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第26回新座市陸上競技選手権大会 1日目
7月30日(土) 新座市総合運動公園陸上競技場
男子100m 予選
1組(風:0.0)
4着 北村 10"87 ※決勝進出
2組(風:-0.3)
1着 大野 10"65 ※決勝進出
3着 鏑木 10"89 ※決勝進出
男子100m タイム決勝
1組(風:-0.8)
1着 大野 10"71(総合1位)
7着 鏑木 11"04
8着 北村 11"15
男子400m 予選
1組
3着 四家 48"71 ※決勝進出
4着 冨樫 49"11 ※決勝進出
5組
6着 越栄 52"10
男子400m タイム決勝
1組
3着 四家 48"72(総合3位)
5着 冨樫 49"33(総合7位)
走幅跳 決勝
1位 小川 7m17 (風:+0.5)
2位 竹田 6m98(風:+1.8)
復帰2戦目にして好調の大野
四家 関東選手権では自己ベスト更新を目指す
踏切を課題にあげた小川
新座市陸上競技選手権に短距離部門の選手たちが出場し、それぞれの目標に向け課題を確認する場となった。中でも大野(法2=東洋大牛久)は故障からの復帰2戦目にして10秒65の大会新記録を更新し、完全復活まであと一歩のところまできた。
男子100m予選に登場した大野は中盤から飛び出すと1着でゴール。10秒65で大会新記録をマークし、故障明けを感じさせない走りを見せた。迎えた決勝でも10秒71のまずまずのタイムで1着に入り、総合1位に輝いた。春先は故障に苦しみ、関カレの出場も叶わなかったが、夏を迎え上り調子。「関カレは出られなかったので、その悔しい気持ちを忘れず、目標を持って練習していきたい」と、今後に控える国体予選の関東選手権、全日本インカレ(以下、全カレ)に向け意気込んだ。同じく、400mの四家(法3=西武台千葉)も関東選手権に向けて課題を見つけた。四家は先日の地元、千葉県選手権で自己ベストを更新し、調子を上げてきている。中盤以降の走りを強化すればタイムはさらに上がってくるはずだ。
走幅跳の小川(法2=大阪桐蔭)は全カレの標準突破に挑んだ。しかし、「全体的な動作の流れが悪くて、修正点もたくさんある」と納得の跳躍とはならなかった。それでも、小川の7m17の跳躍は大会新記録となり、「あとは助走のスピードに耐えられる体を作るために筋力トレーニングを頑張りたい」と課題を明確にした。
各選手とも現状を確認し、3週間後に控える関東選手権や1ヶ月後の全カレへ向け強化中だ。春は思うような結果が出せなかった選手たちもシーズンの集大成に向けベストを尽くしたい。
◼︎コメント
・四家(法3=西武台千葉)
先日の千葉県選手権で48秒09のベストが出て、今回もベストに近い走りをしたかったが2本目も1本目と同じ走りになってしまい課題が残った。前半が良くても、200m~300mでペースダウンしてしまった。(今後は)3週間後の関東選手権が次の大会になり、ベストを出したい。
・大野(法2=東洋大牛久)
復帰戦2戦目だったので、出ることが目標だった。予選10秒60の大会新が出るとは思っていなかった。集中してアップができていたので復帰2戦目でこのタイムで走れたことは良かった。少しずつ調子が戻ってきた感じがした。(復帰1戦目と比べて)1戦目は動きが良くなかったので、今回で良くなってきたと思う。2月に故障をしていたが、4、5、6、7月の4か月間は充実した練習ができていたので、やっと波に乗れてきたと思う。(今後は)関東選手権で優勝争い、自己ベスト更新ができるようにしていきたい。(全カレは)リレーメンバーに選ばれて出場したい。関カレは出られなかったので、その悔しい気持ちを忘れず、目標を持って練習していきたい。
・小川(法2=大阪桐蔭)
(今日の跳躍は)全体的な動作の流れが悪くて、修正点もたくさんある。最後の一歩が思っている形と違う。(理想は)いかに踏切で潰れないようにするか。(6本目の跳躍後、右手を挙げたが)最後だったので気持ちよく飛ぼうと思っていた。あんまりいかなかったが、いい感じに飛べたので。(今後は)全カレ標準が目標。1日でも早く切るためにしっかり練習していきたい。助走スピードは上がってきているので、あとはそのスピードに耐えられる体を作るために筋力トレーニングを頑張りたい。
TEXT=畑中祥江 PHOTO=伊藤空夢