記事
第90回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(後期)
第19節 10月22日(土) 中央大学多摩キャンパスサッカー場
東洋大1ー2東農大
バースデーゴールを奪った坂元
試合終了とともにピッチになだれ込んだ坂元
勝利が必須の試合だった。それをつかむべく先制点を奪ったのは坂元。この日は坂元にとって20歳の誕生日だった。
しかし、「悔しい」。口からこぼれたのはこの言葉だった。得点を決めても守り切らないと勝利したとは言えない。誕生日に白星を飾るため、試合のことだけ考えてきた。結果は望むようなものではなかった。だがチームとしては得たものがあった。坂元の持ち味はドリブル突破でゴールを狙うこと。その突破は、ここまで多くの得点にを生み出した。しかし、節を重ねる毎にそれだけでは通用しなくなる。サイドからの攻撃は常に課題として取り組んできた。今節43分でようやくそれが確立した。理想の形としてきた田中の左サイドからのクロスに合わせた坂元のゴール。今季のチームになってから何度も挑戦するが、うまくいかず。やっと得点にできた。
この敗北は大きい。あと残るは3節。昇格へ向け進むイレブンに大きな壁が立ちはだかる。しかし、3連勝する理想のスタイルはもうそこにある。
■ コメント
坂元(社2=前橋育英)
舟くん(田中)から少し前にいいボールが来たのをどフリーで外してしまって、次は決めようという思いでやってた。もう一回舟くんからいいボールが来たので、それをしっかり決めきることができたのは良かった。(目指していた形では)古さんからも結構言われてて、左からのクロスには常に入ってけと言われている。そういう形で今日は点を取ることができたので、その部分は良かった。(バースデーゴールとなったが)決めた瞬間はうれしかったが、勝ち切らないとまったく意味が無い。悔しい。(昇格に向け正念場だが)正直すごい厳しい状況にあるが、まだ望みは少しでもある。諦めずにここから3戦全勝して望みをつなげられればいい。(次節へ向けて)ここから引き分けは負けになった瞬間に終わり。今日勝てなくて追い込まれたというのもあって次は勝ちしかないと思う。何が何でも勝って少しでも望みを次につなげられればと思う。
TEXT=横山恵美 PHOTO=當麻彰紘、横山恵美
[次節試合予定]
第90回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(後期)
第20節 10月30日(日) 対東海大 東洋大学朝霞グラウンドにて 14:00キックオフ