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2017.01.09
アイススケート

[アイスホッケー]前回王者・中大に3ー4で惜敗 3位決定戦へ

第89回日本学生氷上競技選手権大会

1月8日(日) 王子白鳥アイスアリーナ

東洋大3―4中大


[ゴール(アシスト)]

12:09 古川誠(人里、出口)

43:18 人里(古川誠、渡邉)

47:02 古川誠(人里)



果敢なプレーでチームをけん引したFW人里


好セーブでチームのゴールを守ったGK古川駿


FW古川誠は2得点とチームに貢献した


 インカレ最大の山場である中大戦。双方得点の入らない中先制点を決めたのはFW古川誠(社2=白樺学園)。その後シーソーゲームを繰り返し、最終スコア3—4で中大に惜敗を喫した。


 決勝に駒を進めるためには峠となる中大戦。選手は最初からシュートに絡む積極的なプレーを見せる。中大のパックを保持する時間が長く、ゴール前の激しい攻防が繰り返される中、GK古川駿(社2=八戸工大一)の好セーブが光り相手に点を与えない。双方ともに苦しい時間が続くも、先に光明が差し込んだのは東洋大だった。FW人里主将(社4=白樺学園)のアシストを受けFW古川誠が先制点を奪う。その後中大の猛攻を守り抜き、1−0で1ピリを終えた。

 1点リードで迎えた2ピリでは、序盤PP(パワープレー)の絶好の機会をものにするべく、慎重なパス回しからゴールを狙っていくも得点に結び付けることができない。その後もロングシュートや守備からの速攻など多様なゴールへのアプローチを続けるものの決定打に欠ける。ゴールを射止められないまま中大の得点が決まり、その後迎えたSH(ショートハンド)の場面で追加点を許してしまう。

 1−2で迎えた3ピリ。開始3分でFW人里が得点を決め同点に。続けて1点目を決めたFW古川誠が追加点を得て逆転を叶える。チームが湧き、このまま最後まで続けられるか、というところで立て続けに得点され、逆転されてしまう。誰一人として下を向くことなく最後まで攻め続けたが、相手のGK、ディフェンスに阻まれ得点につなげられず3—4で試合終了。辛くも中大に敗れ、優勝への道は閉ざされた。

 「誰一人諦めることはなかったし、みんな一生懸命最後までやった結果」。60分間せり続けた末に敗れた試合をFW人里はこう振り返った。2ピリで逆転を許した後もチームの誰一人として足を止めることはなく、遮二無二にプレーを続けた。「チームも本当に勝つチャンスがあって、選手も凄い努力してくれた」と鈴木監督は中大戦を評価した。

 

 今試合の得点にはFW人里とFW古川誠が全ての得点に関わっている。またFW人里と高校生のとき共にプレーしていたFW古川誠は「あの人(FW人里)にはすごくお世話になっていたので優勝させてあげたいという気持ちがあった」と語り、関大との3位決定戦に向けて「学生生活最後の試合、勝って終わらせたい」と決意を瞳ににじませた。

 最終日は、現体制のチームの最後の試合ともなる。「走って当たってハードに戦う試合をしたいと思います」と監督は最終戦への士気を高めた。チーム最後の舞台を勝利で飾るべく氷上を駆ける。


◼︎コメント

・鈴木監督

試合展開が凄くいったりきたりするゲームだった。チームも本当に勝つチャンスがあって、選手も凄い努力してくれたがやっぱり相手よりも足りないものがあった。それが出た試合だと思う。(ピリオド毎のチームの雰囲気)最後まで諦めない気持ち、そういうものをだして3ピリも逆転してくれましたし、雰囲気的には最後までいい雰囲気で戦ってくれた。インターバル毎にで修正点等は伝えていた。(今試合に向けて心境)リーグ戦でもいい結果残していたし、変な気負い、イメージじゃなかったと思う。勝ったこと自体ももう過去のことで、油断しないでまたゼロからまたやろうって話はしていた。(GKに関して)失点は4点あったが、今日は本当にキーパーに助けられた試合だった。(次戦に向けて)このチームとしての最終戦になるので、うちらしい試合を最終戦もしたい。走ってあたってハードに戦う試合をしたいと思います。


・FW人里主将(社4=白樺学園)
(今日の試合は)楽しくできた。相手関係なしに東洋のホッケーを続けようという話だったので、その通りにできたのではないかと思う。(先制点を決めてリードしたが)1点で勝てるチームではなかったので、その後入れられても入れてもどっちにしろプレーを変えないで一生懸命やろうという感じだった。誰一人諦めることはなかったし、みんな一生懸命最後までやった結果がこういう結果だったと思うので、中大のほうがそういう部分ではひとつ上だったのかなと思う。(自分にとって最後の大会だが)楽しくできたので良かった。最後の試合、勝って笑って終われればいいかなと思う。


・FW古川誠(社2=白樺学園)
今回のインカレ、4回戦目で初めてリードされる展開で、みんな内心焦ったという場面はあったが相手の方が何か一つ気持ちだったりが上だったのかなと。そういうところが敗因だったと思います。(相手が中大ということを)そんなに意識はしていなかったが、自分が入学してからまだ決勝という舞台に行ったことがなくて、絶対勝って決勝に行って、今の4年生にはたくさんお世話になっているので、このチームで優勝したいという気持ちがあった。ここは通過点だと思ってプレーした。1点目は昨日のゴールと同じ感じで合わせるだけだったんですけど、2点目は毎回練習終わってからフリーアイスの時間に監督にずっとシュートの練習をさせてもらっていて、その成果がしっかりこういう場面で出せて良かった。(先制点を決めリードする形で試合が進んだが)1-0では絶対勝てないと思っていたので、もう1点どっちが取るとしても最後までやらないと駄目だなと思っていた。最後まであまり点差を意識していなかったが、あと1点では足りないと思っていて、最後までその1点が遠かったが、自分たちのホッケーをしていれば必ずその点数が入ると思っていたので、それが続かなかったのが点数が入らなかった理由だと思う。(人里主将とは)高校1年生3年生のときに同じ白樺学園で、今年インカレ最後だしあの人にはすごくお世話になっていたので優勝させてあげたいという気持ちがあったが、こういう結果に終わってしまって、明日学生生活最後の試合、勝って終わらせたいと思う。目標は変わってしまったが、最後勝って終わるのと負けて終わるのでは違うと思うので、(明日の試合は)東洋のホッケーを60分間してしっかり勝って終わらせたいと思う。


TEXT=外狩春佳 PHOTO=金澤瑞季、望月優希、玉置彩華