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2016.08.17
ラクロス

[ラクロス]リーグ戦開幕!同点に追いつかれるも2点追加で初戦に勝ち星


第29回関東学生ラクロスリーグ戦 女子 2部Aブロック

8月16日(火) 国士舘大学多摩キャンパス ラグビー・アメリカンフットボール場

東洋大4-2国士舘大




リーグ戦初得点を挙げた園部


2連続得点を挙げ勝利を決定づけた青木


勝利に喜び合う選手たち




 リーグ戦初戦、チーム全体で「勝ちたい」という気持ちをぶつけみごとに勝利し、幸先のいいスタートを切った。

 前半は両者ともに一歩も譲らず、なかなか点数が決まらない苦しい時間が続いた。果敢にゴール付近まで近づきシュートを狙うも、堅いDFに阻まれチャンスをものにできない。「シュートにいける場面があったがそこで打てなかった」とMF青木(ラ2=東洋)。そんな中、ファールなどで相手ボールが多くなり、試合の流れをもっていかれそうになる。しかし、G石川(ラ4=桜美林)がその度に何度もナイスセーブをみせピンチを救った。今回の試合の勝利に大きく貢献したナイスプレーだった。石川のナイスセーブが光るも、相手から得点を奪えず、両者1点も入らないまま前半を折り返す。
勝負が動いたのは後半開始早々1分だった。「前半が同点だったので、後半先に点を取ったほうが絶対流れを持っていけるなと思った」と語たるMF園部(ラ3=県立西宮)が相手ゴールのネットを揺らす。園部のゴール後、相手のDFはますます厳しいものとなり、強烈なアタックで2点目を阻止してくるが、東洋の勢いは止まらずAT斉藤(ラ3=都立井草)がゴールを決める。しかし、その直後相手もすかさず1点、また1点と返し、ついには同点に追いつかれてしまう。だが、弱気になる選手はいなかった。勝利への気持ちが一つとなり、相手への失点を許した直後、青木が2連続で得点し接戦となった試合展開に差をつける。そのまま2点をリードし勝利を掴んだ。


 前半の我慢する時間を乗り越え、後半ではシュートに積極的に向かいチームの結束の強さを伺わせた。ゴールした後喜び合う姿はそれを象徴させるものであり、ホームの国士舘大よりも大きな声援を送っていた東洋の応援もまた強い結束を感じさせるものだった。初戦で見せたこの結束はこれからの試合で影響する大きな契機となったにちがいない。


■コメント

・園部(ラ3=県立西宮)
個人的な目標はなくて、とにかく勝つことしか考えていなかった。(最初に得点を決めたことについて)とりあえず点を決めないと勝てないと思ったので、点を取ることを一番に考えてプレーした。追いつかれて同点になったときは、焦ったが絶対勝とうと思った。私はディフェンスにもアタックにも参加していたが、どっちでも気を切らさないように頑張った。私は今3年生で、4年生が最後のリーグ戦なので、下からの声を絶やさずに出すことを意識していた。東洋のチームは失点をしても下を向く人があまりいないところがいいところだと思う。お互いにコート内で修正ができていたし、コーチの方がうまくアドバイスしてくれてそれをちゃんと飲み込めた。(新チームの雰囲気)1部昇格を目指してきて、これが初めての公式戦だったので、1年生から4年生まで全員が勝ちたいという気持ちを持っていた。ホームの国士舘大よりも応援の声が東洋の方が大きかったのでいい雰囲気でできた。次の試合も、厳しい戦いになると思うが、下級生から盛り上がるプレーをして、4年生に1つでも多くの勝利をプレゼントしたい。


・青木(ラ2=東洋)
初戦に勝てて良かった。(どんな目標を持って臨んだか)絶対に自分がシュートを決めるという気持ちで。(試合で良かった点)個人ではシュートを決め切れたこと。チームでは前半に同点で終わってしまって、雰囲気がそこで悪くなってしまうのではなくて、後半切り替えて攻められることができたこと。(同点になったところでの3点目、4点目だったが)嬉しかったのと、そのまま絶対に勝とうと思った。(追いつかれたときに焦りはあったか)焦りはあったが、初戦は絶対に勝とうという気持ちがあったので絶対勝って終わりたかった。(次の試合に向けて)次の対戦相手はもともと1部のブロックから下がってきたチームなので、簡単な試合にはならないと思うが、次の試合までに詰められるところは詰めて勝ちたい。



TEXT=水野桜 PHOTO=吉谷あかり