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2016.04.25
サッカー

[サッカー]佐藤ハットトリック!待望の今季初勝利!

第90回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(前期)第4節  4月23日(土) ゼットエーオリプリスタジアム


東洋大3-1明学大


<警告>

90分  徳市

<得点者>

15分 佐藤

34分 佐藤

88分 佐藤
<出場メンバー>

▽GK

伊藤俊祐(国3=柏U-18)

▽DF

水落敬(国4=埼玉栄)58分→DF白石直毅(国3=前橋育英)

浦上仁騎(国2=大宮Y)

飯島樹生(国4=流経大柏)

徳市寛人(国4=東福岡)

▽MF

田中舟汰郎(国4=横浜FC・Y)

坂元達裕(社2=前橋育英)82分→FW宮野直也(国3=西武台)

高橋宏季(国2=FC東京U-18)90+3分→阿部敬太(国3=東福岡)

勝野瑛(国2=浦和Y)

▽FW

仙頭啓矢(国4=京都橘)

佐藤仁紀(国4=武南)


攻撃陣をけん引した佐藤


果敢な突破でチャンスを演出した坂元


 未だ勝利のない東洋大は明学大を迎えての一戦。先制点を挙げ、一時は同点とされるも、すぐさま勝ち越しに成功する。後半は相手に退場者が出たこともあり、試合を優位に進め、今季初勝利を収めた。

 ここまですべての試合で先制点を奪われ、追いかける試合展開が続いていた。先制点を取り、リズムを掴みたい東洋大は前半15分、右サイドの坂元がドリブルで仕掛けると相手に倒され、PKを獲得する。佐藤がこれを落ち着いて決めて、自身今季初得点を挙げた。なおも追加点を狙いに行くが、逆に一瞬の隙を付かれ、同点に追い付かれてしまう。しかし、古川監督が「攻守の面において自分達のリズムでやれた」と振り返ったように、慌てることはなかった。すると、34分にこの日2度目のPKを佐藤が決め、勝ち越し点を奪う。その後もテンポ良くボールを回し、チャンスを作るも、前半はこのまま終了。

 後半、立て続けに相手選手が二人退場し、数的優位となる。坂元、田中の両サイドを起点に、幾度となく相手ゴールに迫るも、得点には至らない。それでも、終了間際の88分に佐藤がハットトリックとなるダメ押し点を決め、今季初勝利を挙げた。

終始試合を優位に運び、シュート数は相手の3倍の15本だった。しかし、「後半は1点が近いようで遠かった。もう少し早い時間に取れていれば、リズム良く得点を重ねることができたと思う」と振り返ったのは佐藤。古川監督も「シュート、パス、クロスの精度を上げていく必要がある」と反省点を嘆いた。その中でもしっかりと勝ち点3を取ることができたのは大きな収穫であり、この勝利をきっかけに勢いに乗ってくれるに違いない。


■コメント

・古川監督

我々にとっては、開幕から3戦勝ち星がない中で迎えた試合だったが、相手がどうこうというよりは、勝ち点3を奪い取りにいくために、攻守の面で自分達のリズムでやっていくことができた。まずは今季初勝利を挙げることができて、ホッとできるかなと。ホッとする状況でもないが、一息つけたかなと思う。(後半数的優位になったが)シュートだったり、ラストパス、クロスの精度は上げていかないといけないと思う。相手が少なくなった時に、こちらは大差で勝たないといけないというメンタリティーになるので、僕の中では2対1で終わってくれれば全然問題ないと思っていた。勝利を挙げることが難しかった中で、今日は相手が2人退場して、前がかりになってカウンターを食らって追い付かれる。ということがイメージしたくはなかったが、ありえるかなと思ったので、まずは失点をしなかったことと、その中でも追加点を取れたことは最低のノルマはクリアできたかなと。(次節に向けて)まだ負けの方が先行しているからまずは借金を返済して、勝ち星が先行する所に持っていくということが我々の第一歩だと思う。次の試合でしっかり五分に戻すことが大事だと思うし、1週間良い準備をしていきたい。


・佐藤仁紀(国4=武南)

3戦勝ちなしということで、全体でミーティングもして、今日は絶対に勝とうと。PKで先制して、このまま追加点もいけるかなと思ってたけど、やっぱり追加点取る前に失点してしまって。去年まではそのままズルズルいっていたが、勝ち越し点を決めることで試合を優位に進められた。(後半数的優位になったが)逆にすごい難しかった。点を取らないという雰囲気とかもあって、その1点が近いようで遠かった。もう少し早い時間に取れていれば、リズム良く得点を重ねられたと思う。それでも1点取って勝つことができて良かった。(クロス、ロングボールを多用していたが)いつもやっていることで、スペースを見るという所で、相手の裏だったり、サイドを使うことができた。(次節に向けて)決して良い状況でもないから、次も勝てるようにチーム全体で良い準備をしていきたい。


・浦上仁騎(国2=大宮Y)

 勝てたことが何より嬉しい。(徳市とのコンビは)すごい声をかけてくれるのでやりやすい。2人とも熱い性格なのでお互い熱くなりすぎないように気をつけながらコントロールしてやっている。(主将のハットトリックは)先週からキャプテンがずっとしっかりやっていこうと声を出してくれていた。今日も(3点目が)なかなか入らなかったけど、最後はやってくれた。本当はもっと取ってほしかったけど3点目をきちんと取ってくれて勝てたので良かった。チャンスは多かったので決めきるところ、決めてくれたら守り切るところ、前線も守備ももっと突き詰めてやっていかないと昇格は難しくなってくると思う。(今季の目標は)まずは一部昇格。絶対で。個人的には今年(背番号)4番をもらっった。もっと絶対的な存在になれるように、同じ学年の仲間には絶対に負けないようにやっていきたい。

・坂元達裕(社2=前橋育英)

まだ一度も勝ててなくて、良い試合ではなかったが、勝ち点を取れて良かった。(個人として収穫と課題)1点目で自分がPKを取れたのは、自分にとって良かった。けれど今日1本もシュート打てていないので、もっとゴールを狙っていきたい。(4試合連続で先発して)今日は相手のプレッシャーが早くなかったが、これ以上強い相手にも自分たちのプレーができるかが課題。悪かったところもたくさんあるので、直して次に挑みたい。(次節へ向けて)まだ1得点しか決めてなくて、チームもやっと勝ち点が取れた状態。自分が得点に絡んで、勝利できるように頑張りたい。



TEXT=豊川拳大 PHOTO=當麻彰紘、吉本一生、横山恵美、藤井圭


[次節試合予定]

第90回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(前期)

第5節 5月1日(日) 対東学大 東洋大朝霞グラウンドにて 11:30キックオフ