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2017.04.02
硬式野球

[硬式野球]春季リーグ開幕直前8日連続インタビュー 第7日 飯田晴海

昨秋、目前で逃した1部優勝。12季ぶりの東都の頂を目指し、悔しさと情熱を胸に戦う硬式野球部の思いを8日連続でお届けする。




7日目は飯田晴海(営4=常総学院)主将。昨年は肩の手術からわずか1年で公式戦に復帰、初勝利も挙げた。同時に、自身のミスも一因し、優勝を逃す悔しさも味わった。「チームのために」。主将として臨む今季、並々ならぬ熱い思いを抱いていた。(取材日=3月25日、聞き手=美馬蒔葉)


――ここまでオープン戦を戦ってきていかがですか

雰囲気は非常に良いです。向かっていく姿勢を選手一人ひとりが感じているところです。点を取られてもしっかり逆転し、最終的に勝つという気持ちや、チームの勝利のために一人ひとりの役割を打撃陣や投手陣が考えています。もっと詰めていかなければならないところもあるので、リーグ戦までの期間の一日一日を大切にやっていきたいです。

――主将として試合を観る中で課題を感じるところはありますか

日によって変わるものもありますが、収穫もあれば課題もあります。投手なら先制点を与えないように。打者に点を取ってもらった回はしっかり抑えることを試合の中でキープしていけばいいと思うので、練習の中で厳しくやって、リーグ戦までにもう一つ、二つレベルアップできればいいと思います。

――もう一段階レベルアップしていくために何が一番重要だとお考えですか

もちろん練習量というのは大切だと思いますが、試合の中で打撃陣ならボール球を振らない、チャンスに打つなどすべきですね。投手陣なら、無駄な四球を出さない。無駄な四球を出さないことによって大量失点を防ぐことになるので、そのためにはどうすべきかを考えなければならない。そのためには練習が基礎になると思いますね。

――これまでの練習メニューに加えた点はありますか

野手と投手の連携など、より完璧に近いように突き詰めていかなければならないです。新チーム結成から野手も投手も意識してやっています。投手であったらブルペンで球数も投げますが、その中で試合に活かされるものを形成していくべきです。増やしたというよりは、自分たちで考えて意識してやることを精巧にしなければならないと思って取り組んでいます。

――投手陣に話していることはありますか

一人ひとりが与えられたイニングをしっかり投げていこうと。自分と片山翔(法4=大社)を中心に3年生以下を引っ張っていこうと話しています。プレーだけでなく取り組む姿勢で常に先頭に立ってやっていこうと思っています。

――村上投手(総1=智弁学園)の存在も刺激になるのではないでしょうか

ピッチャーは経験が大切だと思っているので、甲子園優勝投手として経験値は高いですね。安定感は非常にいいと思います。チーム全体でいい投手がいたら自分もやらなきゃならないな、といい雰囲気になるので、この存在は非常に大きいものではないかと思います。

――優勝に向け、警戒しているチームはありますか

東都はどこも(力に)大差はないと思っているので、自分たちの野球を1試合1試合できれば勝ちにつながると思います。自分たちの野球をすることが第一。相手にやられることを考えたら、こちらがすべきプレーは見えてくると思うのでそれを突き詰めるだけですね。自信はあります。

――最後に目標を教えてください

個人的にはとにかくチームの勝利に貢献したいです。数字で出すというより、学生野球最後の年ですし、これまで関わってくれた方に恩返しをしたいです。そこで自分がチームの勝利に貢献していけば結果は出てくると思うので、そこを積み重ねていければと思います。第一はfor the team、チームのために投げていきたいと思います。チームとしてもすべて勝ち点をとって優勝して全日本に進みたいです。