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2016.09.24
バスケ

[バスケ]抜け出さない負の連鎖 まさかの5連敗

第92回関東大学バスケットボールリーグ戦

9月24日(土)  日体大世田谷キャンパス


東洋大65-71立大

 18|1Q|17

 24|2Q|18

 20|3Q|14

 3|4Q|22


スターティングメンバー

2 山口健大

10 鷲見隆行

11 中村幸太郎

29 岩淵俊也

88 山本大貴



果敢に攻める姿勢でチームを鼓舞する山口


山本は調子を上げて力強さを見せていきたいところだ



リーグ戦2勝4敗と同率だった立大。3Qまでリードを奪うも4Qで逆転を許し5連敗目。勝ちきれないチームに目(さっか)監督は「出だしの2試合で終わった。ひどすぎる」と厳しい評価を下した。

 出だしが課題となっていた東洋大。先制点は取られるも立て続けに山本(済4=市立船橋)がシュートを決める。点を取っては取られを繰り返すもリバウンドからの攻撃やフリースローもしっかり決め前半は逃げ切った。3Qでは山口(済4=桐光学園)や岩淵(済3=新潟商)のスリーポイントシュートでさらに点差を広げた。

13点のリードで迎えた4Qで試合は大きく動いた。開始早々に立大にフリースローのチャンスを与え、次々に得点を奪われてしまう。中村(済4=市立船橋)のスリーポイントが決まるが、残り4分を切ったところでついに同点となった。ゴールを狙いにいくも得点につながらず、その焦りからかファールが続く。ここから3度のフリースローを立大に与えてしまい逆転。3Qまで流れは東洋大だったが、4Qで決まったのは中村のスリーポイントのみ。山口が「途中気を抜いたところが敗因」と話すように隙を突かれて、立大に22点も奪われてしまった。

 「プレーヤーがバスケットを怖がっている」と目監督も振り返るように後半になって目立ち始めたイージーシュートのミスやターンオーバーは気持ちの面が大きい。次戦の順大は同じく5敗中。下との入れ替えが見えてきてしまっている今、これ以上負けられない。もう一度気持ちを切り替え何としてでも連敗をストップしていきたいところだ。


■コメント

・目監督

良くない。システムはほぼ完璧にやっているんだけど、やるプレーヤーがバスケットを怖がっている。自分も経験したことがない。選手がバスケットを怖がるということは。重症だね。負けることが怖いんじゃないかな。どうせ負けると思ってやればいいんだけど。4Qのバスケットが重い。軽くポンポン自分たちのリズムで打っていけばいいのに、自分たちでポロポロノーマークのイージーシュートを外すから、相手はチャンスと思って攻めてくる。このシーズンはきついね。出だしの2試合で終わった。ひどすぎる。心の病。心の病気としか思えない。オフェンスがいきなり止まるなんて。4Q3点。それじゃ勝てないよね。最低。山本にはもう少し頑張ってほしい。山本が頑張りきれない。山本がもっと体張って頑張らないといけないのに、すぐ休むから。ここ最近の連敗の敗因は全部山本。最初は良かったんだけど、もう4Qは心の病だね。なにもできなくなった、どいつもこいつも。十数点リードしている時点で、イージーシュートを落とし始めて、ディフェンスへのダメージが大きくて、(このゲームを)取れたのにというのが大きい問題。下の入れ替え戦頑張るしかない。下いくと思う。心が弱い。そこでも勝てるかどうかわからないくらい今の状態はひどい。心の病。順大にも勝てるかわからない。競って最後どうなるか。勝ちにはいこうと思うけど、やってるのはあいつらだから。手を変え品を変え選手を変え、いろいろやってる。最後は4年生で勝負したいけど、4年生の心が弱くてたまったもんじゃない。ありえないことが起きるからね、このチームは。次戦も本当に厳しいと思う。もう下級生使ったほうがいいのかもしれない。

・山本主将(済4=市立船橋)

勝ちきれないところが出てしまった。3Qまではいい形で進んでいたのに1つのターンオーバーやイージーシュートのミスそういうところから相手に漬け込まれてしまった。課題がたくさん出た試合。(敗因は)3Qと4Qの途中でターンオーバーのときに相手に点数につなげられてしまったこと、センターの戻りが遅かったこと。(逆転された要因は)ターンオーバーやイージーシュートのミスと相手が結構走ってくるチームで走らせてしまったところが悪かった。課題は途中まではいいゲームができているので、それを最後までやれる継続力と集中力。正直下の入れ替えが見えてきている状態なので、回避するためにはそういうところを直していかなければいけない。(調子は)今週はインサイドで攻めるように言われていたので、それで得点につなげられたと思う。(次戦に向けて)今は1つでも勝ち星を増やさなければいけないので、もう一度切り替えて集中して試合に臨みたい。

・山口(済4=桐光学園)

言うことは何も無い。途中気を抜いたところが敗因。立大はシュートがうまい選手がいて、そこをケアするということを注意して対策してきた。3Qまでは機能した。4Qは前半まではセンターも動けていたが、後半でスタミナが切れて動けなくなってしまった。だから、前半まで抑えられていた相手の速攻も抑えられなくなった。(5連敗となったが)本当にきつい。4年目にして初めてこんなに厳しい状況になった。1部昇格はほぼ無いので、下の入れ替え戦にならないようにしなければならない。やっぱり4年生が頑張るしかない。切り替えてやっていきます。



TEXT=福山知晃   PHOTO=高橋雪乃、木谷加奈子

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