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平成28年度東都大学準硬式野球秋季1部リーグ戦・中大2回戦
10月18日(火) 上柚木公園野球場
東洋大2―9中大
(イニングスコア)
2回戦 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
東洋大 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 2 |
中 大 | 2 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | × | 9 |
(東洋大)
●割石(社2=越谷南)、木村(工1=青森)―佐藤弘(法3=星稜)
先発の割石は相手打線を追い込んでいたものの、抑えきれなかった
先制のチャンスを作った印南
初回に上手く先制するものの、度重なる守備ミスが響いてしまい、まさかの逆転負け。打線も初回以降、6回にチャンスを作るも繋がらず。勝てた試合を落としてしまう、後味の悪い一戦となった。
「自滅です」。小田辺監督は試合後、この試合をそう振り返った。初回は先頭の印南(文1=浦和学院)が3塁まで進み、4番の佐藤弘(法3=星稜)まで打順が回る。鈍い当たりだったものの、相手の守備ミスで走者が生還し思わぬ形で先制した。その後1点を加え、流れを引き寄せたように思えたが、裏の守備では先発の割石(社2=越谷南)が四球で走者を2人出してしまう。踏ん張りたい場面だったが、ここでまさかの守備ミス。1人帰ってくると、次の打者にセンター方向に弾き返されてしまい、試合は振り出しに戻ってしまう。「一番流れを渡してはいけない形で渡してしまった」と木藤(法3=浦和学院)主将が言うように、2回以降打線は繋がらず逆に同点となったことで相手の勢いが増してしまった。3回は割石が二死まで簡単に追い込んだが、ここでまたもや守備ミス。さらに「ありえない」と自身で言うように、追い込んだ相手を死球で出塁させてしまい再びピンチを背負う。そこから3連打で勝ち越しを許し、完全に流れは中大に。6回に一度好機を作るが、簡単に抑えられてしまい得点は初回の2点のみ。先制したものの、勝ちを相手に明け渡してしまった。
これで中大とは1勝1敗となり、残り3試合となった。久々の1部という舞台でここまで4勝。勝ち点は得ていないものの、十分健闘している。今後の試合で勝利すれば、勝ち点を奪取でき、残留の可能性が広がる。まずは勝ち点1を得るべくチームは戦い続ける。
▪コメント
・小田辺監督
今日勝てば勝ち点1取れた試合だったので、この試合で終わらそうと思って臨んだが、結果的には自滅でした。いい形で初回に二点取れたが、その裏の守備で流れを簡単に明け渡してしまった。印南がいい感じで出塁してくれたので、狙い球を決めて打っていこうとしたのが上手くいった。先制点は相手のエラーだったがその一点で終わらなかったのは良かった。二回以降は相手の投手も配球を変えてきたりして、上手くかわされてしまった。(先発の割石について)甘い所に投げたら打たれると思ってフルカウントになってしまっていた。勝手に相手を巨大化させて怯えてしまっていたと思う。まだ勝ち点3のチャンスはあるので、それに向けて頑張ってほしい。
・木藤主将(法3=浦和学院)
自滅したのが一番の敗因。初回は先頭が出て、しっかりと送れたのが大きかった。その裏の守備で、一番流れを渡してはいけない形で渡してしまった。もうちょっと試合の中で配球だったり狙い球だったりをチームの中で統一してやれればよかった。流れを変えられるような奴が誰もいなかったというのが一番痛かった。初戦は勝てているので、自分たちが出来ることをしっかりやっていきたい。
・割石(社2=越谷南)
日大との試合でも2点先制して打たれた、という流れだったので打たれないように投げていたが打たれてしまった。初回に味方のエラーのあと、センター方向に球を返されてしまったのが余計だった。味方のエラーのあとどのように抑えるかが重要。2回に2ストライクで追い込んでいたのに死球で相手を歩かせてしまったのはあり得ない。エラーのあとにどう切り抜けるかが今後のポイントだとは思う。今日は思ったよりスライダーが曲がらなかったが、そのスライダーが意外とハマってくれた。やることは変わらないので1個1個やっていきたい。
TEXT/PHOTO=青池藤吾