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新主将・笹川(営4=浦和学院)を筆頭に新たなシーズンが幕を開ける。昨年の絶対的エースだった原樹理(H27年度営卒=東京ヤクルトスワローズ)が抜け、今年は打の東洋復活を目指す。開幕を前にした今、監督、選手は何を思っているのか。9日間に渡ってお届けする。
第6日は、安西聡外野手(営4=聖光学院)。中心選手としてチームを引っ張る彼は、下級生の頃から試合に出場し、経験も豊富だ。最高学年となり、責任や周りからの期待が大きくなる中、彼の抱く思いに触れた。(取材日:3月19日、聞き手・美馬蒔葉)
――オープン戦での調子はどうですか。
チームとしては大学のチームには負けなしで、社会人には負け越してるんですけど、今年はピッチャーがいないと言われている中で、野手がもっと頑張らなきゃならないなと感じました。
――監督から日々言われていること。
気持ち出していけ、と。結果ではなく、相手に向かっていく姿勢、攻撃的な野球が東洋の野球だと思うので、そこは出して行けと言われています。
――最高学年として。
去年は原さんが引っ張ってくれて、野手が打たなくても原さんが抑えてくれたので勝てましたが、今年は絶対的なエースがいない。ただ、野手が下級生の頃から経験してる選手が多いので、阿部(営4=帝京)や笹川、鳥居(営4=愛工大名電)とか、引っ張っていかなければならない立場なので、責任を持ってやっています。
――ピッチャーが不安材料ではありますか。
10点くらい取られるとは言われてるんですが、不安と言われながらも、5点以内には抑えてくれている。その中で野手はもっと打たなければならないんですが、ピッチャーに不安というより、打たれるものだと思ってやれと言われているので、そこでもっとピッチャーを助けなければと思います。
――後輩へ指導やアドバイスはしますか。
自分はそういう面で監督にそういうのは教えろと言われているので、守備とかはアドバイスはしています。チームが向上するには大事で、当たり前だと思うので、そこは大切にしています。
――1部優勝へのキーマンは?
全員!皆で勝ち取っていきたいです。
――最後に、春の目標を教えてください。
個人的には3割打つ。盗塁はシーズン5つできたらいいです。
チームは日本一目指してやっているので、まずは第一カードの専修大戦に向けて勝てるように準備します。