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11月17日から愛媛県で全日本ボクシング選手(以下、全日)が行われます。そこで10日連続で出場選手を紹介します。4日目となる今日はライトウェルター級の中川晃洋選手です。
今年のリーグ戦ではOBである村田諒太(H20年度営卒)選手に称賛され、目覚ましい活躍を見せてきた中川選手。今回は中川選手の練習に対するこだわりや、全日に対する意気込みをうかがいました。(取材日・10月13日、聞き手・稲垣碧)
――ライト級からライトウェルター級に階級を上げて感じたことはありますか。
減量が楽になったというのもあるけど、相手は元々の階級でやっているので力があり、パワーもあるのでその点では苦しみました。だけど至近距離にならなければ勝てると思いました。そこまで階級を上げたことで戸惑ったことは無いです。
――練習のときに特に意識していることはありますか。
距離を意識してます。ライトウェルター級でも、自分は相手より身長が高く腕が長いのでそこを生かして。自分よりもパワーがある相手からなるべくパンチをもらわずに、自分だけが攻めて勝つという練習をしています。
――自身の強みはどこですか。
やはり身体が大きいところ。そこが自分の武器なので、これを今後も生かしていきたいです。
――ライバルの選手はいますか。
リーグ戦で負けた沖島輝選手(駒大)と李選手(日大)にはリベンジしたいです。その二人は特に意識しています。
――それでは強敵はいますか。
やはり沖島選手と李選手です。
――今までの試合で一番印象に残っている試合はありますか。
リーグ戦の日大戦。相手の李選手はすごく有名な選手で、自分よりもぜんぜん実力は上で。でも思った以上に内容は良かったと思います。結果的に負けてしまいましたが、試合中は勝ったかなと思えるような内容だったので、自分のスタイルをつかめたかなと思いました。
――注目している選手はいますか。
あまり興味が無いです。自分には自分なりのスタイルがあり、それは他の選手とは全く違うので、自分のボクシングをしていきたいです。全日には地元の友達や家族も応援に来る予定なので、良い結果を残せるように頑張りたいです。
――試合前に決まってやることはありますか。
グローブを右手からつけるようにしています。利き手は左手ですが、右手からつけた方がしっくりとくるので。
――東洋大ボクシング部は客観的に見ていかがですか。
きれいなボクシングをする人が多いと思います。特に秋山さん(営4=淀川工科)とか同い年の原田(営2=崇徳)は、とても参考になります。
――ボクシングはいつから始めたんですか。
高校1年生からジムに通い始めました。
――生まれ変わってもボクシングをやりたいですか。
そうですね。もっと早く始めていたかったです。
――マイブームはありますか。
漫画のワンピースを読むことです。
――休みの日に行きたいところありますか。
休みの日に行きたいところは特に無いんですが、試合終わった後に仲間と飲みに行きたいです。
――プライベートでよく遊ぶ選手はいますか。
基本的に遊ぶのは2年の村地(法2=西宮香風)とで、村地と遊ばなければ外に出ないです。最近は4年生の西谷さん(済4=小松原)と良く遊びます。ご飯を食べに行って、結構くだらないことをしています。
――この夏はどこかに行きましたか。
夏は地元で過ごしました。地元の友達と遊びました。
――自身の長所・短所を教えてください。
長所は面白いところです(笑)ボクシング部では誰にも負けない自信があります。短所はすぐにカッとなってしまうところです。
――最近怒ったことはありますか。
普段は怒らないんですが、練習中にパンチをもらったりすると腹が立って、悔しくてカッとなってしまいました。
――では、最後に全日に向けて意気込みをお願いします。
全日は全日本ランキングに名前を入れるチャンスなので、ランクインして来年のリーグ戦につなげたいです。沖島選手と李選手に全日で勝てなかったら、リーグ戦も厳しいと思うのでとりあえずその二人に勝ちたいです。他の選手に負けたら話にならないので必ず勝って、なおかつその二人をも倒したいです。かかってくる選手は全員倒す覚悟で挑みたいです。
――特集5日目の○○選手はどのような人ですか。
ボクシング熱心です。○○とは仲が悪いです。嘘です(笑)普通に仲が良いです。お手本のような、すごい選手だと思います。ボクシングに対する熱は見習わなければいけないなと思います。
明日はボクシングに熱心なあの選手の特集をお届けします。明日もお楽しみに。
◆中川晃洋(なかがわ・こうよう)
学部・学年出身高校/ライフデザイン学部・2年生・高知
身長・体重/181㌢・66㌔
生年月日/H8・9・24
血液型/O型
趣味/映画鑑賞(海外映画)