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2016.05.08
卓球

[卓球]まさかの連敗 1部昇格は絶望的に

平成28年度春季関東学生卓球リーグ戦

5月7日(土) 港区スポーツセンター


女子2部リーグ

東洋大0-4筑波大

●釘本0-3眞瀬○
●浜田
0-3小室○
●村山・荒井1-3田崎・田口○
●川上0-3田崎○


東洋大3-4東経大

●中本
0-3高橋○
●荒井2-3福田○
●村山・荒井2-3高橋・嘉瀬、○
○村山
3-1嘉瀬●
○川上・中本3-0山口・村田●
○川上3-1尾西●
●浜田2-3竹内○


2日目の初勝利を決めた主将の村山


東経大を追い詰めるもあと一歩及ばなかった



 優勝へ向け、波に乗りたい2日目。しかし、この日1試合目の筑波大に抑え込まれストレート負けを喫する。連敗は避けたかったが、続く東経大戦でも悪い流れは止めきれず。粘りこそ見せるも大接戦の末連敗となり、2部優勝の可能性がほぼ潰えた。

 「取らなければいけないところで取れなかった」。江尻監督も、村山主将(社4=武蔵野)も同じ言葉を口にした。格上・筑波大に力の差を見せつけられてから迎えた東経大戦。昇格争いに残るためには、この試合での勝利が必須だった。しかし、大事な場面でのポイントの取りこぼしが響く。フルセットまでもつれた荒井(済3=正智深谷)そして村山主将・荒井ペアのダブルスは、最終セットでは力尽きたかのようにポイントが奪えず。相手の連取を最小限に留めることができなかった。最後に登場した浜田(文2=尚絅)も、先に2セットを奪いながら逆転負けと、あと一歩の部分で及ばなかった。
 2部リーグの実力は「かなり上がっている」と江尻監督。初日の勝利も苦しみながらの勝利であることを考えると、以前よりも1勝することの難しさが顕著(けんちょ)となっている。1部昇格のハードルが上がる中、「自分たちももっと上に行かなければ」と村山主将は語る。
 この日の連敗で、春の2部優勝および1部昇格は厳しい状況となった。最終日は、逆に最下位を回避するべく戦わなければならない。特に、3部から昇格してきた慶大相手には「負けは許されない」と江尻監督も意気込む。ここ数年でも特に苦しい状況だが、村山主将を中心に「チーム一丸となって」最終日を戦い抜く。



■コメント

・江尻監督

(筑波大戦は)力の差を見せつけられた。完敗。(東経大戦は)最終的に意地でラストまで行ったが、褒めてやりたい部分と、取らなければいけなかったところで取れなかった、その両方が混じった。(優勝が厳しくなったが)残り2戦は大事に、チームワークを持ってできることをやる。そこに徹して思い切っていくしかない。(2部の実力について)2部の力がかなり上がっているのは否めない。どこも強化をしていて、2部が1部に近くなるような状況になっている。スポーツ推薦が無い中でここまでやってきたチームは褒めてやりたい。しかし、試合になると関係ない。明日の試合を終えてからもう一回見直して、チーム分析をして再度認識しなければいけない。(最終日へ向けて)日大は1部級の力がある。胸を借りる気持ちで調子が上がるようにしたい。慶大には勝たないと6位になる状況。負けは許されない。1勝は必ず取らないと上どころか下に落ちてしまうので、チームの士気を高めて、リセットして明日に臨みたい。


・村山主将(社4=武蔵野)

(筑波大戦は)格上だとは分かっていたが、あそこまでストレートでやられるとは。自分がダブルスで起用されて、もう少しいい勝負ができたら後ろにつなげられたかもしれないのに、やられすぎた。(東経大戦)きっちり取らなければいけないところで取れなかった。みんなに申し訳ない。(優勝が厳しいが)4位までに入るとインカレが推薦なので、4位までに入りたい。慶大に勝てれば4位に入れると思うので、きっちりやりたい。(リーグ全体のレベルが上がっているが)それはあると思う。どの大学がどうなるか分からない状況。自分たちももっと上に行かなければ。(最終日へ向けて)とにかくチーム一丸となって頑張る。


TEXT=當麻彰紘 PHOTO=玉置彩華

平成28年度春季関東学生卓球リーグ・東女体大戦
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