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第90回関東大学サッカーリーグ戦 ２部リーグ（後期）
第12節 ９月10日（土） 東京国際大学第一サッカー場
東洋大２ー０関学大
＜得点者＞
14分 坂元
44分 仙頭
＜出場メンバー＞
▽ＧＫ
伊藤俊祐（国３＝柏U-18）
▽ＤＦ
浦上仁騎（国２＝大宮Ｙ）
飯島樹生（国４＝流経大柏）
徳市寛人（法４＝東福岡）
水落敬（国４＝埼玉栄）73分→ＤＦ倉本光太郎（国２＝京都橘）
▽ＭＦ
田中舟汰郎（国４＝横浜FC・Y）
坂元達裕（社２＝前橋育英）78分→ＦＷ宮野直也（法３＝西武台）
高橋宏季（国２＝FC東京U-18）82分→ＭＦ原田守（国３＝藤枝東）
勝野瑛（国２＝浦和Ｙ）
▽ＦＷ
仙頭啓矢（国４＝京都橘）
佐藤仁紀（国４＝武南）
FKが決まり笑顔を見せる仙頭
仙頭のFKは見事ゴールに吸い込まれた
１部昇格をかけ、後期リーグが幕を開けた。13分に坂元が抜け出してゴールを奪うと、４2分には仙頭が直接ＦＫを決め、２―０で前半を折り返す。後半は徳市を中心にしたディフェンスで最後まで相手に得点を許さず。後期全勝へ向け、最高のスタートを切った。
初戦の相手は前期２―０で勝利した関学大。今節も自分たちのペースで試合を優位に進める。仙頭、佐藤が立ち上がりから激しいプレスをかけ、相手に自由を許さない。そして迎えた13分、うまく相手の間でボールをもらった坂元が落ち着いてゴール右に流し込み、早い時間に先制点を奪う。その後も仙頭、田中が立て続けにシュートを放つも追加点は生まれない。前半はこのまま折り返すかと思われた42分、右サイドからうまく仕掛けた坂元が良い位置でファウルをもらう。キッカーの仙頭は壁の枚数を確認し、「壁さえ抜ければ入る」と自ら狙った。右足を力強く振り抜いたシュートは美しい弧を描いて左ポストを叩き、キーパーに触られることなくネットを揺らした。リーグ戦を通しては２試合連続となるＦＫでのゴール。Ｊ２京都への入団が内定しているエースが、その技術の高さを見せつけた。後半、細かいパスワークでチャンスを作るも、相手の守備に阻まれる。強い日差しのせいもあり、70分を過ぎたころから選手達に疲労が見え始めた。3枚の交代カードを使い切ったところからチームは守備に重点をおき、試合の締めくくりに入る。徳市を中心としたディフェンス陣が最後まで奮闘し、後期リーグの初戦を無失点で勝利した。
次節は14日、今季公式戦２勝と相性の良い東学大が相手となる。中３日の試合が18日まで続き、試合の間隔が短い中、「選手のコンディションをみながら準備したい」と古川監督は語った。まだまだ夏の暑さが続く後期リーグ序盤の３連戦。ここをどう乗り切るか、チームの総合力が試される。
■コメント
・古川監督
関学大は難しい前期を過ごしていて、その分巻き返しに来ると思った。また、アミノバイタルカップでは代表権を獲得し、総理大臣杯でも全国で１勝あげている。難しいゲームになることを予想して選手達には指示を出した。良い形で先制点と追加点がとれて、自分たちのペースで試合を運べてよかった。（リードした後半の戦術は）流れの中で天候の影響もあり、足をつる選手や疲弊している選手が見られたが、夏場のところでもこのような厳しい試合でいかに失点しないか、攻撃面ではしっかり点がとれるか、ということを常に意識して取り組んでいた。２－０というスコアで、１点とられてしまうと相手がさらに強めてくるし、そこから同点や逆転というケースは今までもいくつもあった。そこで、後半は最後まで戦って勝ちきって終わろうと伝えた。また、開幕戦を勝利で飾ってくれたのも大きい。（次の試合へむけて）コンディションを見ながら次の準備をしたい。まずはリカバリーをしっかりとこの３日間で整えて、そのときの状況を見て、選手を選んでいきたい。
・仙頭（国４＝京都橘）
昇格を目指しているチームとして勝点３を取れたのは非常に大きい。勝ててよかった。（FKを振り返って）最初は中に合わせようとしたが、壁が３枚いて、通らないなと思った。壁さえ抜ければ入るんじゃないかと思って思いっきり蹴ったらきれいに行ってくれた。（リーグでは２試合連続のFKの得点だが）得点を重ねていく上で大事な材料でもある。むだにせずに決めていきたい。（前期よりもプレッシャーは）どのチームもマークはしてくる。その中でもやれないと上ではやっていけない。より準備をしていかなければいけないなと思った。（次節へ向けて）勝点３というのが重要となってくる。後期全勝するために、しっかり目の前の一戦を勝って勝点３を積み上げていきたい。
TEXT＝美浪健五 PHOTO＝横山恵美、藤井圭
[次節試合予定]
第90回関東大学サッカーリーグ戦 ２部リーグ（後期）
第13節 ９月14日（水） 対東学大 流通経済大学フットボールフィールドにて 14:00キックオフ
