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第26回新座市陸上競技選手権大会 2日目
7月31日(日) 新座市総合運動公園陸上競技場
男子200m 予選
1組 (風:+1.7)
3着 北村 22"04
男子200m A決勝 (風:+1.8)
6着 北村 21"87 (総合6位)
女子400m障害 決勝
4着 長畑 62"92 (総合4位)
北村は決勝でタイムを伸ばした
長畑はラスト100mが課題となった
新座市選手権大会2日目に北村(法3=九州学院)、長畑(ラ=文京)の二名が出場した。全日本インカレ(以下、全カレ)の標準突破を目指す実力のある選手が出場した今大会。実力者とのレースで流れに乗って標準を切りたいところだったが、目標には届かず自分の現状を確認する場となった。
男子200mに出場した北村は1日目に100mにも挑んでおり、連戦となった。100mでは納得のいく走りができず「100mは本当に良くなかった。出せるものも出せることなく終わってしまった」と振り返る。2日目の200m予選では前日の悪かったところを修正し、タイム上位者が集まるA決勝へ駒を進めた。迎えた決勝でスタートから飛び出すと、その勢いのまま直線の100mへ。他の選手が横に並んだ後半からもスピードを上げて6位でゴール。予選よりもタイムを伸ばしたが全カレ標準切りとはいかなかった。しかし、春先に故障した北村は今月から復帰し「少しずつ調子が良かったときの感覚が戻ってきている」と復活の兆しを見せている。全カレまでの残り1ヵ月間しっかり練習を積んで完全復活を遂げていきたいところだ。
一方、女子400m障害に出場した長畑は関東インカレ(以下、関カレ)ぶりのレースとなり、1年次から目標にしていた全カレの標準突破を目指した。最近は調子が上がらず、少しの不安を抱えたままスタート。どの選手も全カレ標準を狙っていたためレベルの高いレースで、その勢いに乗り前半は好調にハードルを飛び越えていく。しかしラスト100mから粘り切れず目標達成とはならなかった。「ラスト100mでたれてしまった。そこがうまくいかなかった」と課題を挙げる。関カレの参加標準も最後のチャンスで突破した長畑。1年次から目標にしていた全カレの標準突破に向け、「来週の日体が本当にラストチャンスなので、今日以上の走りをしたい」と意気込んだ。
1週間以内にもう一度試合に挑む二人。全カレに出場するには8月7日までに標準記録を突破しなければならない。今回見つけた課題を修正しラストチャンスをものにしていきたいところだ。
■コメント
・長畑(ラ4=文京)
1年生の頃から目標にしていた全カレの標準を切る試合が今日と来週の2回しかないので、全カレの標準を狙った。今日は関カレ以来の久しぶりの試合だったので、どんなものかなという感じで出場した。(レースは)最近あまり調子が上がらず、少し不安なままレースに臨んだ。周りの選手がレベルの高い選手だったりと環境も良く、前半は良かったがラスト100mでたれてしまった。そこがうまくいかなかった。来週の日体が本当にラストチャンスなので、今日以上の走りをしたい。
・北村(法3=九州学院)
全日本インカレの標準切りを目標にしていたが、走ってみてあまり調子がよくないとわかった。とりあえずしっかり試合に出て体に刺激を入れること、試合感を取り戻すことを考えていた。昨日の100mは本当に良くなかった。出せるものも出せることなく終わってしまった。今日は悪かったところを修正して、タイムも前回よりは少し上げられた。練習もあまり積めていなくて、これが現状なのかなと思う。8月はしっかり練習を積んで全カレに向けて頑張っていきたい。少しずつ調子が良かったときの感覚が戻ってきているのでそこを追い求めて、練習をしっかり積んで万全な状態をつくっていきたい。
TEXT=福山知晃 PHOTO=大谷達也、吉川実里