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2016年度関東学生アーチェリー男子リーグ戦 2部
4月24日(日)明学大レンジ
男子 第5戦
東洋大3622-3589成蹊大(上位6名の合計)
個人成績
50m 30m TOTAL
1増川 258 315 573
2大澤 274 312 586
3星野 267 339 606
4武 288 327 615
5田山 279 315 594
6上村 273 313 586
7中野 296 339 635
8橋本 260 319 579
チームを入れ替え戦に導いた主将・武
この日の最高得点者となった中野
笑顔を見せる星野は自己新記録を出した
リーグ戦最終戦、1部昇格がかかる大事な一戦で見事勝利し、4勝1敗で入れ替え戦の切符を手にした。
エース・中野(法3=磯辺)は「寒くて筋肉が温まらなかった」と振り返るが50m2エンド以降、30mの全エンドで高得点。誰しもが悪天候で思い通りに矢を放てない中、持ち前の安定したプレーを披露し最高得点者となった。また、今試合には中野の他にも武主将(法4=栗橋北彩)と星野(ラ2=桜丘・東京)2人の立役者がいる。武は中野に次ぐチーム2番手の得点を獲得したが、「(自分が)10、20点落としたのでそれがチームの点数に反映されてしまった」と本来の力を発揮できない。「(チーム点数に)響いたのは自分の調整が甘かった」と反省点を上げた。さらに、50mでのミスを挽回すべく30mで奮起した星野。中野同様、30m全エンドで高得点をマークし、自己新記録を打ち立てた。8人全員が570点以上と個々のレベルが高く、チームの状態が上向いていることが今回の勝因である。
「入れ替え戦で勝って、1部に絶対に上がる」3人が口をそろえて意気込みを語った。このチャンスを逃すことなく入れ替え戦で勝利を挙げたい。
■コメント
・武主将(法4=栗橋北彩)
(チームの調子は)1戦から3戦にかけて非常にチームの点数が上がっていて、第3戦はチーム新記録がでていた。4戦の天候を抜きにすると、今日の天候はマイナスではなかったが風・雨・寒さであまり点が伸びなかったと思う。これまでと比べると声や応援もあまり出ていなかった。(個人は)いつもより10、20点落としたのでこれがチームの点に大きく反映されてしまった。チームの目標である3650点に届かなったのも自分の点数が響いたと思う。1週間の調整が甘かったと思う。普段の間隔が出せなかった。1部に行くために入れ替え戦を目標としていたので素直に嬉しい。入れ替え戦の当日までチームの調子が上向く可能生があると思う。数年間低迷していた東洋大がやっと革命を起こせそうなので、そのチャンスを手にしたからにはなんとしてでもチーム一丸となって1部に行きたい。
・中野(法3=磯辺)
天候の悪さと気温の低さでみんなテンションが低くて、(雰囲気が)温まるまで時間がかかった。(50mの1本目は)気温が影響していて、寒くて筋肉が温まらなかった。後ろの応援の声が小さかった。途中から後ろの応援がテンションと点数に比例したと思う。(リーグ戦を通して)今年は点数を気にしないといけない分気を負うものがあった。あまり調子が良くなかった。毎試合天候が悪かった。(入れ替え戦に向けて)ここまできたからには絶対に1部に上がって、1部で戦えるチームを自分たちの代からつくりたいので、なんとしてでも勝って上に行きたい。
・星野(ラ2=桜丘・東京)
50mでミスをしてしまい、30mで自己新を出してやろうという気持ちで奮起した。本当に自己新が出たので良かった。(チームとして)東洋大が苦手とする30mの立ち上がりにも、みんなで声を掛け合いながら、一気に点数が落ちるということはなかった。応援とか周りの環境も良くてみんなで撃てた。(リーグ戦を振り返って)チームとしては第1戦から落ちずに成長できたのがすごく大きい。個人としては合宿が3月上旬にあってその時が一番ペースが良くて、そこから第2戦まで調子を落としていた。3戦目に、この同じ射場で自己新を出してから、ずっと点数が下がることなくいけたので、大きな成長だったと思う。(入れ替え戦の抱負を)問答無用で勝つ。
TEXT=星川莉那 PHOTO=藤井圭