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2016.02.18
コラム

第499回 新たな気づき 執筆者・千野翔汰郎

 みなさんお久しぶりです。コラムを書くのも最後になりました、千野翔汰郎です。先日、スポトウを引退したのでこれが本当に最後の活動になります。

 まずは、私が担当させていただいた硬式野球部、ラグビー部、ボクシング部、柔道部の皆様3年間取材をさせていただき、本当にありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

 さて、本題に入りたいと思います。何を書こうか色々と考えたのですが、今日は最近感じたことについて書いていきたいと思います。先日たまたま見ていたテレビに、あるお寺の住職の方が出演されていました。その方は過去1300年で2人しか達成していない千日回峰行や9日間飲まず、食べず、寝ず、横にならずという四無行を行った人ということでお話をされていました。その行の内容が常識の範囲を超えていて、大変衝撃を受けたのと同時にものすごく惹きつけられました。

 「千日回峰行はすごいけどみんながやったら社会は成り立たない。ではなぜこんなに苦しい修行をするのか。人生=修行であり、自分はこの修行をすることを与えられたからそれを全うしなければならない。人にはそれぞれ与えられた人生があるから、それを全うすればいい。」

 私はこれまで生きてきて、心から尊敬できると思った人がいなかったのですが、この言葉はとても心に響きすごく説得力があり尊敬できる人だと思いました。

 小学校や中学校、高校と振り返ってみた時に、なんで自分が?とか、なんでこんなことをしなければいけないのか?と人と比べて理解できないことが多かったのですが、まさにこの言葉が答えだということに気付きました。

 とても良い人を知ることが出来たので紹介させていただきました。ぜひ興味を持っていただいた方は調べてみて欲しいなと思います。こんなところで終わりとさせていただきます。最後にスポーツ東洋の活動に関わっていただいたすべての皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。