記事
第29回ユニバーシアード競技大会 野球代表候補選考合宿・3日目
11月28日(月) 松山坊っちゃんスタジアム
少ない打席数の中でも、この3日間で好アピールを見せた
代表候補選考合宿も最終日を迎えた。
3日目は、初日と同様に全体でのアップからスタート。ノックでは「外野手として試合に出れるかどうかのチェックとして起用した」と横井人輝代表監督が話した通り、左翼での守備練習となった。
また、特別形式の紅白戦でも中川(法2=PL学園)は外野の3ポジションをローテーションしながら守り、安定した守備を見せしっかりとアピールした。横井人輝代表監督も「外野は十分にこなせていたと思う」と評価した。本人も「いい経験になった」と話す通り、この経験が今後につながっていくことには間違いない。
練習の最後には野手全員の50メートル走のタイム測定が行われ、中川は6.3秒を記録。しかし、中には5秒台の好タイムを出す選手も数人おり、改めてレベルの高さを感じさせられた合宿となった。
■コメント
・横井人輝代表監督
守備力とスローイングに不安があることを聞いていて、見ていてそれは感じていた。右打者で足が速い選手だったので、外野手として試合に出れるかどうかのチェックとして起用しました。内野手に外野が出来る選手が見ていて居なかったこともあったので試しました。本人としても外野手出来るか聞いてみると、「やります」と積極的だったので起用することにしました。本人の中では違和感がなかったとは思う。2つのポジションをこなせるというのは、チームにとってプラスになる。外野は十分にこなせていたと思う。 選考基準としては技術のある選手が集まってきていたのでチーム侍としての意識、忠誠心になってくる。これから選出メンバーには大幅な入れ替えはあるとは思う。ユニバーシアード連覇を目指してしっかりと戦えるチームを再構築していきたい。
・中川(法2=PL学園)
外野を守るということは今日の朝言われました。試合での外野の守備は初めてでしたが、楽しかったし、いい経験にもなりました。みんなバッティングの技術が高く、どういう意識を持ってやっているかが分かったので、参考にしていきたいですね。
TEXT/PHOTO=永田育美