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新主将・笹川(営4=浦和学院)を筆頭に新たなシーズンが幕を開ける。昨年の絶対的エースだった原樹理(H27年度営卒=東京ヤクルトスワローズ)が抜け、今年は打の東洋復活を目指す。開幕を前にした今、監督、選手は何を思っているのか。9日間に渡ってお届けする。
1年春から登板し、昨年は期待も大きかった飯田(営3=常総学院)。しかし右肩を痛め、公式戦では1試合も投げることができなかった。その悔しさを胸に、今年にかける思いを語った。(取材日:3月19日、聞き手・菅野晋太郎)
――冬の間どのような練習をしてきましたか。
1年間投げていなかったので、周りの投手との差は大きいと思っています。なので、まずは投げるスタミナをテーマにやっていました。基礎体力をつけるためにランニングをしたり、投げ込みの球数を多くしていました。
――ケガの影響はありませんか。
全くないです。でも、打たれてしまっているので、打たれないために一から配球を研究したり、もっと努力する必要があると思います。
――今の調子はいかがですか。
バランスを崩してしまっているのが現状です。変化球があまり決まらないので、投げ込みでは変化球を多めに投げるようにしています。直球は少しずつ良くなっていると感じています。
――オープン戦ではどんな意識を持って投げていますか。
打者にどれだけ投げられるのかが大事になってくると思います。一球一球を大切に投げています。
――打者には1年間投げていませんでしたが。
今は打者の間に合わせてしまっていて、バッティングピッチャーのようになってしまっています。
――それを克服するために何か取り組んでいることはありますか。
プルペンで投げるとき、打席に立ってもらうようにしています。
――自分の良さは何だと思っていますか。
テンポの良さです。
――テンポを良くするためにどんな投球を意識していますか。
卒業された原さんは、常に投手有利のカウントで投げていました。打者との間をずらしていたりと工夫もされていので、原さんのいいところを自分にも活かせたらと思っています。
――他の投手から刺激を受けることはありますか。
負けないようにしたいと思いながら、やっています。だからといって、焦っても良くないので焦らずにやりたいと思います。
――今年はどんな役割を求められると思いますか。
軸になって投げなければいけないと思っています。責任を持って、任されたイニングを投げることが自分の仕事です。
――最後に今年の目標をお願いします。
チームとしては東都優勝、そして大学日本一。個人としては確実に一人ずつ抑えることでチームの勝利に貢献したいと思っています。