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平成28年度第1回日本大学競技会
5月1日(日) 日本大学陸上競技場
男子100m
2組
DNS 北村
3組
DNS 大野
4組
1着 中村拓 10"94
5着 鏑木 11"04
6組
3着 竹田 11"08
5着 大久保 11"14
9組
DNS 武田
11組
3着 笠原 11"34
男子100m 2次レース
3組
5着 笠原 11"32
7組
1着 鏑木 10"90
男子200m
2組
3着 中村拓 21"65
DNS 北村
3組
DNS 大野
5組
2着 大橋 22"31
6組
3着 越栄 23"22
12組
3着 長部 22"25
男子400m
2組
3着 相羽 50"25
DNS 野口
3組
6着 渡辺弘 50"91
男子400m障害
2組
6着 桜井滉 60"37
5組
1着 横川 53"13
男子走高跳
1着 山下義 2m15
男子三段跳
13着 佐々木 14m37
女子400m障害
2組
1着 長畑 63"10
関カレ標準を切った長畑
中村拓は200mでB標準を切った
自己ベストを更新した山下義
関カレのエントリーを目前に控え、関カレ標準を切るための残り少ない機会となる日大記録会が行われた。長畑(ラ4=文京)が400m障害で標準を、200mで中村拓(ラ1=九州学院)がB標準を突破。また、山下義(法4=小樽水産)が走高跳で自己ベストをマークするなど、各選手関カレへ向け準備を整える場となった。
天気は快晴。風も時たま吹く程度というベストコンディションの中で400m障害が行われた。関カレの標準を切ることをレースの最低目標に位置づけていた長畑。得意の前半でやや出遅れるも、後半は風も後押しし軽快にハードルを飛び越えていく。終盤で勢いを落とすこともなく駆け抜けた。ゴール直後、標準突破を確認した長畑から笑みがこぼれた。「ほっとした」と目標を達成したことに安堵の様子を見せる一方で、前半の出遅れを課題として見つめ直す。最終学年を迎えた長畑にとって最後の関カレとなる。「悔いの残らないように自己ベストは更新したい」。来る晴れ舞台へ向けて気合は十分だ。
中村拓は100mと200mの2種目に出場。両種目とも標準を切ることが目標であったが、100mでは走りに固さが見られ標準には届かずに終わる。しかし、続く200mでは1年ぶりに自己ベストを更新する走りでB標準を突破。「前半に力みがあった」とレースを冷静に振り返ると課題を明確にした。関カレまでに調整をしていきたいところだ。
走高跳では山下義が2m15を鮮やかに飛び越えた。マットから起き上がると喜びの声と共に何度もガッツポーズを見せた。1週間前に行われた岩壁杯で今季の初戦を向かえていた山下義は、今大会で記録を狙っていた。その狙い通り、自己ベストを更新。関カレ前に弾みをつけた。
関カレまで20日を切った。エントリーは目前に迫り、標準切りを果たす選手が続々と現れている。選手層の厚さがうかがえる短距離部門の活躍に期待だ。
■コメント
・長畑(ラ4=文京)
関カレの標準をまだ切っていなかったので、最低でも関カレ切りが目標だった。その最低目標が達成できたことは良かった。気持ち的にも追い込まれていたところがあったので切れてほっとしたところはあるが、まだ課題もある。いつもは前半が得意で後半が苦手だが、今日は前半が少し出遅れてしまった感じがあった。後半その分風が追ってくれて、後半もそこまでスピードが落ちずに最後まで走れたのでそこは良かった。(最近の調子は)1週間前くらいまではあまり調子は良くなくて、少し疲れがあった。今週は落としてしっかり休んだので、昨日、一昨日くらいからすごく調子いいと感じていたので今日はいけるなというのはあった。(関カレへ向けて)最後の関カレなので悔いの残らないように自己ベストは更新したい。(今後は)最終学年なので中学生のときから続けてきてもう集大成の年なので、悔いの残らないように全力で頑張りたい。
・中村拓(ラ1=九州学院)
関カレの標準が5月4日までで今日が標準を切る最後の試合だったので、100mと200mの関カレ標準を切ることを目標に走った。100mは空回りしてしまいよくなかったが、200mはしっかり修正できたし1年ぶりぐらいに自己ベストを更新し、関カレ標準を切れた。(課題は)200mに関しては後半はよかったが、前半に力みがあったのでスムーズに加速できるようにすること。100mは全体的に固かったのでリラックスして加速できるように練習をしていきたい。(大学生活は)まだ少し慣れていないが、初めての寮生活にだんだんと慣れてはきている。(大学1年目の目標は)関カレ、全カレに出場して先輩方に貢献できるようにすること。今年は世界ジュニアがあるので関カレでアピールできれば、世界ジュニアを狙って頑張っていきたい。
TEXT=吉川実里 PHOTO=吉川実里、福山知晃