていきたいと思います。



主将コメント

◇浅尾至音

ーー試合を振り返って

相手の得意なキッキングゲームに付き合わないために用意していたものがうまくいかなくて、前半はリードされる展開もありました。後半から戦術を変えて、自分たちが蹴ったハイボールを自分たちで再獲得したり、ターンオーバーを狙ったりと、相手の苦手なところをどんどん攻めることで自分たちの勢いが出たのかなと。前半はペースが落ちていたので、後半の入りから一気にギアを上げていきました。

ーー12失点についてどのように捉えているか

試合前は0点に抑えようと話していたので、2本のトライをされたことは少し課題になるのかなと。前半の失点も後半の失点も、自分たちのミスからだった。ノーペナルティで試合を進めていこうと話していましたが、後半きつくなった状況で、際のところで自分たちからペナルティをしてしまって、自陣に入られて動けなくなったことでスコアに繋がってしまったので、そこは修正していかないといけないと思います。

ーー次節に向けて意気込み

川越には自分たちのチームのルーツがあるので、応援してくださる方が多いと思います。その方々に恩返しの気持ちをもちながら、自分たちの強みをどんどん出す試合にしたいと思います。


◇黒岩稜

ーー試合を振り返って

こんなに早くに交代するとは思っていなくて。自分も一応準備はしてきていたのですが、自分の思っていたプレー、チームが思っていたプレーがあまりできていなかったです。そこを再来週からの4試合に、つなげていけたらなと思います。

ーー何分くらいで変わっていたか

15分くらいというところで。もともと怪我が多いので、自分も準備はしていましたが、思った以上に早く交代することになりました。

ーー前半はなかなか苦戦する場面もあり、後半からは東洋の勢いが増しているように見えたが、前半と後半でチームがどういう点で違ったか

前半は相手のペースで相手の得意なキックでエリアを取られて自陣で苦しむ時間が多くなったのですが、後半は自分たちが練習してきた、そのハイパントを上げて、再獲得して、そこからまた順目に振ったり、逆目に振ったりというのを、うまく使っていこうという話になってそこからうまくいくようになりました。

ーー同じ1年生で一緒に試合に出ている人もたくさんいるが、気持ちの面で影響は?

やっぱり自分も、生田旭さんは、いつか越えたいと思っています。そこで9番を背負ってプレーするというところも憧れで自分ももっと頑張っていかないといけないかなと思っています。

ーー次の試合にむけて

変に緊張せず、自分たちのやりたいことを明確にして、一つ一つの試合を大切に頑張っていきたいと思います。


TEXT=土田夏帆、PHOTO=土田夏帆、市澤結衣、三木万由子、松崎絵