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神宮球場の電光掲示板に３年ぶりに東洋の文字が躍った今季。投手陣が不安視されていた中、大健闘の勝ち点４。初の１部でのリーグ戦を終え、選手たちはこの結果をどう捉えているのだろうか。７季ぶりの一部で８勝できた理由を９日間に渡ってお届けする。
※掲載が遅くなり、申し訳ございません。
第４日は中川圭太。大学２年目を迎え、さらなる成長と活躍が期待されたが、序盤から調子が上がらず、今春は調子を取り戻せないまま閉幕となってしまった。「納得のいかないシーズン」と話した中川が、初めての１部でのシーズンを振り返る。（取材日＝６月12日、聞き手＝菅野晋太郎）
――初めての１部。どんなシーズンでしたか
思うように結果が出なくて、イメージ通りいかなかった。納得のいかないシーズンでした。でも、１シーズンプレーできて、入れ替え戦とはまた違った緊張感のある雰囲気で戦えたことは良かったと思う。
――調整が遅れたこともあったと思います
それは自己責任なので。自分の練習不足です。
――シーズン中、遅れを取り戻すために何か取り組んでいましたか
タイミングが合っていなかったので、足の上げ方を変えてみたりと色々やってみました。でも、なかなか上手くいかなかった。
――昨秋は高打率を残しました。厳しい攻め方をされたり、マークがきついと感じたことはありましたか
配球も変わって、インコースに結構投げられた印象がある。キャッチャーの配球が上手かったと思います。
――１部の投手はどうでしたか
変化球のコントロールがいいピッチャーがたくさんいたという印象です。
――昨年より打ち勝つ試合が増えたと思います
監督さんから今年は打の東洋でいくと言われていた。今年はチャンスで１本が出るようになったというのがそれにつながったと思います。
――亜大にだけ勝ち点を落としてしまいました。何か足りないと思ったことはありますか
何としても勝ってやろうという気持ちの強さだと思います。技術はそんなに変わらない。自分たちよりも強い思いが（亜大には）あったと思います。
――最終カードは初戦を落としてからの２連勝でした
逆に吹っ切れました。胴上げを何としても阻止したかったので。
――１部で８勝できた要因は何だと思いますか
ピッチャーが打たれてる時に野手が打って、野手が打てない時にピッチャーが抑えていて、投打がしっかり噛み合っていたからだと思います。
――投打で目立ったと思う選手はいますか
投手なら山下（営１＝東邦）。打者なら鳥居（営４＝愛工大名電）さん。チャンスで何回も打っていたので。
――勝率の差で優勝できなかった
それだけレベルの高いところでやっている。でも、１０勝すれば間違いなく優勝なので。それに向けてやっていこうと今やっています。優勝できなかったからといって、チームが沈んでいるということはないです。
――秋まで時間があります。どんな過ごし方をしたいですか
春は打撃が良くなかった。バッティングフォームも崩れて、自分のポイントでしっかり打てていなかった。バッティングポイントの修正と下半身、守備面の強化に取り組んでいきたいです。納得する結果が出せるようにしたいと思います。
