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初めまして、スポーツ東洋1年の永田育美です。担当部会は、硬式野球と準硬式野球と相撲と空手道の4つで、日々楽しみながら取材させてもらってます。入って良かったな~と実感する毎日です。ちょっと言い過ぎか。
初めてのコラム何書こうかな~と考えてはみたものの、何の面白い話も思いつかなく、考えて、考えているうちに山手線2周しました。暇人とか思わないでね。本当にネタがないので、わたしがふとiPhoneのメモ帳を見返してて、これ懐かしいなって思った(ちなみにメモしたのは2年前の2014年6月29日)詩でも載せときますね。
〈トケイソウ〉
きみどり色の飛びこみ台に立つ
真夏の影色の三本の太い針
正しくゴールを知る磁石のように
鮮やかに 過去・現在・未来をさし示す
ろうの様な蓮の形のガクに浮かんでいる
紫の細い線の海の白い糸は
何色にも染まらなくて
いつも 初めて会ったような気にさせる
上り坂の続く通学路
ちょっぴり重い気持ちとランドセルを
ひょいと直すのは
白々としたコンクリート駐車場の金網に
トケイソウが咲いている いつもの家の前
そこを過ぎれば校門が待っている
まだ開き始めたばかりの彼女の時間
同じように続くはずだった 普通の毎日
見えない凶暴な磁石で壊された機械よりも
さらに理不尽に閉じられた彼女の未来
「受難」を意味するトケイソウ
なぜ、彼女でなければならなかったのか
いつまでも出ない答えの前に
ぼく達の心の針も 一瞬で消えさって
どこへ向かえばいいのか 立ちすくむ
読んだことある人はいるのかな。わたしはこの詩を12年前に起こった「長崎県佐世保市女子児童殺害事件」についての本を読んでいて偶然見つけました。
ウィキペディアより、
長崎県佐世保市女子児童殺害事件とは、2004年6月1日午後、長崎県佐世保市の市立大久保小学校で、6年生の女子児童が同級生の女児にカッターナイフで切り付けられて死亡した事件。小学生の女子児童による殺人事件でかつ学校が舞台であり、世間に大きな衝撃と波紋を広げた。
そしてこの詩を書いたのは、当時、少女2人と同級生であった男子児童。被害少女を悼み書いたこの詩は伊藤静雄賞の佳作に入選したらしいです(どんな賞か知らんけど)。
ただ純粋に「小6でこんな詩を書いたのか、凄いな」って思ってメモをした気がします。やっぱり今読んでも何か感じるものはあるな。
気が向いた人はぜひ調べてみてください。この詩についてでも、事件のことについてでも、トケイソウについてでも。(この事件の加害者の女の子はネット上でネバダたんと呼ばれていて、史上最も可愛い殺人者として崇拝している人もいるとかいないとか)
もうあっという間に12月ですね。風邪ひかないように気をつけて、残り少ない2016年を楽しく過ごしましょう。 読んでくれてありがとうございた。次のコラムまでにはネタ作っておきます。あ~野球観戦したい。