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2016.10.16
準硬式野球

[準硬式野球]打線続かず敗戦 勝負は3回戦へ

平成28年度東都大学準硬式野球秋季1部リーグ戦・東海大2回戦

10月14日(金) 上柚木公園野球場


東洋大4―7東海大


(イニングスコア)

2回戦










東洋大










東海大








×


(東洋大)

●瀬下(営1=藤代)、木村(工1=青森)―佐藤弘(法3=星稜)


若原はこの日唯一の長打を放ちチャンスを作った


前回登板から好投の続く木村


 八回表、若原(社1=九州学院)の左二塁打で流れをつくると、3、4番の適時打でこの回3点を返す。しかし、序盤の失点が響き敗戦。勝ち点は3回戦へと持ち越された。

 一回表、相手の暴投により先制するが、三回、四回には相手打線につかまり一挙7点を献上してしまう。6点差を追う八回表、一死から若原が左二塁打で出塁すると、四死球が絡み押し出しで1点を返す。さらに3番・黒瀧(社2=朋優学院)、4番・佐藤弘(法3=星稜)の適時打で2得点。この回3点を返した。このまま勢いをつけたいところだったが、その後は打線がつながらず試合終了。一勝一敗となった東海大との対戦は3回戦に持ち越されることとなった。また、六回裏途中からリリーフした木村(工1=青森)は、「自分が雰囲気を変えないといけないなと思って」と相手打線を0に抑え、役目を果たした。

 「チームに5番バッターが不在」。実力伯仲がそろう1部リーグで戦うためには、技術のある4番・佐藤弘の後に続く二番目の実力者の存在が、今求められている。次戦は中大との2戦目。前回白星を挙げている相手なだけに、確実に勝利をものにしたいところだ。今秋初の勝ち点奪取へ、気持ちを切り替えて臨む。


■コメント 

・佐藤彰(ラ3=早稲田佐賀)

 気を抜いているつもりは無いのかもしれないけど、結果的に抜いてズルズルいってしまう展開だった。(打順の入れ替えについて)チームに5番バッターが不在で、4番に技術のある佐藤弘がいて、その後のバッターが重要。初戦で一死2塁で(佐藤弘を)敬遠策をして、次のバッターでゲッツーを狙うことを2回された。5番が重要だと思って、今日は練習でも当たってて試合でも結果を残している鈴木を置いたが不発だった。僕のミス。いつも塾考してスタメンを並べているが、今日は流れが悪かった。(木村の好投について)あいつは専大戦で打たれてからフォームを変えて修正できている。それがいい結果につながっている。(この後のシーズンについて)勝ち点を3つ取る。そのために中大を2タテしていけたら最終目標の勝ち点3になる。まずは目の前の中大戦で勝ち点を取ること。(どのような準備を)出ている人も出てない人も、一人一人の準備の問題もあると思う。ヒット4本の散発になったのは技術もあると思うが、終盤の集中力を序盤にも出せるように練習して、気持ちの準備とベストパフォーマンスを出せるような準備をしたい。 


・木村(工1=青森) 

瀬下が7点取られて自分が雰囲気を変えないといけないなと思って、どんどんストライク先行で押していった。今日はフォアボールも無く、自分なりのいいピッチングができた。(前回登板もノーヒットに抑えたが)高めに行かなければ打たれないと思って自信を持って投げている。そこはいい点だと思うので、これから続けていきたい。(残り少ないシーズンだが)今日と同じように、チームの流れを変えるピッチングを目指している。どんな状況でも投げれる精神、気持ちでどんどん放っていきたい。(次戦へ向けて)出るからには一人ではなく、周りに守ってくれるチームメイトがいるので、チームメイトを信じて自分のピッチングを徹底したい。ヒットは打たれてもしっかりゼロに抑えることを意識して投げたい。


・若原(社1=九州学院)
安打が少ない中で点が取れたのは良かったが、全体的に悪いところがたくさん出た試合だった。バントが決まらなかったり、守備陣の失策だったりとか、挙げていけばもっとたくさんある。悪いところがいっぱい出て、流れも持ってこれなかった。(八回裏の安打について)点差が開いてたので、一死で回ってきたがなんとか自分が出塁して流れをつくりたいと思った。大きいのは狙わずに、出塁することを考えていた。当たりは悪かったが、食らい付いた結果が良いところに飛んでくれたと思う。(これから頑張りたいこと)個人的に調子があまり良くなくチームに貢献できていないと思うので、少しでもチームにプラスになることをしたい。(中大戦に向けて)勝ったら勝ち点が取れるので、切り替えて良いイメージで臨みたい。


TEXT=坂口こよみ PHOTO=當麻彰紘