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2016年度関東学生アーチェリー男子リーグ戦 2部
4月17日(日)成蹊大レンジ
男子 第4戦
東洋大3506―3403上智大(上位6名の合計)
個人成績
50m 30m TOTAL
1増川 249 306 555
2大澤 276 305 581
3星野 261 311 572
4武 280 319 599
5田山 260 310 570
6今橋 191 296 487
7中野 293 336 629
8橋本 231 311 542
東洋大3506(中野:629、武:599、大澤:581、星野:572、田山:570、増川:555)
強風の中でも持ち前の安定した射を見せた中野
ルーキーの大澤は3番手の成績でチームに貢献した
強風、雨という悪天候の中行われたリーグ戦第4戦。男子チームは「当初から意識していた」という上智大戦を制し、入れ替え戦へ弾みを付けた。
春の嵐の中、厳しい戦いになった。強い風が吹き付け矢が煽られてしまう。「風に影響されすぎた」と今季好調の武(法4=栗橋北彩)を始め、選手たちはなかなか点数を伸ばせない。しかし、その状況でも中野(法3=磯辺)は普段と引けを取らない高得点を連発し、チームのプラスとなった。また、第2戦目からメンバー入りを果たしたルーキーの大澤は「あのコンディションであの点数が出たのは良かった」と振り返り、大学の高いレベルでも実力を発揮した。
東洋大がリードしていた後半30m、残り1エンドの時点で風の影響により試合中止になりそうな場面があった。無声応援の中でも集中力を研ぎ澄ませて戦っていた選手たちは困惑の表情を浮かべた。しかし、その後すぐに試合続行が決定。選手たちは集合して「切り替えていこう」と呼び掛けると、集中力を切らすことなく最後の1矢まで丁寧に撃ち切った。そして、リーグ戦前からマークしていた上智大戦を乗り越えたのだった。
次戦はいよいよリーグ最終戦。そこで勝利することで入れ替え戦への切符を手にすることができる。「ここまできたら絶対に入れ替え戦にいって1部に昇格する」。1部昇格の瞬間まで男子チームの勢いは止まらない。
■コメント
・武主将(法4=栗橋北彩)
当初から上智大戦は意識していて、なんとしても勝たなくてはいけない試合のひとつだったので、チームとしても意識して臨んだ。この天候の中で勝てたことはすごく良かった。個人としては風に影響されすぎたと思う。今日は無声応援の中でも雰囲気的に落ちることなくいけた。(試合中止になりそうだった場面では)撃つ前に集まってもう一度切り替えていこうと話し合えたので良かった。(次戦に向けて)第5戦目を制したら入れ替え戦への切符を手にすることができるので、気を抜かずに1週間頑張っていきたい。
・中野(法3=磯辺)
ひたすら天候が悪くて、雨も降ったり止んだりだった。上智大は強いチームで気にしていた相手だったので勝てて良かった。(個人的には)雨風強かった割には上手く撃てたと思う。他の人の点数は普段より下がっている印象だったが、そこまで普段の点数から落とさずにできた。試合が途中で中止になりそうになった時も切り替えていけたので、全体的にチームとして勝てた試合だった。(次戦に向けて)ここまできたら絶対入れ替え戦に行って1部に上がりたいと思うので、チーム一丸となって勝ちたいと思う。
・大澤(済1=千葉英和)
このコンディションであの点数が出たのは良かった。最近調子悪くて普段よりは点数が低かったので、その点数に戻すことが今後の課題。(悪天候の影響はあったか)雨より風が嫌だった。煽られてしまうので。(部活の雰囲気には慣れたか)先輩たちはみんな優しくて、特に部長の武さんがとても優しくしてくれて。他の人も凄く話しかけてくれるので、部活としてはとてもやりやすいし、練習もやりやすい環境でやらせてもらっている。(次戦へ向けて)まずはメンバーに入ること。それを目標として1週間練習して、メンバーに入ったらチームに必ず貢献できるように頑張っていきたい。
TEXT=畑中祥江 PHOTO=藤井圭