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11月17日から愛媛県で全日本ボクシング選手権(以下、全日)が行われます。そこで10日連続で、出場選手をご紹介します。6日目となる今日は、ウェルター級の原田直樹選手です。
1年生のときから上級生に混ざってリーグ戦に出場、昨年の国民体育大会(以下、国体)では優勝し、華々しい活躍を見せてきた原田直選手。さらに、10月上旬に行われた国際大会にも出場し、着々と実力を伸ばしています。取材時は常に笑顔で全ての質問に真剣に答えてくれる選手でした。そんな原田直選手に全日への熱い意気込みをうかがいました。(取材日・10月18日、聞き手・玉置彩華)
――全日が1ヵ月後に控えていますが心境を教えてください。
日本国内で一番大きい大事な大会なので優勝したい!
――ライバルはいますか。
同期だと浦島(拓大)と鈴木(日大)。まだ負けたことはないけどライバルだと思っている。でも普段はとても仲が良いです。
――先日行われた国際大会はいかがでしたか。
初戦で負けてしまいました。全世界の大学生ボクサーが集まる大会で、対戦相手はウクライナの選手でした。
――その大会での収穫はありましたか。
今までの国際大会の試合と比べると、自分の動きも悪くなかったしフィジカルの差も感じなかったので、いい試合だったと思う。あとは自分の悪い癖で、近い距離での戦い方が下手っていう部分が良く分かったのが収穫でした。
――ボクシングを始めたきっかけは。
親父が昔空手をやっていて、息子にも格闘技をやらせたいと思って幼稚園の頃に弟の(原田)健太(営1=安芸南)も一緒に見学に行った。空手かボクシングかで、かっこいいという理由でボクシングを選んだみたいです(笑)幼稚園の頃は遊びみたいな感じでしたけどね。
――ずっとボクシングを続けているのはなぜですか。
親父の影響が大きいと思います。親父が熱心にやってくれていたからですかね。小さい頃とかは、できないことがあったら親父に繰り返し練習させられたり、友達と遊びたくて練習に行きたくないときも無理やり連れて行かれたりして怖かったりもしたけど、今になると親父が甘やかさないでくれたから今があるという感謝の気持ちが大きいです。
――ボクシングをやめたいと思ったことはありますか。
本気で思ったことは無いです。小さい頃に練習めんどくさいな~くらい(笑)
――自身のプレースタイルを教えてください。
アウトボクシングといって相手と距離をとって相手を寄せ付けない、自分の一番長い距離で戦うスタイルです。
――得意なタイプの選手・苦手なタイプの選手はいますか。
自分と似たタイプはやりやすい!距離をとって駆け引きするような選手。やりづらいのは距離とか関係無しでガンガン崩しに突っ込んでくるタイプ。
――後輩という存在ができて意識として変わった部分はありますか。
健太の存在はかなり大きい。同じ階級だし、絶対に負けたくない。あと木村蓮太郎(営1=飛龍)という生意気な後輩もいるので、なめられないように(笑)
――その弟である原田健選手に、試合で負けたことはありますか。
まず試合をしたことが無くて、今回の全日で同じ階級でエントリーしているので、初めて戦うことになるかもしれない。
――戦うことになったらどうですか。
めっちゃプレッシャーがあるけど、一番負けたくない相手なので絶対に勝つ。母さんは対戦しているのは見たくないって言っていました(笑)
――全日に向けてどんなトレーニングをしているんですか。
やっぱり走り。走り込みは最近調子が良いし、走りのタイムが伸びることでボクシングも伸びると思うので。あとは国際大会で近距離に弱いことを再確認したので、監督にマンツーマンでそこの指導してもらっている。
――ジンクスや願掛けはありますか。
あ~、たくさんあります(笑)トイレのスリッパが散らかっていたら直してしまうこと!運を貯めるじゃないけれど、でも日頃からかもしれないです。ポイ捨てもしない。あとは試合前に歯磨きを絶対すること。気合が入ります。
――オフの日はどう過ごしているんですか。
とりあえずアラームをかけないで寝る!(笑)起きてから予定を入れます。ボクシング部の人とは毎日顔を合わせているから、地元の友達と遊んで、予定が無かったときは、ボクシング部の予定の無い人同士でご飯とか食べに行きます。
――特集7日目の選手は○○選手なのですがどんな方か教えてください。
服装にこだわりがあってすごいオシャレです。そしてボケの手数が半端ない!(笑)馬場さんがそれにツッコミを入れる、という二人のコンビが面白い先輩です。
明日の特集ではボケ担当でオシャレなあの選手のインタビューをお届けします!
明日もお楽しみに。
◆原田直樹(はらだ・なおき)
学部・学年・出身高校/経営学部・2年生・崇徳
身長・体重/178㌢・ 68㌔
生年月日/H8・9・3
血液型/B型
好きな食べ物/焼肉
今ハマっていること/ツムツム