Article

記事


2016.11.08
サッカー

[サッカー]中大に勝利し、1部昇格へ望みをつなげる

第90回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(後期)

第21節  11月6日(日) 古河市立古河サッカー場

東洋大3-1中大


<警告>

56分 原田


<得点者>

4分    丹代

15分 仙頭

17分 仙頭


<出場メンバー>

▽GK

伊藤俊祐(国3=柏U-18)

▽DF

浦上仁騎(国2=大宮Y)

飯島樹生(国4=流経大柏)

徳市寛人(法4=東福岡)

渡辺星夢(国2=前橋育英)

▽MF

高橋宏季(国2=FC東京U-18)

原田守(国3=藤枝東)

坂元達裕(社2=前橋育英)

丹代藍人(国2=青森山田)90+1分→DF白石直毅(国3=前橋育英)

▽FW

仙頭啓矢(国4=京都橘)90+3分→FW宮野直也(法3=西武台)

佐藤仁紀(国4=武南)78分→FW田中舟汰郎(国4=横浜FC・Y)


  

丹代はボレーで先制点を決めた

難しいピッチを味方に付けて得点を奪った仙頭

徳市はチームを引っ張った


※掲載が遅くなりまして申し訳ございません。


前日勝利した神大に勝ち点で並ぶためには勝つことが絶対条件だった。中大も同じシチュエーションの中、前半の流れをものにし、3点を奪い3-1で勝利。1部昇格へ望みをつなげた。


 
神大が勝利し、勝ち点を40と伸ばしていた。それまで東洋大が稼いだ勝ち点は35であり、この試合に引き分けた時点で昇格のチャンスはなくなる。チームには勝利が至上命題というプレッシャーがかかっていた。その中で試合は早々に動く。4分に仙頭の右からのクロスを佐藤がスルーし、最後は丹代がボレーシュートを決めて先制する。「来年につなげられるプレーをしたい」。丹代は前節に続き、2試合連続での先制点を奪った。すると古河サッカー場の難しいグラウンドで、中大にビルドアップの部分でミスが目立ち始める。14分には最終ラインから「絶対に取れるなと思った」と仙頭がボールを奪って追加点を決める。さらにその2分後には相手GKのキックミスを今度は坂元が奪い、佐藤へとつなげると最後は左へ流れた仙頭が再びネットを揺らす。昇格を争う相手に早い段階から3得点を挙げた。後半は中大に支配される時間が続き、1失点は喫する。それでも「苦しい中でチーム一丸となってできた」と徳市が話すように、全員で前半の3得点を守りきり、勝利を果たした。

 
 次節は昇格をかけて神大との直接対決となる。さらに慣れ親しんだ東洋大グラウンドでの対戦に仙頭は「全てがこの日、自分たちが喜ぶために用意された舞台」と意気込んだ。神大との勝ち点差は2。上回るには勝利するしか道はない。3年目の正直へ、今年こそ最終節を笑顔で締めくくる。


■ コメント

・古川監督

引き分け以下の時点で(昇格の)チャンスがなくなるというゲームで、逆に2連勝すれば自力で引っくり返せるので、やることははっきりした。選手たちには今日のようなグラウンドや風などを味方に付ける必要があると伝えた。その中で本当に良い入りをしていて、前半15分くらいで3点取ることができた。プレッシャーのかかる中だったと思うが、選手たちはよくやってくれた。(次節へ向けて)本当にやることははっきりしている。勝つことで逆転昇格へのシナリオが完成する。東農大に敗れたときに目の前の試合にきっちり勝とうと選手と話をした。結果ばかりを頭に入れすぎずに、しっかりとプレーして勝利という結果が付いてくるとベスト。落ち着かない状況で90分迎えることがないようにしたい。

・仙頭(国4=京都橘)

立ち上がり早い時間に先制できて、その流れで3点取れたのは良かった。後半に一番恐れていた失点を最初にしてしまって、その中でも応援の人も気合いが入っていてチームが一体となったから勝てた。(雰囲気が良かったが)次の試合を高いモチベーションで戦うためには、今日絶対に勝たないといけないと誰もが思っていた。全員が勝利という方向に向いていたから、こういう結果になった。(得点について)ミスをしっかり決めきれたというのが良かった。強いて言うなら後半3点目もあったりしたので、ああいうところをもっとやっていかなければいけない。(次節へ向けて)あまりプレッシャーを感じず、楽しむことを一番に考えて、その中でも自分は4年なので、後輩に何も残せてないので、それを何か残して次の舞台でやっていきたいと思っている。絶対に勝ちたい。

・徳市(法4=東福岡)

引き分けでもだめだったので絶対に勝たなきゃいけなかった。個人的にカップ戦の準決勝の気持ちで挑んだのでピッチ状況も悪かったしシンプルにゴール目指して立ち上がりの3得点に繋がったと思う。(応援は)毎試合全員が応援してくれて毎試合パワーをくれる存在。みんな毎日一緒に練習している仲間なので期待を裏切らないプレーをしなければいけないし、いつもパワーをもらっている。(ピッチ状況が悪かったが)所々土の所があって、特に後半は足を取られる場面があって、本当シンプルにってことしかなかった。相手の攻撃を弾いたり早く準備したり、なにが起きるかわからないのでシンプルなプレーしかなかった。(次節へ向けて)今年1年ここに勝てば全国行けるというチャンスが何度もありそこを逃してきた。昇格のチャンスをラッキーな形で得れたので本当にここは逃せないし、4年の代は全国も1部も行けてないので、後輩たちに行かせてあげたい。4年生としての自覚と責任、プライドを持って戦って最後、昇格できたらいい。



[次節試合予定]
第90回関東大学サッカーリーグ戦 2部リーグ(後期)
第22節 11月12日(土) 対神大 東洋大学朝霞グラウンドにて 14:00キックオフ


TEXT=藤井圭 PHOTO=美浪健五、横山恵美