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2016.08.16
硬式野球

[硬式野球]新世代が投打に魅せた!東農大との延長戦制す

平成28年度東都大学野球1部2部新人交流戦

8月16日(火) 神宮球場

東洋大5-2東農大

(イニングスコア)











10
11

東洋大






東農大





(東洋大)

甲斐野、山田、上茶谷、○藤井―佐藤、小野田


三塁打:川本

二塁打:池田、山﨑

打順                    
守備
名前




(中)
竹原(法2=二松学舎大付)


走中
中塚(営2=PL学園)


打左
川口(営2=日本文理)


(左)中
川本(営1=帝京)


(捕)
佐藤(法1=聖光学院)



小野田(営1=桐生第一)



(右)
星(情1=日本文理)




福島(営1=済美)



片山来斗(営2=桐蔭学園)

(一)
山﨑滉太(営1=浦和学院)


(三)
池田貴将(営2=日本文理)


(指)
末包(営2=高松商業)



打指根本(営2=藤代)


走指浦岡(営2=東洋大姫路)



(二)
出原(営2=東大阪大柏原)



乗松(法1=東亜学園)



石垣(営2=聖光学院)







45
15


名前




甲斐野(営2=東洋大姫路)72330
山田(情1=桐生第一)1
5
1
2
上茶谷(法2=京都学園)2/33
1
0
○藤井(法2=富士市立)2 1/3
9
2
0



先発・甲斐野はしっかりと役目を果たした


3安打3打点と大活躍の山﨑


打撃の調子が戻ってきた川本


 1・2年生が出る新人戦が行われ、延長戦の末、東農大に勝利。山﨑(営1=浦和学院)が3安打3打点をマークすれば、先発・甲斐野(営2=東洋大姫路)は7回無失点の好投。フレッシュな若手が神宮で活躍を見せた。 

  「入学してきて以来の出来だ」。指揮を執った井上コーチはそう言って甲斐野を称えた。まさに圧巻の投球だった。「そんなに調子は良くなかった」と言うものの、最速148㌔を記録した直球と縦の変化球のコンビネーションがさえ、面白いように打者を手玉に取る。結果、降板するまでに10個の三振を奪い、一度も三塁を踏ませない完璧な投球を披露。甲斐野は自身の好投の理由を「先頭を出さなかった」ことと話すように、先頭打者の出塁を許したのは二度だけ、テンポの良さが光った。

  打線は毎回のように安打を放ちながら決定打に欠けていた。そして迎えた十一回、1点を勝ち越しなおも二・三塁と続く好機で先制適時打を放っている山﨑に打席が回る。捕らえた打球は左前で弾み、二者が生還。この回一挙3点を奪い、勝利を決定づけた。

   井上コーチは「細かなミスはあったが、それは受け止めて上級生になってからなくせばいい」、山﨑も「あと一本が出なかったり、走塁ミスがあったりして詰めが甘かった」と課題を指摘した。打の東洋復活のためにはフレッシュな若手の活躍が欠かせない。今日の試合を糧にレギュラー入り、そしてその先の活躍へ。更なる高みを目指してまた練習に励む。

 

 

コメント

・井上コーチ

15安打5打点は寂しい。しかし、若手の中で打てたというところには成長を感じる。細かなミスはあったが、それは受け止めて、上級生になってからなくしていけばいい。(甲斐野に関しては)入学してきて以来の出来ばえ。気迫やリズム、自信がこれくらいないとね。今までこんなことなかったから自信になったのではないか。 

・甲斐野(営2=東洋大姫路)

そんなに調子は良くなかった。立ち上がりが悪くて、ずるずると7回までいってしまった。コースを狙っていたけれど、決めきれずに高めに浮いてしまっていた。まだ詰めが甘い。それでも、先頭を出さなかったことが無失点につながったと思います。秋は少しでもチームに貢献したいです。

 ・藤井(法2=富士市立)

2イニング0点で抑えられてよかった。(最後のピンチでは)ヒットを打たれたけれど強気に攻めようという気持ちで投げた。(秋季リーグに向けて)まずはメンバー入りしたら今日みたいなピッチングをしたい。

  ・川本(営1=帝京)

夏のキャンプのメンバーに入り、ベンチ入りもしたが、打つことが出来ず、試合に出れなかった。しかし、中学校の時のコーチからアドバイスをいただき、昨日からバッティングの調子が戻ってきた。今日の試合の序盤は調子が良くなかったが、昨日のことを思い出してやったらまた戻ってきた。成績も最終回にいいところでヒットを打つことが出来たのでいい方だと思う。秋のリーグ戦に向けては、1軍登録されているのでついていけるようにしたい。

 ・山﨑(営1=浦和学院)

一打席目がチャンスで打てなかったので二打席目で先発の甲斐野さんを助けたかった。結果が出て良かった。完璧に捕らえられなかったが、振り切ることができた。(打撃陣については)ヒットは出ているがあと1本が出なかったり、走塁ミスがあり詰めが甘かった。(全体を振り返って)ピッチャーを楽させたい。そのためにも今日の詰めが甘かったところを練習で詰めたいと思う。

 ・佐藤(法1=聖光学院)

(バッテリーを組む甲斐野選手の調子は)以前にサマーリーグという試合を新潟でしていて、その時もバッテリーを組んでいて、明治戦を完封していたのでそこまで調子が悪いということはなかった。いつも通りの投球ができていたと思う。まっすぐが生きていたので、まっすぐをいかした配球ができていたと思う。今日の試合は、抑えるよりもピッチャーの良いところを引き出すような配球を意識した。秋のリーグ戦に向けてバッティングもやっていきながらピッチャーともコミュニケーションをとってしっかり抑えていけるようにしたい。

 

TEXT=伊藤梨妃、PHOTO=望月優希、松本菜光花、星川莉那